静岡県富士宮市は、自然豊かで暮らしやすい場所として人気の移住先です。
「自然環境に恵まれた場所でゆったりと暮らしたい」「ライフスタイルを変えたい」などの理由で、富士宮市に移住を考える人が増えています。
ただし、富士宮市に移住して「仕事をしやすいのか」「安心して子育てができるのか」など生活に関する不安を持つ人もいるでしょう。
富士宮市に移住すると多くのメリットがあり、補助金を活用できる場合があります。
今回は、富士宮市に移住した際のメリットやデメリット、補助金についてご紹介。
富士宮市に移住するための基本的な情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 富士宮市に移住する5つのメリット
- 富士宮市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
- 富士宮市に移住する際のデメリット・注意点
Contents
富士宮市の特徴
富士宮市は富士山の西南麓に位置し、自然環境に恵まれた地域です。
富士山を間近に望める景観の朝霧高原やきれいな湧き水など、多くの自然の恩恵を受けています。
緑豊かな地域のため、観光地やアウトドアにも人気のスポット。
富士宮市は大自然に囲まれて、ゆったりと暮らしたい人におすすめです。
1.富士宮市の基本情報
富士宮市は自然に恵まれた場所ではありますが、東京まで在来線・新幹線を利用して90分と近い距離にあります。
特産品も豊富で、富士宮やきそばなどのご当地グルメも楽しめます。
<富士宮市の基本情報>
人口 | 126,857人 |
面積 | 389.08km² |
交通アクセス | ・東海道新幹線東京駅まで 在来線 ・新幹線利用で約90分 ・東名高速道路東京ICまで 約90分 |
特産品 | 乳製品 ニジマス お茶 富士宮やきそば 畜産品 地酒 |
2.富士宮市の生活の利便性
富士宮市は、生活の利便性の良い地域です。
市内には路線バスや市営の循環バスなどの公共交通機関があり、病院などにもアクセスしやすい環境。
富士宮市内の病院は充実しており、小児科も多いため子育て世帯も安心です。
教育施設も多く、子育てサポートが充実しているのも魅力。
多くの施設が充実しているので、子育て世帯から高齢者まで幅広い層が暮らしやすいでしょう。
3.富士宮市の移住支援
富士宮市に移住する際は、十分な移住支援を受けられます。
住居や仕事、学校や子育て支援などの疑問点があれば、富士宮市に設置されている移住相談窓口に相談ができます。
また、オンライン窓口を利用するのもおすすめです。
遠隔地からの移住・定住に関する移住の相談はもちろん、富士宮市に住んでいなければ分からない詳しい情報を提供してくれます。
ただし、オンライン窓口は予約が必要になるため、確認しておきましょう。
富士宮市に移住する5つのメリット
富士宮市は生活の利便性も高く、住みやすい街です。
ここからは、富士宮市に移住する5つのメリットをご紹介します。
1.豊かな自然に囲まれて生活できる
富士宮市に移住する大きなメリットは、豊かな自然に囲まれて生活できることです。
富士宮市には各所に公園が設けられているので、自然を感じながらのびのびと子育てしたい人にもおすすめです。
観光やアウトドアスポットとしても人気のある朝霧高原は、富士山を間近に望め大自然を満喫できます。
富士宮市内にある田貫湖では、富士山の山頂から昇る朝日が輝いている様子が湖に映し出されるダブルダイヤモンド富士を望めます。
富士宮市はキャンプ場も豊富で、朝霧高原はキャンプ愛好家の人気の高い地域です。
朝霧高原は、キャンプ地やレジャーとして家族連れを含めた多くの方に利用されています。
2.富士山の湧き水により水道水がおいしい
富士宮市は、富士山の湧き水により水道水がおいしいと評判です。
富士宮市の水道水は富士山の地下水などを原水にし、天然バナジウムが含まれているため全国で「水道水のおいしい都市」にも選ばれています。
天然水が豊富な富士宮市は、それを利用した農業や酪農、工業も発展しています。
3.子育てサポートが充実している
富士宮市は、子育てサポートが充実しているのもメリットです。
「ふじのみやベビーステーション」は、コンビニをはじめとした富士宮市内の施設で子育てのサポートをしてくれます。
ベビーステーションでは、粉ミルク用のお湯の提供や紙おむつの販売などが行われ、子育てする人が安心して外出できる環境を作っています。
富士宮市には子育てサロンや支援センターも豊富にあり、子育て世帯が集える場所として人気です。
4.食文化を楽しめる
富士宮市は、食文化を楽しめるのも魅力です。
富士宮やきそばをはじめ、乳製品やニジマス、地酒など多くの食があります。
米やお茶などの農産物の栽培も、盛んに行われています。
富士宮市に移住後は、富士山の恵みを受けた農産物を購入したりご当地グルメを巡ったりするのも良いでしょう。
5.移住後の就職支援が充実している
富士宮市は、移住後の就職支援が充実しているのもメリット。
仕事のサポート体制が整っているため、専門家による転職支援や教育訓練の紹介を受けられます。
地元のコミュニティや、人脈紹介をしてくれるサポートもあります。
移住後に転職やスキルアップを目指したい人も、満足のいく支援を受けられるでしょう。
富士宮市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
富士宮市に移住した場合、補助金や助成金を利用できます。
これから移住をする人にとっては、移住費用や移住後の通勤費用を抑えられる魅力的な制度です。
ここからは、富士宮市の補助金「富士宮市移住定住奨励金」「富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金」についてご紹介します。
富士宮市移住定住奨励金
富士宮市移住定住奨励金は、静岡県外から富士宮市に移住し住宅を取得または賃借した若者世帯に交付される奨励金制度です。
移住による地域交流を促進し、富士宮市の活性化を推進する目的の制度になります。
奨励金は最大で200万円交付される場合があるため、移住のための費用負担が減るでしょう。
富士宮市移住定住奨励金の対象要件
富士宮市移住定住奨励金の対象要件は下記の内容になります。
- 申請の際に、夫婦のいずれかが40歳以下の若者世帯
- 世帯全員が静岡県外から、富士宮市へ転入した世帯
- 転入日の前日まで1年以上に渡り、静岡県外に居住
- 富士宮市に移住してから、5年以上定住
- 居住を目的に住宅を取得または移住定住推進団体を介して、一戸建ての空家を賃借
- 世帯全員が市税を完納している
申請する前に、移住の目的や家族のライフスタイルが対象要件に合っているか十分に確認しましょう。
富士宮市移住定住奨励金の補助金額
富士宮市移住定住奨励金の補助金額は、年齢や移住前に住んでいた場所によって異なります。
<住宅を取得の補助金額>
移住方法 | 年齢 | 補助金額 |
---|---|---|
首都圏からの移住 | 夫婦のいずれかが29歳以下の場合 | 160万円(最大200万円) |
夫婦のいずれかが34歳以下の場合 | 120万円(最大160万円) | |
夫婦のいずれかが40歳以下の場合 | 100万円(最大140万円) | |
静岡県外からの移住 | 夫婦のいずれかが29歳以下の場合 | 80万円(最大120万円) |
夫婦のいずれかが34歳以下の場合 | 50万円(最大90万円) | |
夫婦のいずれかが40歳以下の場合 | 40万円(最大80万円) |
※首都圏とは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県を指します。
<移住定住推進団体を介して空家を賃借の補助金額>
移住方法 | 年齢 | 補助金額 |
---|---|---|
首都圏からの移住 | 夫婦のいずれかが29歳以下の場合 | 110万円(最大150万円) |
夫婦のいずれかが34歳以下の場合 | 70万円(最大110万円) | |
夫婦のいずれかが40歳以下の場合 | 50万円(最大90万円) | |
静岡県外からの移住 | 夫婦のいずれかが29歳以下の場合 | 60万円(最大100万円) |
夫婦のいずれかが34歳以下の場合 | 30万円(最大70万円) | |
夫婦のいずれかが40歳以下の場合 | 20万円(最大60万円) |
移住定住推進団体とは、定住人口を増やすため自治会員から結成された組織のこと。稲子地区、猪之頭地区、青木平区、柚野地区に該当団体があります。
さらに、下記の世帯は加算金額があります。
条件 | 加算金額 |
中学生以下の子供1人につき | 10万円(最大30万円) |
移住定住推進団体を介して移住 | 10万円 |
富士宮市移住定住奨励金を申請する際の注意点
富士宮市移住定住奨励金の交付の申請は、富士宮市企画戦略課に提出します。
奨励金は、一時所得に該当するため確定申告が必要になる可能性も。
確定申告をすることを考慮して、申請しましょう。
また、市内転入後に原則1年を過ぎると、奨励金が交付されない場合があるので申請期間にも注意しましょう。
参照:富士宮市移住定住奨励金
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金
首都圏から富士宮市へ移住し、首都圏に通勤している場合に、東海道新幹線「新富士駅」周辺の月極駐車場の使用料を助成してもらえる制度です。
年度内に支払う駐車場使用料の額を、最大10万円まで補助をしてくれます。
首都圏への通勤費は高額になるため、費用負担が少なくなるでしょう。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の対象要件
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の対象要件は、下記の通りになります。
- 首都圏からの移住世帯
- 東海道新幹線「新富士駅」から首都圏に通勤し、新富士駅周辺の駐車場を月極で賃借
対象要件となる首都圏とは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県です。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の補助金額
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の補助金額は、下記の表になります。
内容 | 補助金額 |
年度内に支払う駐車場使用料の額 | 上限10万円 |
補助金額の上限は、1年間の内で支払う駐車場使用料になります。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の注意点
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の事務局は、「富士宮市役所企画部企画戦略課」になります。
必要書類は下記の内容になり、首都圏に通勤している証明となる書類も用意しなければなりません。
- 富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金交付申請書
- 世帯全員の住民票の写し(本籍地および続柄が記載されたもの)
- 取得した住宅の登記事項証明書(住宅を取得)または、賃貸借契約書の写し(空家住宅を賃借)
- 世帯全員の戸籍の附票写し
- 駐車場の賃貸借契約書および使用料の支払いが分かるものの写し
- 駐車場の位置図
- 首都圏に通勤していることが分かるものの写し
富士宮市に移住する際のデメリット・注意点
富士宮市は移住サポートが充実し移住しやすい地域ですが、デメリットや注意点があります。
デメリットや注意点は移住前に確認し、早めに対策することで解消できるでしょう。
富士宮市に移住する際のデメリット・注意点を解説します。
1.自家用車がないと不便なことがある
富士宮市は自家用車がないと不便なことがあります。
市バスや循環バスを利用すれば病院などの施設には行けますが、住む場所によってはバス停が遠い可能性も。
子育てや介護をする人は、自家用車がないと移動が困難になることもあります。
2.自然災害対策を考えておく必要がある
富士宮市に移住する際は、自然災害対策を考えておく必要があります。
富士宮市は自然に囲まれた地域のため、自然災害について理解しておかなければなりません。
富士宮市では、災害から身を守るための「防災マップ」を閲覧できるサイトがあります。
移住する土地は、どのような災害が発生するのかを事前に確認しておきましょう。
参照:富士宮市防災マップ
3.新築・リフォームの際は実績豊富な地域の施工会社に依頼する
富士宮市に移住して新築建築やリフォームする際は、実績豊富な地域の施工会社に依頼することが重要です。
土地勘がなく移住する場合は、土地やライフスタイルに合わせた設計や建材選びは難しく感じるでしょう。
地域に密着した施工会社であれば、土地に合わせた設計プランを提案してくれます。
富士宮市の移住に関する補助金申請も、スムーズに進められるでしょう。
空間工房LOHASは、富士宮市の施工実績が豊富です。
富士宮市への移住による新築・リフォームについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【静岡県富士宮市施工事例】自然を取り入れてゆったりと暮らせる家
こちらは、富士宮市で自然を取り入れてゆったりと暮らせる家を実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。
建物までのアプローチを「小道」と見立て、自然を取り入れて構成したこだわりの庭づくりをしました。
ブルーの外壁はガルバリウム鋼板、白い外壁は天然素材のそとん壁、一部杉を取り入れてナチュラルな外観に仕上がっています。
室内のカーテンは極力減らし、目隠しの代わりに木を植えて心地よい自然光が入るようにしています。
サンルームのような使い方のできる「コンサバトリー」は、日差しを浴びたり洗濯物を干したりとさまざまな用途に利用できる空間に。
洗練されたデザインの住宅と美しい自然のバランスが取れた、こだわりの家が完成しました。
まとめ|富士宮市のメリット・デメリットを理解した上で移住を検討しましょう
今回は、富士宮市に移住するメリット・デメリットや補助金について解説しました。
富士宮市は自然が豊かで、食文化も楽しめるのでゆったりと暮らしたい人におすすめの地域です。
移住する際の仕事、子育て、補助金についても支援が充実しているため、おすすめの移住先です。
富士宮市に移住する際は、メリット・デメリットを理解した上で検討しましょう。
富士宮市に移住を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、富士宮市の施工実績が豊富です。
富士宮市に熟知した施工会社を選びたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→静岡県富士宮市│【R+house】コンサバトリーとリーディングヌックと猫ちゃんと
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