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【パッシブハウスに最適な土地とは?】土地探しのポイントと施工事例を富士市の工務店が解説

今話題の「究極のエコハウス」といわれるパッシブハウスですが、太陽の光や通風をうまく活用した家づくりが特徴となるため、土地選びが重要なポイントとなります。

今回は、パッシブハウスの土地探しの際のポイントとパッシブハウス基準の施工事例をご紹介いたします。

目次

パッシブハウスとは?

富士市パッシブハウス基準で設計した家

パッシブハウスとは、今、話題の「省エネルギー住宅」のひとつで、自然の光や風を採りこみ、それをうまく活かすことで、家庭用エアコン1台だけで一年をとおして、快適に、そして、健康的に過ごすことができる家のことです。

それを可能とするのは、高気密高断熱といった高い住宅性能で、正式なパッシブハウスを建てるためには、いくつかの認定基準をクリアする必要があります。

ここでは、パッシブハウスとはどんな家なのか、また、パッシブハウスを建てるための土地探しについて解説していきます。

パッシブハウスは世界レベルのエコな住宅

パッシブハウスとは、世界水準の性能認定基準を満たす「世界レベルで本質的にエコな家」のことです。

高い住宅性能と太陽の光や風などの自然エネルギーをうまく採り込んだ設計によって、冷暖房機器をあまり使わなくても快適な室内温度を保つことができるため、光熱費は抑えながらも、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

パッシブハウスは、日本では「一般社団法人パッシブハウス・ジャパン」(以下PHJ)が条件をクリアした住宅をパッシブハウスとして認定することで、はじめて正式なパッシブハウスとなります。

正式なパッシブハウスを建てるためには、PHJに加盟することが前提となるほか、省エネ建築診断士によって設計監理された家であること、さらに、 以下の4つの基準をクリアすることが条件となります。

  • 年間暖房負荷:15 kWh / m2 以下
  • 一次エネルギー消費量:家電を含んだ一次エネルギー消費量が 120 kWh / m2 以下、新基準で60kWh / m2 以下
  • 気密性能:50 Paの加圧時に漏気回数が 0.6 回以下
  • 年間冷房&除湿需要が23kWh / m2 以下

こうした条件をすべてクリアすることで、正式なパッシブハウスとして認定されます。

参考コラム:パッシブハウスの基準を知ろう!HEAT20・ZEH・高気密高断熱住宅の違いを徹底解説

パッシブハウスを建てるための土地探しのポイント

富士山麗

パッシブハウスを建てるためには、一般的な新築注文住宅と同じように、まずは、土地探しからスタートすることになります。ここでは、パッシブハウスを建てるための土地探しのポイントについて解説していきます。

狭小地や近隣に大きなマンションなどがあっても、建てることが可能

パッシブハウスと正式に認定されるためには

  1. PHJに加盟することが前提
  2. 省エネ建築住宅診断士に設計・監理してもらうこと
  3. 年間暖房負荷や一次エネルギー消費量、気密性能が住宅性能基準をクリアしている

という条件がありますが、敷地については規定がないため、基本的にはどんな土地でもパッシブハウスを建てることは可能です。

広大な敷地が必ずしも必要である、というわけではなく、狭小地や変形地はもちろん、近隣に大きなマンションがある市街地の分譲地でもパッシブハウスを建てることはできます。

土地探しの際には、まずは、一般的な注文住宅と同じように「『どこで』『誰と』『どんなふうに』暮らすのか」を考え、希望する条件をピックアップし、優先順位を決めてから、土地探しをはじめることが大切です。

パッシブハウスに適した土地とそうでない土地がある

基本的にはどんな土地でもパッシブハウスを建てることは可能ですが、パッシブハウスに適した土地とあまり適さない土地があります。

パッシブハウスは自然の光や風を採り込みながら、うまく活かしていくことが家づくりの重要なポイントとなります。パッシブハウス設計の最大の特徴のひとつともいえるのが、南面の大きな開口とブラインドとの併用です。

冬はこの南面に設けた大きい窓から、室内に太陽の光による熱を採り込むことで、暖房の負荷を最小限に抑えます。
一方夏は、大きな窓から入り込む日射をブラインドなどで遮りながら、風がしっかり通り抜けるように設計にすることで、室内にこもる熱を風の力で取り除き、冷房を最小限に抑えていきます。

しかし、南側に大きなマンションがあるような日当たりの悪い土地では、日射量が減るために窓の位置や建物の向きを工夫する必要があり、条件によっては、建築費用が高くなる場合があります。

できるだけ環境条件のよい土地を探す

日当たりが悪いなどの不利な立地でパッシブハウスを計画すると、建築費用が高くなることがあり、防火規制の厳しい地域では、性能の良い窓が使用できないこともあるため、可能な限り環境条件の良い土地を探すようにしましょう。

土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談する

パッシブハウスを建てるためには、省エネ建築診断士に設計・監理を依頼する必要があります。そのため、パッシブハウスを検討しているなら、土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談するのがおすすめです。

省エネ建築診断士とはPHJが施行している資格制度で、設計に求められるレベルや計算が非常に高レベルなスキルを有しています。

土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談することで、パッシブハウスを建てるのに適した土地を探すことができるだけでなく、パッシブハウスにあまり適さない土地であったとしても、その土地の環境条件にあったプランを提示してもらいやすくなります。

パッシブハウスを建てるなら空間工房LOHASにおまかせ!

モクリエ

パッシブハウスの基準は世界各国の省エネルギー基準の中で最も厳しいとされています。

そのため、基準を満たすためには、窓や断熱材、換気システムの選び方をはじめ、高気密高断熱を実現する確かな技術力、そして、熱損失や消費エネルギーの計算など高レベルな建築設計や施工が求められます。

空間工房LOHASは、これまで豊富な経験と実績で、理想の家づくりに取り組みながら、省エネ建築診断士が在籍するPHJの賛助会員として「究極のエコハウス」といわれるパッシブハウスにも力を入れています。

パッシブハウス基準の施工事例をご紹介

空間工房LOHASのパッシブハウス基準の施工事例をご紹介します。

パッシブハウスin 静岡,富士宮市

パッシブハウス

静岡県富士宮市に建つ「パッシブハウスの家」は、世界基準をクリアした超省エネ住宅です。

パッシブハウスとは、ドイツの物理学者であるヴォルフガング・ファイスト博士が確立し、世界中で進化・応用されてきたメソッドを用いた省エネ住宅の世界基準となっていく家のことです。

パッシブハウスは

  • 暖房需要が15kWh/m2以下であること
  • 気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下であること
  • 一次エネルギー消費量(家電も含む)が120kWh/m2以下であること
  • 年間冷房&除湿需要が23kWh / m2 以下

の4つの基準をクリアすることで認定されます。

温暖化対策、CO2削減が求められる中、パッシブハウスは、 6畳用エアコン台で、1年を通して、快適で、しかも光熱費が少ないエコで快適な暮らしが実現します。 

窓には静岡県では初となる「スマートウイン佐藤の窓」という断熱性能を示すUw値は0.62W/m2Kという超高性能な木製サッシを採用。

24時間換気システムには、1台で全熱交換換気と全館空調ができる「ZENDER」を用いることで、室温や湿度の調整とCo2濃度や有害物質を取り除き、いつでも快適な室内空気環境を整えてくれます。

「夏涼しく、冬暖かい」快適な住空間を実現しながら、エネルギー消費を抑えて、光熱費の削減にも貢献する、人と環境にやさしい家が誕生しました。

[仕様] 延床面積:104.34㎡(約31.6坪) 屋根:瓦 外壁:ガルバリウム剛板+そとん壁 床:富士ひのき サッシ:スマートウイン佐藤の窓 パッシブハウス認定基準 クリア 暖房需要 15kWh/(m²a) 年間冷房&除湿需要 23kWh/(m²a) 50PA時の漏気回数 1/h ≤ 0.6 一次エネルギー消費量(PER)≤ 60kWh/(m²a) C値(隙間相当面積) 0.15c㎡/㎡ 換気・全館空調:ZENDER ヒートポンプ全熱交換型・全館空調エアコン エコキュート460L

施工事例についてはこちら→パッシブハウス(passivhouse) in 静岡,富士宮市 

富士市のパッシブハウス基準で設計した情緒あるデザインの高気密高断熱住宅

プロファイルウインドーと桧小幅板風の天井

静岡県富士市に分譲地に建つ『富士市のパッシブハウス基準で設計した情緒あるデザインの高気密高断熱住宅』は世界基準のパッシブハウス基準で設計した高気密高断熱な木の家で、「ローエナジービルディング」と呼ばれる省エネを実現したエコハウスです。

南面にビルトインガレージや軒のあるエントランスを設けたい、という施主さまのご要望から、パッシブハウス基準からローエナジービルディング基準に設計を変更しています。

高気密高断熱の住宅性能のため、少ないエネルギー消費によって、光熱費を抑えながら、家全体の温度差が少なく、一年中、省エネで快適な暮らしが実現した「居心地」を重視したデザイン性の高いものになっています。

【仕様】延床面積:100.19㎡(約30.25坪) 耐震性能:耐震等級3 断熱性能:Ua値(外皮性能):0.28W/㎡・K(省エネ等級6+) c値(気密性能):0.13㎠/㎡,

換気性能:第一種熱交換換気・ 澄家 構造材:富士山のひのき、杉 外壁:そとん壁+杉 屋根:ガルバリウム剛板 サッシ:プロファイルウィンドー 樹脂サッシEWトリプルガラス 床:富士ひのき・叩き風土間洗い出し, 内壁:珪藻土フラッシュクリーン・杉板貼り,天井:ひのき小幅板貼り・珪藻土クロス洗面化粧台:モールテックスオリジナル, 家具:造作ソファー,オリジナルキッチン作業台, 建具,:オリジナル建具,吉村障子

施工事例についてはこちら→富士市のパッシブハウス基準で設計した情緒あるデザインの高気密高断熱住宅

まとめ

パッシブハウスをご検討しているなら、光熱費を節約し、快適で健康的な「健康省エネ住宅」の空間工房LOHASまでご相談ください。

土地探しの段階から、プランニングや施工、アフターフォローまでの一貫体制で、みなさまの家づくりをサポートしています。

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LOHASが提唱する「気が行き交う家」

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