先日、静岡にある「園田椅子製作所」の工場に
上質な椅子やソファーがどのようにできていくのかLOHASスタッフで見学に行きました。
椅子は家の一部
居心地のいい家を作るのに椅子はなくてはならないもの。
家を建てる際、ベンチを作ったり、壁と一体になったソファーをつくりつけることもあり
椅子は単独ではなく家の一部となり家の居心地に大きく作用します。
園田椅子製作所の工場は、木の裁断部から組み立て加工、布の縫製、仕上げまで1箇所で行っていて
上質な椅子を作るそのような椅子の工場は、日本でもほとんどないのだとか。
どのように心地よい居心地が作られるのでしょうか。
細部は人の手で
まずは木の加工から。切り出された木を磨いているところ。
この写真はソファーの足を研磨しています。細かなカーブや角のRは職人の手で一つ一つ削られていました。
削られた木を組み立てる作業。金具をつけて形を作って行きます。木と金具の組み方を熱心に観察するLOHASの現場監督。木は湿度や気温によって膨張・収縮したり反ったりするので金具の付け方一つにしても取れにくくする工夫があります。
ソファーの裏側には、ほどよく沈むようにスプリングをつけています。
このスプリングの間隔や強度、付け方にもこだわりが。間隔が空きすぎていたり
つける時の端の処理が甘かったり。見えない部分ですが座り心地、ソファーの持ちの良さに関係するところです。
肘を置く部分にもウレタンが敷かれ他では見られないような細やかな気遣いが。
本体、木組みの上に敷くことになるウレタン。厚みがすごいです!
部屋の大きさに合わせて、使われるソファーのサイズを自由自在にできるのも良いところ。
長いだけではなく、六角形などの変わった形も作っていました。
座の硬さも好みの座り心地に合わせてモールテックス(低反発)、ウレタン(高反発)から選ぶことができ、背には羽毛を使うという選択も加わります。使う頻度が多いからこそ座り心地を吟味して選べるのは嬉しいですね。
大きなウレタンを同じ幅に揃えて切るには高度な技術が必要で、専門の業者にカットしてもらいます。
生地を裁断します。裁断機がありコンピュータで制御しますが
生地によって伸縮の具合や厚みが違うためコンピュータセッティングでも
職人が時間をかけてセッティング。熟年の技術が必要とされていました。
縫製部では、女性が慣れたスピードで次々と縫製していました。
縫い目の間隔や糸の処理を見るとどの工場の仕事かわかるとのこと。
園田椅子のソファーはカバーにファスナーがついていて大きく開くように作られます。
汚れたら外してカバーを洗うことが容易になるよう作られていました。
一つの工場で細かな分業の中椅子が組み立てられ
持ち場の専門性を日々高めていることがよくわかります。
布を貼り、仕上げているところです。底の生地の処理。
角を丸くするのがこだわりとのこと。丸くすると見た目に美しく、生地が痛みにくいですね。
こうして美しく仕上がった椅子。なんだか誇らしげです。
部品を輸入に頼らないで国産されているからモノが入ってこない!という心配もなく
メンテナンスもしやすくなり、長く持つ座り心地のいい上質な椅子になるのだそうです。
家具は後から後から探すというお客様もいらっしゃいますが
つくり付けソファーや椅子とテーブルはなどは、家を作る際に初めから取り組む方が多い家具です。
ご興味のあるお客様には、家づくりでも園田椅子を取り入れて行きますのでお声かけ下さい。
静岡に「Quitoキト」という椅子のショールームがあり体験もしていただけます。
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