家づくりで注文住宅を検討しようとしているものの、
何から始めたらよいのか？と、考えている人も少なくないと思います。
今回は、注文住宅のメリットや、失敗しない家づくりの３つのポイントについて解説します。
Contents
注文住宅を検討するにあたっての3つのポイント
まず、注文住宅を検討するにあたっては、３つのポイントを押さえておく必要があります。
大切なことは、ライフスタイルにあっているかどうか、ということと、それぞれの様式（例えば、注文住宅や建売住宅）の特性を知ることです。
また、ライフスタイルと同様に、住宅への関心も多様化しています。
自分や家族にマッチしている家づくりや住まい探しを心がけましょう！
ポイント１｜注文住宅にも種類があることを知っておきましょう
注文住宅とは、自分や家族の希望を自由に設計・建築できる住宅です。
いわゆる“オーダーメイド”という言い方もできますが、その中にも種類があります。
また、土地付きのタイプ（建売ではなく）もあったりと、いくつかの種類があることを把握しておきましょう。
ポイント２｜注文住宅のメリットや、注意すべきポイントは何か？を知っておきましょう
注文住宅のメリットで、もっとも大きいのは、自由度の高さです。
ライフスタイルにあわせて、好みや希望を盛り込めるため、楽しく魅力のある家づくりが実現することでしょう。
しかし、そのためには、手間暇をかけて、じっくりと時間をかけながら進める必要があり、最後までやり遂げることができるかどうか検討する必要があります。
ポイント３｜注文住宅を検討するにあたり、気にしておくべき要素とは何か？を押さえておきましょう
最近のトレンドとしては、「省エネ住宅」が、一つ上げられるでしょう。
環境配慮といった国の施策にも関わり、場合によっては、補助金の対象にもなります。
また、入居後は、日々の電気代を節約できるなどのランニングコストに影響します。
注文住宅にどんな種類がある？
注文住宅は、自由に設計・建築できる住宅のことですが、すべての建設会社や工務店が、すべてにおいて自由にできるとは限りません。
注文住宅には、「フルオーダー」と「セミオーダー」があるのです。
フルオーダー
フルオーダーとは、間取り・設計や設備仕様など、細部にわたり自由な家づくりを可能とする注文住宅の方法です。
そのため、家づくりへのこだわりが強く、自分や家族の思い通りの家にしたい、という人向けといえるでしょう。
当然、家づくりにかける時間やコストに関係してきます。
セミオーダー
セミオーダーとは、一定の商材や間取りなど複数の選択肢から、自分の好みを選ぶ注文住宅の方法です。
選択するシステムは、検討しやすく、時間や労力が軽減されます。
また、仕様には、プロのノウハウがすでに反映されているため、コストを抑えながらも、選択する自由度はあります。
土地付き注文住宅
「土地付き注文住宅」という名称を聞いたことある人もいると思います。
一般的には、「建築条件付き土地」といわれ、その土地を購入した場合は、指定された施工会社に施工を依頼するといったルールの商品です。
もちろん、注文住宅になりますが、制限がある場合も少なくありません。
（参考）建売住宅との比較
「土地付きの建物」といえるのが、建売住宅です。
注文住宅のように、自由な設計や選択はできず、基本的に、竣工（完成）した建物を購入することになります。
即入居可など、入居までの時間が把握しやすく、価格も明確です。
注文住宅のメリットや、注意すべきポイントは何か？
ここでは、二つ目の注文住宅のメリットや注意すべきポイントについて解説します。
自由度の高さが、一番の魅力！
注文住宅の一番の魅力といえば、自由度の高さです。
土地選びや設計・建築する会社の選定も、自由であるため、こだわることができます。
また、間取りや設備仕様に対しても同様です。
「入口に土間を設けたい」
「ブーツなどの限られた季節に使用する履物も気にせずに収納できる大容量シューズクローゼット」や、
「とにかくリビングは広々」
「お子さんと、おやつづくりがしやすいアイランドキッチン」など、
要望を取り入れやすいです。
ライフスタイルに合わせた設計
自由度の高さに加え、現在のみならず、今後の家族の動向を意識しながら設計できる点も、メリットといえるでしょう。
例えば、可変性を高くすることです。
間仕切りを多用することで、家族構成や環境の変化に柔軟に対応できます。
また、将来の増築や改築を意識して設計する、軸組工法を検討する、などが考えられます。
建築現場を確認できる
家が完成するまでの施工現場を確認できることは、大きなメリットです。
工事の状況を都度チェックし、疑問点を質問することは、納得の家づくりに近づけられるでしょう。
注意しておくとよいポイントとは？
それなりの時間と労力、コストが、かかります。
そのため、入居したいタイミングや家づくりにかける労力、予算をあらかじめ検討したうえで、注文住宅が適しているか決めましょう。
また、土地探しから行う場合は、土地の大きさや形、傾斜などにも、設計や建築するにあたり影響します。
親身になって相談できるパートナーとして、建築会社は探すとよいでしょう。
注文住宅を検討するにあたり、気にしておくべき要素とは何か？
ここでは、気にしておくべき要素を紹介します。注意すべきポイントとの違いは、最近のトレンド（傾向）や注文住宅を検討する人が気になっている項目を、元にしました。
省エネ住宅と高気密・高断熱
経済産業省資源エネルギー庁によると、日本の家庭のエネルギー消費において、約30％を占めているのが暖冷房といいます。
環境省では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取組の一環として、「省エネ住宅」を推進し、補助金などの支援制度を設けています。
このように、環境への配慮とともに、光熱費という側面で、家計に影響を与えます。
また、高気密・高断熱にすることで、室内温度が安定します。そのため、ヒートショックの影響でによる体調の変化を受けにくく、快適に過ごせます。
事例紹介：
平屋か二階建てか？
国土交通省による令和5年1月に発表した（数値は令和3年度分）建築着工統計調査では、居住専用住宅において、多い階数として、シェアの高さは、圧倒的に二階建てです。
その次に多いのは平屋となっています（全体の約12%強）。
最近は、室内空間を広く取ったり、上下移動する必要が無く、シンプルでスタイリッシュということで、平屋を検討されるケースが増えてきました。少子化も影響しているかと思います。
平屋は、構造的に安定しやすく、メンテナンス費用が抑えられやすく、ユニバーサルなデザインを保ちやすいため、安心で安全な住まいといえます。
ただ、延床面積を確保するためには、土地の広さに影響します。建築費や固定資産税などにも影響するため、比較検討するとよいでしょう。
構造は、木造か鉄骨か？
戸建てで木造が占める割合は、9割以上になっています。
日本では、木への親しみが強い文化だということが、よく分かります。
木造は、鉄骨造よりも軽量です。総重量が軽くなることにより、地震から受ける力が小さく、耐震面で有利であることが多いといえます。
鉄骨造は、鋼材の強度が高く、耐久性に優れているため、地震の揺れなどに強いといえます。
また、火災保険が安くなる、耐火建築物にする時に有利です。
このように、それぞれ異なった特性があるため、立地条件などをよく確認しながら、構造は検討するとよいでしょう。
まとめ／ライフスタイルに合った家づくりや住まい選びをすることをオススメします
今回は、注文住宅を中心に、失敗しない家づくりの３つのポイントについて解説しました。
ライフスタイルに合った家づくりや住まい選びを検討することをオススメします。
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