平屋をおしゃれでかっこいいデザインに｜注文住宅の外観や間取りのポイント・施工実例をご紹介

2024年5月20日

2024年5月17日

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平屋をおしゃれでかっこよくしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

外観や間取りのポイントを抑えることで、理想の住宅を実現できます。

この記事では、平屋のモダンなデザインのテイストやおしゃれにするコツをご紹介します。

平屋とは？

平屋はワンフロアのみの住宅のこと。

そのため、居住空間をつくるのが難しいと考える人も多いのではないでしょうか。

平屋の新築住宅は、デザイン性や、生活動線などのメリットが多くあり、間取りの自由度も高いのが魅力。

今人気が高い住宅となります。

ここからは平屋のメリット、デメリットについてご紹介していきます。

平屋のメリット

最近の平屋は、間取りの自由度が高く、おしゃれなデザインに仕上がると広い世代で人気が高まっています。

1階部分に、生活空間すべてを設置するので難しいイメージもありますが、メリットもたくさんあります。

バリアフリー性が高い

平屋はワンフロアであることから、バリアフリー性が高いことは大きなメリット。

段差がなく、階段をつくる必要もないため、転倒のリスクが減ります。

小さなお子様や高齢の方も安心して暮らせる住まいなのです。

家事動線がスムーズに

平屋は、階段を昇って2階部分へ行くといった負担がありません。

洗濯物は、1階部分に干すことになります。

フラットな空間移動のみで家事ができるのがメリット。

家事動線がスムーズになります。

コンパクトな空間では、程よい家族とのコミュニケーションも可能です。

間取りの自由度が高い

平屋は、間取りの自由度が高いのもメリットのひとつ。

中庭を設けたり、テラスをつくったりと、コの字型や、ロの字型、Ｌ字型の家の形など、バリエーション豊富な家の形を実現できます。

長方形の形の家だけでなく、形を選べることで、幅広いデザインを楽しめます。

平屋のデメリットと対策

さまざまなメリットのある平屋ですが、デメリットもあります。

長く暮らしやすい家づくりをするためには、注意点をしっかり抑えて、対策する必要があります。

プランをする際に、施工店舗にもよく相談し慎重に進めていきましょう。

広い土地を探す必要がある

ワンフロアにすべての部屋や設備を設ける必要のある平屋は、その分広い面積の土地が必要となります。

広い土地を購入するには、コストが高くなるというデメリットがあります。

建設する敷地のエリアによっては、土地の面積に対する建築面積（建ぺい率）が決まっているので、土地探しの際は把握しておくことも大切です。

日当たりや風通しにも工夫を

平屋は1階部分のみのため、建物の高さは低くなります。

周囲に高い建築物があるなど、環境によっては日当たりが悪くなる可能性もあります。

密集している土地の場合、風通しも悪くなることも。

そのため、平屋を建てるには、採光や換気も考えていく必要があります。

吹き抜けを設けて、高い位置から光を入れるのもおすすめ。

また、中庭をつくれば、その分窓を多く設けられるので自然光を取り入れられ、風も通りやすくなります。

プライベート面を対策する必要がある

道路に面した平屋や、隣接した家が近い場合はプライベートを確保する必要があります。

目隠しフェンスなどを利用し、洗濯物や生活空間が見えない工夫をすると良いでしょう。

プライペートを確保するためには、家づくりのプロである工務店に相談するのがおすすめです。

おしゃれでモダンな平屋とは？

「現代的」という意味のあるモダンテイストの住宅とはどのような家なのでしょうか。

モダンテイストとは、基本的に余計な装飾がなく、シンプルでおしゃれなこと。

カラーや素材が統一され、テイストに合わせて全体的にバランスの良い家に仕上がります。

平屋もモダンテイストにしたいという人が多く、最近注目されています。

モダンテイストの種類

モダンテイストと一言でいっても、いくつかの種類があります。

平屋を洗練されたおしゃれな家に仕上げるには、モダンテイストを統一した外観や内装、インテリアを計画しましょう。

＜モダンテイストの種類＞

シンプルモダン
和モダン
ナチュラルモダン
洋風モダン

シンプルモダン

余分な装飾をできるだけなくし、すっきりとしたシンプルな特徴のテイストが「シンプルモダン」になります。

使用するカラーを、白や黒、グレーなどモノトーンを中心にします。

シンプルモダンは、都会的、現代的なイメージで、洗練されたスタイリッシュなテイストです。

金属、ガラス、コンクリートなどを使い、無機質でクールな仕上がりにするのもおすすめ。

シンプルでかっこいい生活スタイルを希望する人に人気が高いです。

和モダン

和の要素に、モダンテイストをミックスさせたのが「和モダン」です。

畳を敷いて和室をつくったり、木質のドアをつくったりと、日本で古くから愛されている和の雰囲気を持たせながらも、シンプルなモダンテイストを取り入れたデザインにします。

カラーは、白、ベージュなどが、人気がありますが黒やグレーなどのモノトーンカラーも使われます。

くつろぎスペースを設けて趣を出せるのも和モダンの魅力。ゆったりと落ち着いた空間をつくれます。

ナチュラルモダン

シンプルモダンに、自然素材を取り入れた温かみのある雰囲気のテイストが「ナチュラルモダン」です。

ナチュラルでやさしい雰囲気の住宅に仕上がります。

木材、漆喰、珪藻土などの自然素材を使われることが多いです。

白を基調にした空間は、カフェのようにスタイリッシュでおしゃれ。

カーテンや家具、家電もナチュラルに統一することで、より洗練されます。

クリーム、アイボリー、ベージュ―を組み合わせたカラーも人気が高いです。

ぬくもりのあるイメージは、子育て世代にも受け入れられやすいデザインです。

洋風モダン

洋風モダンは、北欧や南仏のようなテイストと、シンプルモダンを組み合わせたテイストです。

北欧テイストは、白やグレー、青などのナチュラルで控えめな色を使います。

また、外観や内装にはシンプルでやさしい曲線を取り入れるのが人気。

南仏テイストは、白を基調とした内装やインテリア、オレンジ色の屋根が特徴でスタイリッシュな雰囲気になります。

洋風モダンテイストを完成させるには、テイストに合わせたカラーや素材を統一するとよりおしゃれに仕上がります。

平屋をおしゃれでモダンな間取りにするポイント

平屋をおしゃれに仕上げるには、モダンなテイストを決めて統一することが大切ということがわかりました。

さらに洗練されたデザインにするには間取りにもポイントがあります。

中庭をつくる

平屋に中庭があると、面したどの部屋にもいても自然の光を感じられます。

室内から庭に続く床をフラットにすれば、奥行きが出て広く見える効果も。

明るく開放的な室内は、おしゃれな雰囲気に仕上がります。

中庭では、木を植えてガーデニングやＤＩＹなどの趣味を楽しむのも良いでしょう。

テーブルやチェアを置いて、カフェのように過ごすのもおすすめ。

心地よい快適な空間になります。

中庭は壁で囲まれた空間なので、プライベートが確保できるのも良いところです。

吹き抜けをつくる

平屋に吹き抜けをつくるのもおすすめです。天井が高く、高い位置に窓を設置すれば、自然光も入ります。

明るい空間は、それだけでも快適な空間に。

吹き抜けは、玄関ホール、リビング、ダイニングなどに設置すると良いでしょう。

開放感のあるおしゃれな空間づくりができますよ。

ロフトやスキップフロアをつくる

平屋に、ロフトやスキップフロアをつくるのも、おしゃれに仕上げるポイント。

リビングやダイニングに、高さのある別空間があると縦の空間に開放感が生まれ、おしゃれな室内になります。

ロフトやスキップフロアは、収納としても使えるので家の中をすっきりとしたい人にもおすすめです。

小上がりをつくる

平屋に、小上がりをつくるのもおすすめ。

小上がりとは、家の中に設けられた段差で区切られた空間です。

リビングなどのフラットな空間に高低差があることで、メリハリがつき、おしゃれな間取りに。

子供の遊び場やくつろぎスペース、家事スペースにも利用できすので便利です。

高くなった部分には引き出しをつけるのもおすすめ。散らかった物をさっと片付けられます。

室内土間をつくる

土足で屋内に入ることができる土間空間も、おすすめの間取りです。

土間空間を屋外で使う物の収納場所にできます。

ベビーカーやガーデニング、キャンプ用品を置いておくのも良いでしょう。

汚れを気にせずに使える土間空間は、ＤＩＹなど趣味の場所にするのもおすすめです。

さまざまな用途で使用できる土間空間は、最近人気が高まっています。

平屋をおしゃれでモダンな外観にするポイント

平屋をおしゃれでモダンにするには、外観にもこだわると良いです。

屋根の形状や、外壁などを工夫することで、理想のモダンスタイルの平屋が実現できるはずです。

片流れ屋根など屋根の形状にこだわる

片流れ屋根とは傾斜が一方向に流れて設置された屋根のことで、勾配天井とも呼ばれます。

シンプルな形状なのでおしゃれでスタイリッシュな特徴になります。

左右対称の三角屋根に比べ、デッドスペースをロフトなどに有効利用できるのも便利です。

片流れ屋根は、デザイン性も機能性も兼ね備えているのでおすすめの屋根の形状です。

テイストを統一する

外壁や外構など外観の印象を大きく決める部分は、内装に合わせてテイストを統一させましょう。

はじめに目に入る外観と、家の中に入った時の内装の雰囲気がちくはぐだと違和感があります。

外観と内装のテイストが統一されていると、洗練されたデザインになります。

外壁の色と素材にこだわる

外壁の色と素材にもこだわりももちましょう。

外壁は家の外観の大部分を占めるので、家の印象を決定づけます。おしゃれでモダンな外観にするのであれば、外壁の色や素材にこだわりましょう。

カラー選びも重要です。理想のテイストに合わせた家尾を選びましょう。

白は、シンプルでスタイリッシュに。黒は高級感でシックなイメージになります。

グレーは、最近人気が高く、重厚感があり洗練されたイメージになります。

カラーの組み合わせは、できるだけ3色以内に抑えるのがポイントです。

また、外壁の素材も重要です。

サイディングやガルバリウム鋼板、塗り壁などの選択肢があります。

テイストに合わせて、どの素材が合っているのかシミュレーションしてみると良いですよ。

シャープなフォルムにする

スタイリッシュな平屋の外観にするのなら、シャープでシンプルなフォルムにするのが良いでしょう。

最近は、シンプルな箱型の人気が高いです。

モダンを表現するためには、直線的な部分を取り入れることがポイントです。

【施工事例】太陽光発電する平屋の家

富士宮市に建築された太陽光発電を起用した平屋の施工実例です。

外壁はグレーのそとん壁を使用し、スタイリッシュでモダンな雰囲気に仕上がりました。

ランドリールームの前には、目隠しの格子を設置。

シンプルなグレーの壁に、木質のアクセントで洗練されたデザインとなっています。

中に入ると、玄関には3帖の広い土間収納があります。

子供部屋やキッチン、パントリー、ランドリールームも広々とした間取りになりました。

冬でも窓が結露しないようにとサッシにもこだわった住まいが完成しました。

［仕様］延床面積：112.62㎡（約29坪）

屋根：ガルバリウム剛板

外壁：ガルバリウム剛板＋そとん壁床：ヨーロピアンオーク

サッシ：サーモスX トリプルガラス澄家（24時間換気）エコキュート460L

長く愛される平屋のデザインを｜まとめ

みなさんが注文住宅を建てられる際には、健康的に居心地が良く、日常の暮らしが輝いていくような生活美を重要視される方が多いのではないでしょうか。

快適でデザイン性のすぐれた家は、長く愛され、お子様の代にも価値ある資産として残していけます。

今回ご紹介したおしゃれでモダンなデザインの平屋は、最近人気が高まっていますが、テイストの種類も多く、どんなデザインにしたら良いのかと迷う人も少なくないはずです。

理想の暮らしを実現させるためには、実績のある工務店を探すことをおすすめします。

土地の特徴や希望に合わせた適切なデザイン、建材の調達、アフターのサービスや保証も提案できるからです。

インターネット検索で、施工会社のホームページや施工事例、写真や口コミ、関連のお役立ちコラム、スタッフのブログを見てみましょう。

無料の資料請求で詳細確認をしたり、自宅エリアのモデルハウスや見学のイベントに行ってみたりするのも良いですよ。

情報を集めることで、サポートの体制が整った信頼できる店舗を見つけられるはずです。

設計や施工について不明な点は、電話やメールなどで気軽に問合せしましょう。

この記事を参考に、おしゃれでモダンな平屋を検討いただければうれしいです。

著者情報

寺﨑幸治

空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。