やさしい雰囲気のナチュラルと、現代的なモダンがミックスされた「ナチュラルモダン」は、今新築の家で人気のスタイルです。
自然素材を使ったお部屋に、モダンなインテリアを取り入れるなどさまざまな工夫を楽しめるのも特徴。
この記事では、ナチュラルモダンインテリアの部屋をつくるポイントや、おしゃれな家づくりを実現された施工実例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ナチュラルモダンなインテリアとは?
ナチュラルモダンなインテリアは、自然を多く使用した温かみのある雰囲気の中に、都会なモダンを取り入れたおしゃれなスタイルのこと。
カラーは、無垢材などの自然素材そのものの色やアースカラー、白、アイボリー、ベージュ、ブラウン、グレーなどやさしいトーンの色を使います。
飽きの来ない清潔感のある「ナチュラルモダンスタイル」は、小さなお子様のいるご家庭や高齢者の方も心地よい暮らしができる家になります。
ナチュラルモダンインテリアが人気の6つの理由
幅広い世代に受け入れられる「ナチュラルモダンインテリア」は、なぜ人気なのでしょうか。
ナチュラルモダンスタイルは、家族が快適に長く暮らせる工夫がたっぷり入っているからです。
ここからは、ナチュラルモダンインテリアが人気の理由をご紹介していきます。
理由1:日本の住宅に自然に溶け込む
白い壁クロスや木材のフローリングなどのシンプルな内装は、日本の住宅やマンションの内装で多く使われている素材です。
シンプルでやさしい雰囲気のナチュラルモダンスタイルは、日本の住宅に自然に溶け込むスタンダードなデザインなので、多くの人に受け入れられています。
ナチュラルに現代的なモダンスタイルを組み込むことで、さらに洗練された居心地の良い空間を演出します。
理由2:素材から温かみを感じられる
ナチュラルスタイルは、無垢材、漆喰、珪藻土の壁などの自然素材を利用します。
自然の素材でつくられる内装や家具は、温かみが感じられ、家全体が心地よい空間に。
木材は、時が経つにつれて、色合いや質感に味わいがでてくるのも魅力です。
一方、現代的なモダンスタイルはシャープなイメージが特徴。
「ナチュラルモダンスタイル」は、やわらかなナチュラルテイストとシャープなモダンテイストのそれぞれのよさが組み合わさり、バランスの良いデザインに仕上がっています。
理由3:幅広い世代に受け入れられる
自然素材をたっぷり使ったナチュラルなインテリアは、女性や子供、高齢者の方に人気があります。
一方、クールで直線の多いモダンスタイルは、男性が好きな傾向に。
あたたかさとクールさがバランスよく組み合わされた「ナチュラルモダン」な空間は、男性にも女性にも受け入れられやすいといえます。
和の要素とも相性がよく、大人から子供まで、性別や年齢問わずよい印象を与えるのです。
理由4:ナチュラルでスタイリッシュな配色でリラックス
ナチュラルな淡い色使いと、モダンな色を上手に組み合わせることで、おしゃれで洗練された室内が完成できるのも人気の理由です。
大地や植物などの自然をイメージした色使いにより、心もリラックスできるでしょう。
理由5:天然素材が体にやさしい
ナチュラルな家は、無垢材のフローリングや漆喰、珪藻土の壁など多くの天然素材を使います。
自然素材は、一般的な住まいで使用する素材と異なり化学物質が含まれないことから、シックハウス症候群やアレルギー発症のリスクを抑えられます。
また、無垢材は天然の調湿効果があるといわれ、雨の多い時期は湿気を吸い、乾燥する時期は水分を放出して適度な湿度を保つのも特徴です。
木の独特の香りは癒し効果があるといわれます。
きれいな空気の中で過ごすことで、健やかな体づくりができるはずです。
理由6:経年劣化を楽しめる
無垢材などの、自然素材は経年劣化を楽しめるのもメリットです。
年月が経過すると独特の風合いがでる無垢材は、使えば使うほど愛着がわきます。
ナチュラルモダンな家は、余計な装飾よりも長く使える自然素材を使って、大切に扱うという気持ちを育み、楽しめるというのも魅力です。
ナチュラルモダンなインテリアをつくる5つのポイント
ナチュラルモダンなインテリアをつくるにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
コツを抑えることで、おしゃれなデザインを実現させられます。
ナチュラルモダンなインテリアをつくるポイントを見ていきましょう。
ポイント1:落ち着いたカラーコーディネート
ナチュラルモダンテイストをつくるには、カラーの選び方が大切です。
ナチュラルな家では、白、アイボリー、ベージュなどのやさしい色と自然素材の色を基本とします。
モダンテイストは、ホワイト、ブラックなどのモノトーンカラーを基調に。
モダンテイストのカラーをナチュラルに合わせる場合は、落ち着いた色彩のカラーを使用すると良いでしょう。
基本的に、カラーは3色までに抑えるのがベストです。
カーテンやラグ、ソファなど面積の大きいアイテムは、落ち着いたベーシックなカラーを選ぶと統一したバランスになります。
ベースカラーに組み合わせる色は、色彩が強い色よりも自然素材に合わせたやさしいカラーを使うとなじみます。
クッションなどの、ファブリックにアクセントカラーをプラスしても良いでしょう。
ポイント2:床や家具に自然素材や木目を取り入れる
ナチュラルモダンテイストのインテリアを作りたい際は、内装や家具、小物に自然素材や木目を取り入れましょう。
床や建具、天井や家具に「無垢材」を取り入れ、壁紙ではなく漆喰や珪藻土を使うと、ナチュラルな内装に仕上がります。
無垢材は木のぬくもりを感じられるのはもちろん、素足で歩いたり、手で触ったりすると気持ちが良いというのも魅力です。
天然素材を家の中に取り入れる方法で、自然の中で生活しているような居心地の良さを感じられるでしょう。
リビングやダイニング、寝室にもリラックス効果のある自然素材を合わせると良いです。
ポイント3:無機質な素材を小物につかう
自然素材をたくさん使ったナチュラルテイストのインテリアに、あえて無機質な素材を取り入れることで、クールでおしゃれに感じるお部屋になります。
ステンレスやスチール、コンクリート、タイルなどの素材は、冷たいイメージがあり、温かみのある家に大人っぽいアクセントを加えます。
無機質な素材は、照明器具やキッチン、家具、収納に取り入れるのがおすすめです。
ポイント4:照明器具にこだわる
照明にこだわりを持つとナチュラルモダンな家がよりおしゃれになります。
天井に埋め込むタイプのダウンライトを使用すれば、部屋に圧迫感がなくなりスタイリッシュな室内に。
アイアンのブラケットもナチュラルモダンと相性が良いです。
ライトは、明るい白色よりも電球色にすれば、自然素材との相性も良く、温かみのあるルームになります。
ポイント5:室内にグリーンを取り入れる
室内に観葉植物や多肉植物などグリーンを取り入れると、よりナチュラルな印象になります。
グリーンは、室内に多く置き過ぎると圧迫感がでてしまいます。
家具やインテリアとのバランスを考えてディスプレイするのがおすすめです。
ナチュラルモダンな内装にするアイデア
ナチュラルモダンと一言でいっても、基本的にシンプルなテイストなので自分の好みによってさまざまなバリエーションの作り方があります。
ここからは、ナチュラルモダンテイストのインテリアのアイデアをご紹介していきます。
カフェ風ナチュラルモダンな家
ぬくもりのあるナチュラルモダンの雰囲気は、かわいいカフェ風の住宅にぴったりです。
壁は漆喰、無垢材のフローリングに、自然素材のテーブルや椅子を置いて、リラックススペースをつくりましょう。
対面式キッチンにして、カフェにあるようなカウンターを置くことや、かわいいカップボードをつくるのもおすすめ。
お友達を招いて、ゆったりとした時間を過ごせます。
ナチュラルな内装に、観葉植物などのおしゃれなグリーンをディスプレイすれば、自然を感じられる心地よいカフェ風住宅が完成します。
遊び心のあるインテリアをプラスした家
全体的にスッキリとシンプルになりがちなナチュラルモダンテイストのインテリアですが、遊び心のあるインテリアをプラスすると、より洗練されたイメージになります。
アーティスティックな形のソファや丸みが美しい北欧のチェア、アートのような照明など、インテリアのアクセントになる家具や棚、照明をプラスしてみましょう。
あえてダークカラーのオーク素材を使った、重厚感ある家具を設けるのもおすすめです。
ただし、あまりにも多くの色味や形の家具などを配置してしまうと、まとまりのないインテリアになりやすいです。
あくまでもさりげなく、ナチュラルな雰囲気になじむようなインテリアを選びましょう。
ナチュラルモダンなインテリアをつくる際に気をつけたい注意点
ナチュラルモダンなインテリアに仕上げるには多くのポイントがあることがわかりました。
日本人になじみやすいスタイルなので、デザインしやすいというメリットがある一方で、気をつけたい注意点があります。
外観とのつながりをもたせる
家をナチュラルモダンでおしゃれに仕上げるのであれば、外観も統一したデザインにしましょう。
住宅の外観は、はじめにお客様が目にする場所です。
玄関から家の中に入った時に、外観と同じテイストでつながりがあると、家全体がバランスよく見えます。
家の窓から見える景色にこだわる
部屋の窓から見える景色にこだわると、ナチュラルモダンテイストのインテリアが充実します。
立地によっては難しい場合もありますが、外構を工夫すれば、窓から自然を感じられる景色を見ることが可能です。
家の周りにシンボルツリーを植えたり、庭でガーデニングをしたりと植栽をするのも良いでしょう。
植物は季節によって、紅葉や花を咲かせるなどの変化が見られ、四季を感じる楽しみにもなるはずです。
【静岡県富士市の施工事例】二世帯以上一緒に暮らす焼杉の家
静岡県富士市田子浦港の近くに、動物が大好きなご家族がお子さん世帯、親御さん世帯、おじいさまの代まで一緒に住める二世帯以上の間取りに対応した家を建てられました。
元々住んでいた家で使っていた古材を最大限に活用した家づくりです。
外壁は、海のそばでも何十年も耐久性のある天竜杉の焼杉です。温かみのあるモダンな外観に仕上がりました。
1階のリビングとダイニングの壁には、腰の位置まで杉板が貼られ、ナチュラルモダンテイストに。
別荘のようにリラックスできるぬくもりのある住宅が完成しました。
[仕様]
延床面積:200.50㎡(約60.53坪)
屋根:ガルバリウム
外壁:焼杉 ガルバリウム
Ua値:0.4W/㎡K C値:0.15㎠/㎡
床:富士ひのきフローリング エコクロス
サッシ:断熱サッシ サーモスXトリプル
まとめ|ナチュラルモダンインテリアで自然を感じられる心地よい暮らしを
今回は、ナチュラルモダンインテリアの部屋を作るポイントやおしゃれな施工実例をご紹介しました。
木の素材を活かしたナチュラルとシンプルでクールなモダンがミックスしたナチュラルモダンは、インテリアや内装はもちろん、外観にも取り入れてみるのがおすすめ。
いつでも自然を感じられる心地よい暮らしが実現できるはずです。
ナチュラルモダンテイストを住宅に取り入れたいけれど、何からはじめてよいか悩む時は、まずはお気に入りのカフェや住宅の施工事例を参考にしてみると良いでしょう。
インターネット検索で、施工会社のホームページを見ると、さまざまなナチュラルモダンテイストの施工実例を見ることができます。気になった工務店のモデルハウスや見学イベントに行ってみるのも良いでしょう。
少しでも気になった点は、施工会社のスタッフに気軽に相談するのがおすすめ。多くの情報をしっかりと集めることで、自分の理想のデザインを見つけられるはずです。
この記事を参考に、ナチュラルモダンテイストの素敵な住宅をご検討いただけたらうれしいです。
著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→二世帯以上一緒に暮らす、焼杉の家 in 富士市
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