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太陽光発電のメリットデメリットをわかりやすく解説|太陽光発電の基本やデメリットの対策についても

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太陽光発電というと「電気代がお得になる」「環境に配慮している」というイメージがあり、検討している人は多いのではないでしょうか。

でも、太陽光発電を導入したら、じっさいにどのように家に良い効果が期待できるのか不安になることもあるでしょう。

今回は、太陽光発電の基本やメリット、デメリット、蓄電池との相性についてわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

太陽光発電とは?

太陽光発電とは、屋根などに設置されたソーラーパネルに、太陽の光を当ててそのエネルギーを電気エネルギーに変換し発電する仕組みです。

太陽エネルギーは、パワーコンディショナという機器を使って、住宅でも利用できる交流電気に変換されます。

最終的に、電気はブレーカーにより、各部屋のコンセントから使えるようになるというシステムです。

太陽光発電の必要性

日本では、2050年カーボンニュートラルの社会の実現に向けて、脱炭素などのさまざまな取り組みを企業で行っています。

温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを目指していて、具体的な取り組みとして、電気の節電が挙げられます。

再生可能エネルギーの大量導入を推進する中で、太陽光発電の普及が必要とされているのです。

太陽光発電は、近年の自然災害の被害による停電時に、非常用電源としても利用できるということでも、注目が集まっています。

発電所だけでなく、家庭からの電気として利用できる太陽光発電は、これからより重要視されていくことでしょう。

太陽光発電の6つのメリット

太陽光発電にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

電気代削減や災害時に使えるなどたくさんの良い点があります。

ここからは、太陽光発電を新築住宅に導入するメリットをご紹介していきます。

メリット1:電気代を削減できる

太陽光発電の大きなメリットは電気代が節約できることです。

蓄電池と組み合わせて、太陽光発電で発電した電気を日々の生活で利用できれば、電力会社から購入する電気代は節約できます。

電力会社の電力は、電気料金の高い時間帯があるため効率的に蓄電池に貯めた電気を使用できれば、節約になるのです。

メリット2:環境にやさしい

太陽光発電は、環境にやさしいのもメリットです。

主な発電源である火力発電は、二酸化炭素を排出しますが、太陽光発電は、発電時にCO2を排出しないのが理由となります。

CO2は、地球温暖化の主な原因とされていて、温室効果ガスの大半を占めます。

地球温暖化が加速することで、異常気象や海水の上昇、生態系の変化が起こるのです。

太陽光発電は再生可能エネルギーであり、環境に配慮した発電方法といえます。

メリット3:電気代が高騰しても影響を受けにくい

近年は電気料金が年々、高騰していて、今後も料金が変動する見通しといわれています。

電力会社で購入する電気を利用すれば、それだけ価格高騰の影響を受けますが、太陽光発電の電気を自宅で消費しても電気代高騰の影響を受けません。

毎月の電気代に不安を持っている人でも、太陽光発電があれば安心です。

メリット4:災害時に電気を使える

近年、地震や台風の被害により、停電で突然電気が使用できなくなることが起こるようになっています。

スマートフォンの充電や、冷暖房機能、洗濯や料理など日常で使える電気がないと、不便な生活を強いられることになります。

災害により太陽光発電の設備が故障していなければ、自家発電した電気を使えるので安心です。

さらに蓄電池を併用すれば、太陽光の出ていない時間帯でも電気を貯めることができます。

災害時に電気を使えるというのも太陽光発電のメリットです。

メリット5:売電して収入を得られる

太陽光発電の余剰電力は売電し収入を得られます。

太陽光発電の電気は、蓄電池に貯めることも可能。電気の使用量を非常に効率よく調整できるのです。

太陽光発電は、電気代の節約にもなり賢く活用すれば、電気の単価により収入が得られるということになります。

経済産業省資源エネルギー庁のホームページを見ると、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)についての詳細がわかります。

固定価格買取制度は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定期間買い取ることを国が約束し定められた制度です。

売電に関する制度は、国の制度でもあるため、制度の改定などこまめにチェックすることをおすすめします。

メリット6:補助金を使える場合がある

太陽光発電を導入する際に、補助金の支援を利用できる場合があります。

補助金を活用できれば初期費用を安く抑え、負担を減らすことが可能です。

太陽光発電の補助金を受けるには、簡単ではなく細かい条件や申請の手続きのタイミングや期間があります。

2024年からの太陽光発電に関する補助金は、単体での国の制度では終了していますが、省エネの住宅などと組み合わせた「ZEH補助金」や都道府県、地方の自治体で利用できる可能性も。

不明な点は、新築住宅の施工会社や太陽光発電を契約する業者に事前に問合せし説明を受けましょう。

こどもエコすまい支援事業について

国からの補助である「こどもエコ住まい支援事業」という制度があります。

子育て世帯・若年夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援を目的にしたものです。

今の時点で、2024年度は補助金の上限額が100%に達したため交付申請を受けることは終了になりましたが、国からの補助金についてはこまめにチェックして早めに準備しておくと良いでしょう。

ZEH住宅とは

ZEH住宅とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、断熱性、省エネ、創エネ性に優れた家のこと。

高断熱、高気密、高い性能を持った省エネ設計により、家庭で消費するエネルギーをできるだけ減らし、太陽光発電システムなどでエネルギーを生み出しエネルギー消費量の収支をプラスマイナスゼロにします。

ZEH住宅は、実績のある信頼できる施工会社に依頼することが重要です。

経済産業省「ZEHに関する情報公開について」

太陽光発電のデメリット

太陽光発電にはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。

デメリットを確認した上で、対策により解決できるかを考え、太陽光発電を設置するかどうか判断してみるのも良いでしょう。

デメリット1:メンテナンスが必要

太陽光発電を取り入れるデメリットとして、一般的にメンテナンスが必要という点があります。

屋外に設置される太陽光発電は、故障やトラブルだけではなく、自然災害による破損による交換や汚れによる発電量の低下、寿命などの問題が起こる可能性も。

そのため、定期的なメンテナンスや管理が必要となるのです。太陽光発電のメンテナンスは、電気工事や電気設備の点検などの資格と知識を持った者が行うことがあります。

太陽光発電設備を設置する際は、アフターのサービスや保証のサポートがしっかり用意されているのかを、設置業者に確認してください。

デメリット2:設置費用が高い

太陽光発電は、設置時に初期費用がかかります。

太陽光発電の製品の機種の容量にもよりますが、太陽光パネル代と作業の費用を合わせて、約78万円~130万が設置費用の相場です。

高額な初期のコストがいくらかかるかを意識すること、月々の収支を考慮した上で本当に必要であるかを検討してください。

ローンや補助金を活用すれば、悩みを解消できる可能性があります。

デメリット3:発電量が天候に左右される

太陽がエネルギー源となる太陽光発電は、発電量が天候に左右されることが多いのも注意しておかなければなりません。

日中は電気が増え貯めやすくなる太陽光発電ですが、太陽が沈んでいる夜間は発電ができず、冬は日照時間が少なく夏に比べ発電量が減ります。

季節によっても発電量が異なり、年間を通して安定した発電ができるというわけではないのです。

そのため、一定の電力量で電気を売ることが期待できるわけはありません。

デメリット4:設置が向いていない家がある

太陽光発電のためのソーラーパネルはどの家でも設置できるわけではなく、建物の構造、屋根を設置する向き、スペース、材質、住宅の築年数などによって設置の場所が向いていない家があります。

たとえば、ソーラーパネルの重さに屋根が耐えられなかったり、太陽光が当たらなかったりというケースは、太陽電池の設備を整えられない可能性が高いです。

設置場所が確保できるかどうかも大きなポイントです。

施工会社や設置業者に確認し、太陽光発電のシステムを設置できるのかどうかしっかりプランを立ててください。

デメリット5:反射光トラブルのリスクがある

太陽光発電の反射トラブルとは、ソーラーパネルで反射した太陽光の反射光が、周辺建物の室内などに差し込み、眩しかったり室内の温度を上昇させてしまったりというような支障をきたしてしまうことです。

法律的な基準はありませんが、近隣とのトラブルを抱えて生活していくのは厳しいものがあります。

太陽光発電のソーラーパネルは、基本的に南向きというのが基準とされていますが、周辺環境も考えながら設置する必要があるということです。

デメリット6:屋根にパネルの重さがかかる

ソーラーパネルを屋根に載せることで、屋根や家の強度に耐えられない場合があります。

太陽光発電を導入するのであれば、屋根の強度や家の構造を念入りに確認しましょう。

ソーラーパネルの重さに合う強い屋根構造にすれば、問題がありません。

太陽光発電と蓄電池の相性について

太陽光発電と蓄電池の相性は良いです。

光熱費の節約や災害時の自立発電を、さらに効果的にできるからです。

日中は、電気を使用しない家庭でも太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めれば、災害による停電時に電気を使え、太陽が出ていない時間でも電気を使えます。

ただし、太陽光発電と蓄電池両方を導入するには、初期費用がかかります。

長く太陽光発電と蓄電池を使用していった場合の効果を考慮して、予算の範囲におさまるように検討してみてください。

太陽光発電を設置する際の注意点

太陽光発電は、メリットもありますがデメリットもあります。

太陽光発電の導入に失敗をしないためには、設置業者は慎重に選びましょう。

飛び込みの営業でトラブルになるケースもあります。

施工会社経由での業者や自分で販売する業者を探す際は、多くの情報を収集することが大切。

見積もりを確認し、シミュレーションもしっかり行うことで心配が少なくなります。

太陽光発電を失敗しないためには、施工実績を確認するのはもちろん「電気工事士等の必要資格を有している専門家であるか」「メーカー認定を受けているか」「行政指導の対象になっていないか」などしっかり調査してください。

太陽光発電設備を効率よく使うスマートハウスとは?

スマートハウスとは、省エネ性能が高く、エネルギー需給が最適化された家のことです。

ITとEVの技術で、電気を買わず賢く光熱費を削減し、快適な暮らしを実現できると期待されています。

具体的には「HEMS(Home Energy Management System:ホーム エネルギー マネジメント システム)」を導入することで、電気などの使用量を見える化し、効率よく住宅内設備の一括制御が可能。

スマートハウスでは家庭用蓄電池や太陽光パネルを設置して、電気の供給を行うシステムも含まれます。

省エネ効果の高いスマートハウスは、健康で快適な暮らしができる一般に向けた未来の家としてまずます注目が集まっていくことでしょう。

空間工房LOHASのスマートハウス「LOHAS SMART」省エネ性能の高い再生可能エネルギー自給率100%

スマートハウスは、発電した電気を蓄電池やEV車に蓄える使い方で、実際に夜も電気を買わない暮らしができます。

大幅に省エネの効果のある家の実現が可能です。

現在電気料金が家計を圧迫し、太陽光発電は日中の晴れた日にしか発電できない状況であることから、電気をあまり買い取ってもらえない日が増えています。

再生可能エネルギー自給率が100%であるスマートハウスは、カーボンニュートラルを目指す時代に合わせて、地球温暖化対策に貢献した環境に優しい家。

スマートハウスを選択することで、未来の子供たちに安心を創生できます。

→「LOHAS SMART」の詳しい情報はこちらのページより

【施工実例】少ないエネルギーで暮らすローエナジービルディングの二世帯住宅 in 伊豆の国市

建築が好きなご夫婦が、さまざまな設計デザインを検討後、自分たちにあった居心地の良さを実現された二世帯住宅です。

富士山や桜並木などの土地の特性を活かした配置設計となっています。外断熱と内断熱のダブルで断熱+床下エアコンにより、省エネルギーな暮らしを実現しています。

「ローエナジービルディング」というパッシブハウスに近づく性能で、1階に住む親世帯、2階に住む子世帯に冷暖房を隅々に届け、快適に暮らしやすい家になりました。

[仕様] 延床面積:136.00㎡(41.06坪)

 UA値:0.29W/㎡K

屋根:ガルバリウム剛板

外壁:板張り+そとん壁

床:富士ひのきフローリング 澄家(24時間換気)

太陽光発電パネル:4.26kw QCELLS  

サッシ:断熱サッシトリプルガラス

▶︎詳しい施工事例はこちら

まとめ|太陽光発電は十分理解して検討しよう

今回は太陽光発電の基本やメリット、デメリット、蓄電池との相性を解説しました。

太陽光発電は、環境にやさしく、経済的で、安心感があるシステムです。

ただし、デメリットもあるので、トラブルを未然に防ぐためにも家族で慎重に導入を検討しましょう。

太陽光発電を依頼する業者は、信頼できる会社を選びましょう。

インターネット検索や住宅の施工会社に相談して探すのがおすすめです。

気になる点は、ささいなことでも気軽に問合せできる会社がよいでしょう。

この記事を参考に、後悔のない住宅用太陽光発電の導入を検討いただけたら幸いです。

著者情報

望月広巳

営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。 

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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施工事例はこちら→少ないエネルギーで暮らすローエナジービルディングの二世帯住宅 in 伊豆の国市

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