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新しい断熱等級7とは?断熱等級6やZEHとの違いをわかりやすく解説!注文住宅の高断熱・高気密住宅のメリットとデメリットも

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「断熱等級って何?」
「新築は断熱等級6か7って聞いたけどどういう意味?」
「断熱等級について調べたけど全然わからない」
今回は、そんな方へ向けた記事です。

こんにちは、空間工房LOHASです。
今回は、近々新築の住宅を建てようとしている人が気になっている「断熱等級」について解説します。

断熱等級について調べてみても、難しい言葉やさまざまな数字が出てきて、よくわからない…という人は多いと思います。

そこで、今回は断熱等級について「どこよりもわかりやすく」を目標にした記事を用意しました。

この記事では以下のことが解決します。

・家の断熱等級とは?
・断熱等級が高いとどうなるのか?
・断熱等級の審査や評価を受ける方法
・具体的な断熱等級の上げ方
・過去最高の断熱等級6・7のメリットとデメリット

いろんな資料やサイトを見て理解ができなかった、という人にもわかるように解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

断熱等級とは?


まず、断熱等級とは「家の暖かさや涼しさのレベル」です。

2023年11月現在、断熱等級は1~7まであり、数字が小さいほど断熱レベルが低く、大きいほど断熱レベルが高いことを表します。

  • 断熱等級1:1980年以前に設定
  • 断熱等級2:1989年に設定 旧省エネ基準
  • 断熱等級3:1992年に設定 新省エネ基準
  • 断熱等級4:1999年に設定 次世代省エネ基準
  • 断熱等級5:2022年4月に設定
  • 断熱等級6:2022年10月に設定 
  • 断熱等級7:2022年10月に設定

断熱等級の正式名称は「断熱等性能等級」です。日本で「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で明治されています。管轄は国土交通省で、2025年には断熱等級4が最低レベルとなる見通しです。

では、それぞれの等級について、少し詳しく確認してみましょう。

【断熱等級1~4】他の先進国には及ばないレベル

おおまかな目安で言えば、断熱等級2レベルだと「隙間風が入り込み、冬はとても寒い家」、断熱等級4でも「他国に比べるとかなり低いレベルの断熱」です。

断熱等級4が設立された1999年から、断熱等級5が設立された2022年までかなり期間が空いているため、現在日本に建っている住宅の多くは断熱等級4以下、と考えることができます。

【断熱等級5】「ZEH水準」とはプラマイゼロになる省エネ基準

断熱等級5は「ZEH水準」で、断熱材や窓ガラスの性能は断熱等級4以上、です。

この「ZEH」については、CMなどでも見かけた方は多いと思いますが、おさらいも兼ねて簡単に説明します。

ZEH(ゼッチ)とは住宅で使う年間のエネルギー量を、省エネ+創エネ(太陽光などによるエネルギーの創造)でまかなってプラスマイナスゼロにする(もしくはプラスにする)ことです。

ZEHの語源はNET ZORO ENERGY HOUSEですが、このNETとは英語で「実質」を意味します。つまり、実質エネルギーゼロの家、がZEHです。

ZEHについてはこちらの記事でも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

【参考記事】
パッシブハウスの基準を知ろう!HEAT20・ZEH・高気密高断熱住宅の違いを徹底解説
パッシブデザインとZEHの違いとは?究極の省エネ住宅を建てる方法を富士市の工務店が解説

【断熱等級6・7】2022年に新設された最新等級

ここからがいよいよ、今回のテーマである「断熱等級6と断熱等級7」です。

  • 断熱等級6
    2022年の4月に設定された基準で「人間の健康や快適性と、省エネが両立できる基準」
    一次エネルギー消費量を約30%カット
  • 断熱等級7
    2022年の10月に設定された基準で「暖房がなくても快適に過ごせるレベル」
    一次エネルギー消費量を約40%カット

「一次エネルギー」とは、住宅として機能するために最低限必要なエネルギーのことです。
一次エネルギーには、冷暖房や換気、給湯や証明に使われるエネルギーがあります。一次エネルギーの数値が低い住宅ほど、省エネがされているということになります。

断熱等級6・7はどちらも、カーボンニュートラルに着目した断熱等級5に比べて、住まいとしての快適性や健康も視野に入れられています。

なぜ今断熱等級が重視されているのか?

少し前までは、家づくりにおいての断熱等級がここまで話題になったことはないかもしれません。

しかし、最近はテレビCMなどでも「断熱等級」「高気密・高断熱」「ZEH」などの言葉を聞くようになりました。

その理由は3つあると考えられます。

  • カーボンニュートラルの達成
  • 電気代の高騰
  • 2025年からの住宅価値

カーボンニュートラルとは「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という環境推進運動です。CO2削減などが、その一部として知られています。

また、2023年より高騰を初めている電気代への対策としても、断熱等級が高く省エネの高い効果が期待できる住宅が注目されています。

さらには、2025年には断熱等級4が最低レベルとなるため、住宅の価値が変動する可能性があると見られています。

これから家を建てたり購入したりする人にとっては、大きな問題です。

断熱性能を上げるために必要な施工とは?

住宅の断熱性能を上げるためには、さまざまな施工法や建築方法があります。

その中でも、以下の2つは必須と言って良いでしょう。

  • 厚みのある高性能の断熱材を使用する
  • 窓をペアガラスやトリプルガラスにする

住宅内を快適、または省エネで済む程度の室温を保つことがポイントです。
床や壁、天井など外気との隔たりである断熱材や窓の造りは、室内の温度に直接影響します。

断熱等級評価の申請は個人がする必要はない

断熱等級について理解が進むほどに心配になるのが「断熱等級が高い家の評価」ではないでしょうか。

自分が建てたい家が断熱等級のどの値に位置するのか?その評価はどのようにして受ければ良いのでしょうか?

しかし安心してください、断熱等級の評価を受けるための外部機関への申請は、ハウスメーカーや工務店が行います。

ちなみに、断熱等級は住宅の「Ua(ユーエー)値」で評価されます。
Ua値とは、簡単に言えば「その家の暖かさがどれくらい外部に逃げやすいか」を数値化したものです。Ua値は「外皮平均熱貫流率」とも言われます。

住宅に求められるUa値は地域の区分によって異なり、その地域のUa値をクリアしなければなりません。

出典:【参考】暖冷房一次エネルギー消費量の試算に用いた外皮性能

空間工房LOHASがある静岡県富士市は地域区分7で、ZEH認定に求められるUa値は0.6です。

この辺りは専門的な知識が必要であるため、個人ではあまり知らなくても問題はなく、詳しいことは工務店へ聞いてくださいね。

断熱等級7にすることのメリット


ここからは、断熱等級最高レベルの「7」の住宅を建てることのメリットについて紹介します。

夏涼しく冬は暖かい家になる

まずはなんと言っても「夏涼しく、冬暖かい、快適な家になる」ということです。

寒い季節に暖房をいくつもつけたり、部屋の中で厚着をしたりしながら、毎年冬を越しているという家は少なくありません。

でも、断熱等級7の住まいであれば冷暖房なしでも快適にすごせる可能性が出てきます。

デザイン性と断熱性を兼ねた家が建てられる

次に、部屋の暖かさや涼しさと引き換えに諦めることが多かった「デザイン性」も追及しやすくなる、というメリットです。

たとえば、人気の「吹き抜けの内装」など、寒い・暑いなどの理由で諦めやすいもの。

しかし、断熱性能7の家で施工面の条件さえクリアできれば、憧れの間取りやデザインも得られるかもしれません。

ヒートショックが起こる可能性が低くなる

寒い冬に必ずと言って良いほど起こるのが、ヒートショックによる死亡事故です。

しかし、断熱等級7の家であれば、住宅の中での寒暖差が起きず「ヒートショックが起きる可能性を低く」できます。

家族の中に高齢者の方がいるお宅はもちろんですが、小さな子どもや寒暖差に弱いペットなどにもヒートショックの危険性はあります。家族の健康を守る、と考えると断熱等級7がもっとも安心です。

自然にやさしい家になる

断熱等級のレベルが高い、ということは「消費するエネルギーが削減できる」ということです。そのため、環境や自然にやさしい家になります。

住宅の冷暖房などを始めとする電力の消費は、二酸化炭素の排出に繋がります。しかし、近年の日本は異常な夏の暑さ。クーラーを使わない、というのは難しいですよね。

でも、断熱等級が高い家であれば、屋根や壁から伝わる室内の熱気を低くすることが可能です。結果として電気代をできるだけ低く、環境や自然にもやさしく、が叶います。

補助金が受けられることがある

そして、聞いたことがある人も多いと思いますが、高断熱の家には「補助金」が出ることがあります。

ただし、補助金の申請や受け取りができるのは工事を行う事業者です。個人ではありません。

また、補助金の対象となるかならないか、一部だけ対象、ということも細かく定められています。詳しいことは、ハウスメーカーや工務店へ相談してみてください。

断熱等級6・7にするデメリット


断熱等級を6や7の高断熱等級にすることで発生するデメリットもあります。

  • 費用が高くなる
  • デザインが制限されることがある

断熱等級が上がるほど、工事費用が高くなるのが現状です。
しかし、初期投資として高くても快適で省エネの家を建てておけば、ランニングコストが削減できる、という考え方もあります。

また、土地の形状や地域の特徴によっては、デザインや内装、間取りが制限される可能性もあります。

どんな間取り・デザインの家を建てたいか、ということを明確にし、ハウスメーカーや工務店へ早い段階で相談しておくと良いかもしれません。

【まとめ】新築の家は断熱等級7が断然おすすめ!

今回の記事では「断熱等級」について解説しました。少しでも理解を深めていただけたらうれしいです。

空間工房LOHASでは、これまでにもさまざまな高気密・高断熱の家を建ててきました。もちろん、断熱等級7の住宅もおまかせください。

まずは、お気軽にお問い合わせを。
今なら、30分の無料相談受付中です!ぜひご利用ください。

著者情報

寺﨑幸治

空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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