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家の雰囲気を大きく左右する照明計画!重要性や失敗しないためのポイントを富士市の工務店が解説

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せっかく家を建てるなら、リラックスできる空間にしたいですよね。

マイホームをリラックスできる場所にするためには間取りや設備、窓の配置なども重要ですが、忘れてはいけないのが「照明計画」です。

間取りの設計や住宅設備については具体的に想像できても、照明計画と言われても実際どのように進めればいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、照明計画の重要性や失敗しないために押さえておきたいポイントなどを詳しく紹介します。

これからマイホームやリフォームなどを考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

照明計画の重要性

照明計画とは、その空間の用途やテイストに合わせて適切な明るさと光の色や広がり方を計画することです。

間取りやインテリアデザインがおしゃれでも、照明が空間に合っていなければ、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。

モノトーンで高級感のあるホテルライクなリビングに、蛍光灯のような白く明るい照明を付けてしまうと、なんだか落ち着きのない空間になってしまいます。

また、ワークスペースなどのように手元で細かい作業をする部屋に、ほんのりと明るい間接照明を設置すると、作業の効率が悪くなったり、目が悪くなる原因になったりします。

照明はその部屋の雰囲気や使用目的に合ったものを採用することが大切です。

照明計画を考える順番

では、実際に照明計画をどのようなプロセスで考えればいいのでしょうか。

  1. 家全体のデザインのコンセプトを決める
  2. 照明を取り入れる空間ごとに用途を確認する
  3. 照明の色・明るさ・照らす範囲を決める
  4. 空間の形に合わせた配置を考える
  5. 照明器具の種類やデザインを検討する

このような順番で考えて行きます。

それぞれの手順について具体的にどのように考えるのか、みていきましょう。

①家全体のデザインのコンセプトを決める

照明計画に限らず、マイホームを検討する場合、まずはじめに家全体のコンセプトを決めておきましょう。

好きなテイストやデザインがある場合は、それを具体的にイメージします。

おしゃれで可愛い北欧風、落ち着きのある和モダン、高級感のあるホテルライクな雰囲気など、ざっくりとした雰囲気から考えます。ざっくりとした雰囲気が決まったら、雑誌やSNS、ハウスメーカーや工務店の施工事例などをみながら具体的なイメージを固めていきましょう。

②照明を取り入れる空間ごとに用途を確認する

家全体のデザインのコンセプトが決まったら、間取り図をみながら各部屋の用途を確認します。

照明器具の適切な明るさは、空間の用途によって変わります。

リビングを家族のだんらんのみに使用する場合はそこまで明るい照明は必要ありません。しかし、リビングで読書をしたりお子さんの学習をしたりといった可能性がある場合には、それに合わせた明るさが必要ということになります。

「その空間で何をするか」が重要なポイントなので、暮らし始めてからを具体的にイメージして用途を確認しておきましょう。

③明るさ・照明の色・照らす範囲を決める

デザインのコンセプトと空間の用途が明確になったら、いよいよ具体的な照明計画を考えていきます。

照明計画のポイントは主に3つ。

  • 照度(明るさ)
  • 色温度(光の色)
  • 照らす範囲

設計士はこれらのポイントと空間の用途、雰囲気に合わせた照明計画をプランニングします。

照度(明るさ)

照明器具の明るさを考える単位にルクスというものがあります。照明器具の適切な明るさを決める参考になるのが、JIS照明基準総則です。JIS基準によって、空間の用途に合わせた適切なルクスの範囲が決められています。

領域、作業又は活動の種類 ルクス(lx)
居間 手芸 1,000
読書 500
だんらん 200
書斎 勉強・読書 750
子供室・勉強部屋 勉強・読書 750
遊び 200
寝室 読書 500
化粧 500
深夜 2
便所 全般 75
玄関 500
靴脱ぎ 200
表札 30

参考:JIS照明基準総則(JIS Z9110-2010)

色温度(光の色)

照明器具から放たれる光には色が付いています。電球色・白色・昼白色など、メーカーによってさまざまな種類があるので、空間の雰囲気に合わせたものを選ぶ必要があります。

ただ、最近ではひとつの照明器具で光の色を切り替えられるものもあります。

リビングのようにさまざまな用途に使う場所には、このような照明器具を選ぶのもおすすめです。

照らす範囲

照明でどれだけの範囲を照らすかを考えるのも重要です。

照明器具の形状によって光の広がり方が変わり、それによって照らされる範囲も変わってきます。

照明器具の周辺をまんべんなくぼんやりと照らしたいのか、特定の場所をピンポイントで照らしたいのかなどによって、選ぶべき照明器具が変わってきます。

④空間の形に合わせた配置を考える

必要な明るさや照らす範囲などが決まったら照明器具の配置を考えます。

部屋が四角形でない場合や大きな家具を配置する場合、それらに配慮しつつ照明の配置を考えなければなりません。

複雑な形状の部屋では、光のムラが生まれやすいので、光の拡散を考慮した配置を考える必要があります。部屋全体にまんべんなく光が届くような照明の配置を考えましょう。

⑤照明器具の種類やデザインを検討する

照明器具とひとことでいってもさまざまなものがあります。それぞれデザインだけでなく光の広がり方が大きく変わってきます。

最近人気の高い間接照明も、器具によって光の印象は大きく違います。まずは、照明器具のショールームや家電製品を取り扱っているお店などで実際に見て確認をしてみましょう。

主な照明器具の種類

では、実際にどのような照明器具の種類があるのかみていきます。

主な照明器具の種類は以下の6つです。

  • シーリングライト
  • ペンダントライト
  • スポットライト
  • ダウンライト
  • シャンデリア
  • スタンドライト

それぞれの特徴を紹介します。

シーリングライト

シーリングライトは、住宅の照明では定番の照明器具です。

半透明や白色のドーム型のカバーが取り付けられたデザインのものが多いですよね。

平たく丸みのあるシンプルなデザインでどんなテイストにもマッチしやすいです。

リビングやダイニングなどメインの居室を広く明るく照らしてくれます。

ペンダントライト

吹き抜け部分やダイニングテーブルの上などから吊るして設置するタイプの照明器具。

おしゃれなデザインのものが多く、空間のアクセントとして取り入れることが多いです。光源の位置が低いので、ピンポイントで照らしたい場所に光を届けることができます。

スポットライト

特定の狭いポイントを照らすことのできる照明器具がスポットライトです。

お部屋のインテリアや壁に掛けた絵画や写真を照らして目立たせたり、部屋の角や壁に向かって照らして奥行きを持たせたりできます。

おしゃれでインテリア性の高い照明器具です。

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明器具。天井がフラットになり圧迫感が出にくいのが特徴です。

ただ、天井裏に一定のスペースがないと設置できない点には注意が必要です。ダウンライトを設置したい場合は、間取りを検討する設計段階からしっかりと計画を建てる必要があります。

シャンデリア

装飾が施された照明器具で、ラグジュアリーな空間を演出したいときにおすすめなのがシャンデリア。ゴージャスなものからシンプルなものまで、さまざまなデザインのものがあります。

ただ、メインの照明器具として使用するには、少し明るさが足りない可能性も。メインではなくサブの照明として使うのがおすすめです。

スタンドライト

スタンドライトは、床に置いて使用するタイプの補助的な照明器具です。

リビングで読書をする手元を照らしたり、寝室の枕元の補助照明として使用したりといった使い方が一般的です。

デザイン性が高いものが多く、空間のおしゃれなアクセントとしても使えるので、お気に入りのものを選んでみましょう。

照明計画でよくある失敗とその対策

ここからは、実際に照明計画を考えるうえで押さえておきたいよくある失敗例とその対策について紹介します。

照明の色を確認せずまとまりのない雰囲気に

明るさや照明器具自体のデザインをしっかりと検討してお気に入りのものを選んでも、実際につけてみると光の色がバラバラでまとまりのない雰囲気になってしまうことも。

後から取り替えられるタイプのものもありますが、本体ごと取り替えなければならないものも多いので、購入の前にしっかりと確認をしておきましょう。

同じ空間に使用する照明の光の色は統一しておくとまとまりのある雰囲気を作ることができます。

明るさの調整ができない

リビングやダイニングなどの長い時間を過ごす空間の照明は、時間帯によって適した明るさが変わってきます。照明の明るさが一定で調整ができないと、太陽の光がしっかり届く時間帯でも明るい照明をつけなければならなくなってしまいます。

複数の照明器具を設置する場合には、同じ部屋の中でもいくつかのゾーンに分けて、スイッチも分けておくようにすると、シーンに合わせて明るさを調整できます。

センサーライトの誤作動が気になる

玄関や廊下、トイレなどに人感センサーつきの照明を設置することが多いですが、設置場所によっては頻繁に誤作動が起きてしまうことも。

消し忘れの防止になるセンサーライトは便利ですが、しょっちゅう誤作動が起きるようではストレスですよね。

人感センサーは、物の動きや温度変化に反応するため、誤作動が起きやすい箇所や気になりやすい箇所には設置しない方がいいかもしれません。

まとめ

マイホームの設計において意外と重要な照明計画について詳しく解説しました。

間取りや外観・内装デザインにこだわりがあるという方でも、照明計画までこだわりを持っているという方は意外と少ないですよね。

間取りやデザインと合わせて、照明計画にもこだわることで統一感が生まれ、ワンランクアップした素敵な空間を演出できます。

せっかくマイホームを建てるなら、照明計画にもこだわってリラックスできる空間づくりをしてみてくださいね。

望月広巳

営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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