東京に行った際に、今活躍中の建築家
堀部安嗣さんの展示会に行ってきました。
堀部さんの作品は何棟か見学させて頂いたことがあります。
どれも、とても哲学的というか、
深みのある思想から形を決められている様がとても印象的でした。
以下、TOTOギャラリー間での開催案内より抜粋です。
堀部安嗣は建築家として独立した当初から、建築の「本来のすがた」
を真摯に追い求めてきました。
建築の最も根源的な役割は、人の生活を守ることです。
自然の脅威に振り回されず、安心してま一日を過ごしたいという人間
のシンプルで身体的な欲求を満たした先に、建築の本来の姿があります。
そして、その本来のすがたたる建築の風景は、
誰もが記憶の奥にとどめているはずです。
堀部安嗣さんの言葉より抜粋。
私は建築を考えるようになってから、ふたつの風景とその重なりを意識するようになりました。
ひとつは、からだの外にある風景で、カメラなどで簡単に可視化できてわかりやすく鮮明なものです。
もうひとつは、体の内にある風景です。
感情、経験、記憶、遺伝子などから生まれるその風景は、心身の状態に合わせて見え方が変わります。
私は、このふたつの風景を見つめながら、いつも建築を考えています。
外の風景は抽象化し、内の風景は具現化しようとします。
とても内省の行き届いた思慮深い言葉だと思います。
形はとてもシンプルですが、何というか、根源的な人の心の奥で感じる
守られるというか安らぎのようなものを感じさせてくれます。
とても勉強になりました。
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