あまり木が見えなくてもいいので、優しい白(アイボリー)色系でまとまった家が
いいとのご希望でした。
しずおか優良木材の富士ひのきと杉の構造材はいつもと変わりませんが、
今回は構造材の柱・梁は見えない大壁の作りとしました。
空間を柔らかく演出できるよう、建具の枠材の木や扉も白く塗装してあります。
そして、カーテンレールが見えるとすっきりしないので、カーテンボックスを作って存在を隠しました。
キッチン背面収納は、普段は扉を閉めて使うときにあけるようにして、閉めれば白い扉の壁面となります。
対面キッチンに付けた無垢材のカウンターはお皿の受け渡しがしやすいように、
キッチントップのすぐ上に取り付けました。
外壁もアイボリーで調色した塗り壁で優しい風合いを醸し出しています。
外壁の上には木の家なので火の用心ということで、水の字をモチーフにした
飾りをアイアンの作家さんに作ってもらいました。