巻き枯らしという間伐の方法

2007年9月6日

WRITER

寺崎幸治

この記事を書いている人 - WRITER -

寺崎幸治

台風の到来を間近に感じながら、パソコンに向かっています。
これだけのエネルギーに対しては、対峙しても意味が無いので、できる備えをして力をまともに受けないようにして、去ってくれるのを待つしかないですね。
大きな被害が無く終わってくれることを祈るばかりです。
去ってくれた後は正に台風一過でとても澄み切って気持ち良い青空が見えるでしょう。
さて、今日は我々LOHASと同じように、地元の自然を何とかしたいと頑張られている、森・水・人ネットワークの大西さんの取り組みを紹介します。
大西さんは、間伐材の有効な使い方を模索された末、欧米のエコハウスで使われているコードウッドという工法に巡り合いました。
そして、大掛かりな設備が無くても間伐ができる方法として巻き枯らしという手法も取り入れて富士宮の
山宮の森で活動されています。
私も巻き枯らしを体験させてもらったのですが、要は立ち木の下のほうにのこぎりで切れ目を入れてそこから上の樹皮をひっぱって剥いていくだけです。そうして数ヶ月放置しとくと、木が立ったまま枯れます。
そうすると枯れているので軽くて、伐採後の搬出がとても楽になります。
又、樹皮を剥いてあるので、一種の磨き丸太のようになっています。
そして、その丸太を３０ｃｍくらいに切って漆喰を間に詰めながら積み上げていくと、コードウットという工法
になるわけです。自分たちでもできそうだし、とても可愛らしい建物になります。
とてもいい活動をされているので、もっと手伝いたいのですが、なかなかままなりません。
そこで、下記に大西さんの主催される活動の案内をつけますので、興味のある方は是非参加してみてください。
日本の森は、こどもが変える
森水人のネットワーク
「子どもの森づくり」サポート会員募集
２００８年度巻き枯らしシーズン(4月〜8月)に、巻き枯らしをする子ども達と一緒に森に入り、その作業をサポートしていただけませんか?
☆巻き枯らし間伐とは
木の樹皮をむき、立ち枯れの状態にすることで間伐効果を出す近年注目の間伐手法です。
１年ほどで葉が枯れ落ち、昼なお暗い森に光がさしこんできます。
木の根元にぐるりと鋸で切れ目を入れて、切れ目から上に向かって皮をむいていきます。
この誰でも簡単にできる作業で、荒れた人工林を下草の生えた豊かな森にしていくことが出来ます。
「子どもの森づくり」サポート会員とは；
森水人のネットワークでは、環境学習の一環としての巻き枯らし間伐による森づくりを、地元・首都圏・関西圏の小・中学校に提案していきます。(子どもの森づくりプロジェクト)
その巻き枯らし作業を行う際に、ひとりで、５～６人の子供達の作業のサポートを受け持ちます。
2008年6月〜8月の(6月・7月は主に平日)のうち、出られる日をご指定の上、サポート会員として登録していだきます。注意）*あくまで提案中ですので、仕事が確定した訳ではありません。
登録=仕事のオーダーではないことを予めご了承ください。
時間；４時間　(集合場所から体験現地への移動時間を含む)　　
謝礼；６０００円　　　　募集人数；４０人　　
募集資格：１）高校生以上の健康な男女で、基本的に自力で現場に行ける方
　　　　　２）事前に巻き枯らし間伐の研修(実技半日・講義半日)を受講できる方
仕事場所；富士宮近隣の杉・桧の要間伐林
■第二回　巻き枯らし間伐研修を下記の日程で行います。
　　参加可能な方は、参加日に○印をお願いします。
9月23日(日)　24日(月) 　25日(火)　26日(水)　 27日(木)　 28日(金)　29日(土)　
集合場所　各日とも富士宮市天母公園駐車場に午前9時30分集合
お申し込みは、ＦＡＸもしくはメールでお願い致します
森水人のネットワーク　電話・ＦＡＸ；０５４４―５４－０９４８
メール:oon@yk.rim.or.jp　　携帯；０９０－３９５５－２９５６(大西)
１；氏名　　　　　　　　　　　２；住所　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
３；電話番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４；携帯番号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
http://www.morinet.org/