近年、家族で快適に暮らせる平屋を検討している人が増えています。
ただし、限られた土地を所有している場合「平屋の間取りはどのようにしたら良いのか」と悩む人もいるでしょう。
平屋には多くのメリットがあり、間取りのポイントを押さえると理想の住まいが実現できます。
今回は28坪の平屋で快適に暮らす間取りのポイントやメリット・デメリット、注意点をご紹介します。
この記事をすべて読むと、平屋のプランニングのコツを理解できるのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 28坪の平屋で快適に暮らす間取り5つのポイント
- 28坪の平屋の間取りの5つのメリット
- 28坪の平屋の間取りの3つのデメリットと対策法
28坪の平屋の新築はどのくらいの広さ?

28坪の平屋の新築は、57畳程の広さになります。
3人家族が住むのにちょうど良い広さであり、2LDKまたは3LDKの間取りが適しています。
LDKや寝室、子供部屋を設けるのが一般的で、ゆったりと暮らせる平屋になるでしょう。
ただし、子供の年齢やどのように部屋を使うのかにもよって、適切な広さは変化します。
家族のライフスタイルに合わせた間取りを計画しましょう。
28坪の平屋で快適に暮らす間取り5つのポイント

28坪の平屋で快適に暮らすには、いくつかのポイントがあります。
28坪の平屋の間取りのポイントを見ていきましょう。
1.リビングを中心とした間取りにする
28坪の平屋は、リビングを中心とした間取りにするのがおすすめ。
家族が集まりやすいリビングを中心にし、個室や洗面所、浴室、トイレに行き来しやすい間取りです。
ワンフロアに居住空間を設ける平屋ならではの間取りであり、生活動線がスムーズになります。
家族が集まりやすいリビングが間取りの中心となることで、コミュニケーションもとりやすくなるでしょう。
2.間仕切りを極力減らして開放的な空間に
28坪の平屋は間仕切りを極力減らして、開放的な空間にしましょう。
平屋は廊下や建具があるとその分、圧迫感のある空間になります。
間仕切りをできるだけ減らすことで、生活動線もスムーズになるでしょう。
また、間仕切りを少なくすることで建具や壁が減り、建築費用も安くなります。
間仕切りの少ない平屋は、開放的でおしゃれな空間になるでしょう。
3.個室は狭くして共有スペースを広くする
28坪の平屋を建てる際に、個室は狭くして共有スペースを広くするアイデアもおすすめ。
たとえば、子供部屋は寝るためだけのベッドのみを配置し、勉強はリビングで行うアイデアがあります。
LDKを広くすることで、子供はダイニングテーブルやスタディスペースで勉強しやすくなります。
リビングにスタディスペースを設けることで、子供が勉強する様子を見守りながら料理や家事ができるでしょう。
4.収納スペースをまとめる
28坪の平屋は、収納スペースをまとめるのもポイントです。
平屋はワンフロアに生活空間をすべて設けるため、収納スペースの確保が難しくなります。
プランニングの際に必要な収納量を洗い出しておき、できるだけまとまった収納スペースを配置しましょう。
家族の荷物や衣類をまとめて収納できる、ファミリークローゼットを設けるのもおすすめです。
5.吹き抜けを設置して開放的な空間にする
平屋を建てる際に吹き抜けを設置すると、開放的な空間になります。
吹き抜けを作ると縦の空間が広がって、広々としておしゃれになります。
さらに吹き抜けの高い位置に窓を配置すると、自然光が入り室内が明るくなるでしょう。
吹き抜けを設けて開放的で明るい空間にすると、家族が集まりやすくなります。
平屋の間取りについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
家事動線の良い平屋の間取り|効率の良い家事動線を実現した施工実例の紹介
28坪の平屋の間取りの5つのメリット

28坪の平屋には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.生活動線がシンプルになる
28坪の平屋は、居住空間がワンフロアにあるため生活動線がシンプルになります。
2階建ての場合は洗濯物を干しに階段を昇る必要がありますが、平屋であれば横移動のみで完結します。
1階部分のみですべての部屋にも行きやすいため、掃除の手間もかかりません。
生活動線がシンプルになると、将来を見越してバリアフリー化も可能です。
2.耐震性がある
平屋は、耐震性があるのも大きなメリットです。
建物が2階建てよりも高さが低いため、構造的に安定しているからです。
地震大国日本において、耐震性が優れていることは長く安心して暮らせるポイントになります。
1階の面積が広い平屋は、風の影響を受けにくく台風にも強い構造になるでしょう。
3.設計の自由度が高い
平屋は、設計の自由度が高いのもメリット。
2階建てと違って1階が2階を支えることがないため、必要以上に柱や壁を作らなくても良いからです。
大きな開口部や間仕切りを減らした開放的な空間など、こだわりの家を実現できるでしょう。
高齢者になった時を見越してバリアフリーにする際も、間口を広くできるのが良い点です。
4.家族で程よい距離が保てる
平屋は、家族で程よい距離が保てるのもメリットの一つ。
28坪の平屋の場合は、LDKを中心に個室を配置すれば家族が集まりやすい場所を作れます。
家族とのコミュニケーションがとれる平屋は、子供が成長して思春期を迎えても良い関係を築きやすくなるでしょう。
5.冷暖房効率が良い
28坪の平屋は、冷暖房効率が良いのもメリットです。
延べ床面積がコンパクトになり、外壁や窓の面積が減るため外気の影響を受けにくくなるからです。
平屋はエアコンの電源を入れてから適温になるまでの時間も早く、電気の使用を最低限に抑えられ光熱費の削減につながるでしょう。
28坪の平屋の間取りの3つのデメリットと対策法

28坪の平屋の間取りには、メリットがあります。
ただし、デメリットもあり早めに知っておくことで対策が可能です。
28坪の平屋の間取りのデメリットを見ていきましょう。
1.圧迫感のある間取りになりがち
28坪の平屋を建てる場合、部屋の数によっては圧迫感のある間取りになることがあります。
間仕切りや廊下を多く設けると、家の中が狭く感じることもあるでしょう。
圧迫感のない平屋の室内を作るには、吹き抜けや勾配天井を設置して縦の空間を広くするのがおすすめです。
平屋は間仕切りを極力減らすことで、開放的な空間になるでしょう。
2.建築費用が高い傾向がある
平屋は、建築費用が高い傾向があります。
同じ延べ床面積の2階建てに比べて土地に接する面積が多くなるため、工事費用の中でも高いと言われる「基礎工事費」がかかるからです。
また、屋根の広さも2階建てより広くなるため、コストが上がる傾向にあります。
建築費用を抑えるには、家の形状をシンプルにするのがおすすめ。
凹凸がない家は、複雑な施工や建材を使用する必要がなく工事費が安くなるからです。
また、省エネ住宅やバリアフリー化などにより、補助金を活用できる場合があります。
補助金を活用すれば、費用負担が大幅に削減できるので施工会社に相談してみましょう。
3.外部から侵入されやすい
平屋は外部から侵入されやすいことも、デメリットです。
1階部分に生活スペースがある平屋は、外部の侵入者が窓から入るリスクがあります。
道路に面している部屋や周辺環境によっては、通行人の視線が気になることも。
そのため、平屋は防犯性を高める必要があります。
防犯カメラやフェンスなどの目隠しを設置するのが一般的で、費用がかかることを把握しておきましょう。
平屋のデメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
28坪の平屋の費用相場

平屋の新築の坪単価は材料や設備のグレードによって金額の違いがありますが、一般的に40万~60万円が相場です。
28坪の平屋の場合、1,120万円~1,680万円が費用相場となります。
平屋は土地の広さが必要になるため、土地代も高くなることを理解しておきましょう。
平屋を建てる費用について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
28坪の平屋を建てる際の注意点

28坪の平屋を建てる際には、注意点があります。
住んでみて後悔をしないように、注意点を把握しておきましょう。
1.採光や風通しを考慮する
28坪の平屋は、採光や風通しを考慮しましょう。
一般的に平屋は、周辺環境によって風通しや日当たりが劣りやすいことがあります。
住宅密集地では隣接する建物が近いため、自然光や風の通り道を遮ってしまう可能性も。
採光や通風を確保できないと、暗く湿気の溜まりやすい室内になります。
天窓などを設置することや窓の配置を考慮することで、日光や風を取り込みやすい平屋になるでしょう。
2.プライバシーを確保する
平屋は、プライバシーを確保することも重要です。
リビングや寝室が外から見えやすい環境であると、通行人からの視線を気になりやすくなります。
プライバシーを確保するためには、フェンスや植栽をして目隠しをするのがおすすめです。
リビングや寝室はできるだけ道路に面した場所に設置しないように、設計しましょう。
3.建ぺい率を考えた土地選びをする
平屋は、建ぺい率を考えた土地選びも大切です。
建ぺい率とは、土地の面積に対する建物面積の割合を指します。
エリアによって割合が異なり、建ぺい率を考慮せずに土地を購入してしまうと希望の広さの平屋を建てられなくなります。
平屋を建てる際は、建ぺい率も考慮し間取りに合わせた土地を選びましょう。
【新築施工事例】自然の中で快適に暮らせる平屋

アウトドアを楽しみたいオーナーご夫婦が、自然の中で快適に暮らせる平屋を実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。
林が広がる自然の中に建てたお宅で、背後には富士山がそびえるロケーション。
ウッドデッキや庭でバーベキューを楽しみ、そのままキャンプを楽しめる平屋になりました。

生活動線を考慮して、玄関からパントリーまで一直線の間取りにしました。
屋外に収納部屋を作り、雨の日でも自転車やバイクを置いておけるスペースを作っています。
アウトドア好きのご夫婦が、趣味を思い切り楽しめる理想の家が完成しました。
まとめ|28坪の平屋を建てる際は実績のある施工会社に依頼しましょう

今回は28坪の平屋で快適に暮らす間取りのポイントやメリット・デメリットをご紹介しました。
平屋はコンパクトに暮らせるメリットが多くあり、デメリットを対策すると理想の家になります。
ただし、平屋を設計する際には土地の選び方や防犯面などの専門的な知識が必要になります。
実績のある施工会社に依頼すれば、ライフスタイルに合わせた最適な家づくりを提案してくれるでしょう。
家族で快適に過ごせる平屋を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、平屋の施工実績が豊富です。
平屋の間取りについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
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LOHASが提唱する「気が行き交う家」

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