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快適な家「パッシブハウス」|後悔しないために必要な3つの知識を富士市の工務店が解説

こんにちは。静岡・富士宮のパッシブハウス認定工務店「空間工房LOHAS」です。今回は、普段私たちが建築しているパッシブハウスについてのお話です。パッシブハウスを建てたいという人は多いですが、それと同じくらい「本当に大丈夫?後悔しない?」と迷っておられる方も多い様子。そこで、今回は後で後悔しないために、最初に知っておいていただきたい3つのデメリットについて解説することにいたしました。施工事例の写真とあわせてお気軽にご覧ください。

目次

パッシブハウスとは?

当サイトでもパッシブハウスについてはたびたびご紹介しているため、パッシブハウスについてご理解いただいている方も多いかと思います。

しかし「パッシブハウスという言葉を初めて聞いた」「パッシブハウスに基準があることはわかるけれど、具体的にはわからない」「いいとこどりできる家、ということは知っているけれど値段が高いイメージが強い」という方も少なくないのではないでしょうか?

今回は本題に入る前に「パッシブハウス」について簡単なおさらいをしたいと思います。

パッシブハウスとは厳密な数値で示される「超快適な」家

パッシブハウスとは、家の省エネ基準のひとつです。元々は環境先進国のドイツで生まれた基準ですが、同じ基準を日本の気候や文化様式に合わせた「日本型超省エネ住宅」として、大変人気です。

パッシブハウスについての詳しい解説はこちらの記事をどうぞ。

「快適」と感じる要素は人それぞれですが「夏は涼しく、冬は暖かい家」が住居についての快適であることは同じですよね。

その「快適」をかなえるための工夫が詰まった家が「パッシブハウス」です。

パッシブハウスで後悔しないために知っておくデメリット

先にも少し触れましたが、パッシブハウスは通常の住宅に比べると、初期費用(イニシャルコスト)が高くなります。その分、持続費用(ランニングコスト)が安く済み、家自体が長持ちする点が魅力のひとつです。

しかし、パッシブハウスにもデメリットはあります。すべてにおいてメリットだけの家はありません。少し高めの費用で建てるパッシブハウスで後悔をしないためにも、まずはパッシブハウスのデメリットを知って、理解しておきましょう。

デメリット① 施工できる工務店が少ない

まずひとつめは、パッシブハウスは「パッシブハウスジャパンに認定された工務店でしか建築できない」ということです。

そのため「情報を集めて、いざパッシブハウスを建てようと思ったらそもそも建てられない…」ということが起こり得ます。

お近くにパッシブハウスジャパンが認定した工務店があるかどうかは、パッシブハウスジャパンの公式HP内「お近くのプロフェッショナル」で検索できますので、試してみてください。

デメリット② 食べ物が傷みやすい

ふたつめは、食品が傷みやすいということです。

パッシブハウスは気密性を高めることで暖かい家を実現します。そのため、通常の住宅であれば問題ない食品も、パッシブハウスだと傷んでしまうかもしれません。

たとえばパンやごはんなど、冬であれば常温で保存できるものも冷蔵庫で保存することになります。

そのため、冷蔵庫は少し大きなものを選んでおく、または保存用の冷蔵庫を用意する、などの準備が必要です。

デメリット③ パッシブハウスを建てられる場所が限られる

最後は、パッシブハウスに適した場所にしか建てられない、ということです。

パッシブハウスは、自然のエネルギーを効率良く取り入れることで快適な空間を作り出します。そのため、日当たりが悪い場所、風の通りが悪い場所、などではパッシブハウスを建てることができません。

日当たりの問題などであれば、追加の施工をすることでカバーできないこともありませんが、費用が上乗せされてしまいます。

パッシブハウスを建てる場合は、土地探しの時点からパッシブハウスジャパン公認の工務店などに相談されることをおすすめします。

まさに「いいとこどり」パッシブハウス5つのメリット

ここからは、実際に空間工房LOHASが建築したパッシブハウスの実例とともに、パッシブハウスのメリットをあらためてご紹介します。

メリット① おしゃれな外観

パッシブハウスは、快適なだけでなく「自分の思い通りの設計ができる」という点が大きなメリットです。

パッシブハウスの良さを知れば知るほど「自分の希望は通らないんじゃないか」と思っていませんか?そんなことはありませんのでご安心ください!

もちろん、設計上の可能・不可能はありますが、基本的には好みのデザインや造りをご希望いただけます。

メリット② 自然の日差しを使った生活

パッシブハウスの大きな特徴のひとつが「太陽の日差しを効率よく取り入れた、冬も暖かい家」ですが、そのために欠かせないものは、もちろん太陽の光です。

パッシブハウスジャパン認定の空間工房LOHASなら、こんなに自然で、おしゃれな窓から暖かい太陽の日差しが入ります。

効率の良い採光で広い部屋でもエアコン1台でOKです。

メリット③ しっかりとした断熱で暖かい家

パッシブハウスジャパンが掲げているのが「ヒートショックによる事故防止」です。ヒートショックとは、寒い冬に暖かいお風呂場から、冷えた脱衣所へ入ったことで起こる血管の変化です。心筋梗塞や脳梗塞に繋がる怖い現象ですが、日本ではヒートショックによる死亡事故が後を絶ちません。

パッシブハウスなら、しっかりとした断熱構造で冬の脱衣所やトイレなども寒さから守ります。

メリット④ 結露しない複層窓で暖かさや涼しさが思いのまま

パッシブハウスの窓には、通常の住宅のような1枚窓は使いません。二重、もしくは三重のまどを使って部屋の温度を保ちます。この複数窓は、外気と家の中を複数枚で隔てているため、結露がおこりません。そのため、カビ発生の心配も無用です。

さらには、この複数窓は南向きなら日差しを取り入れる暖房の役割、北向きなら家の中の熱気を逃がす冷房代わり。

明るい日差しや、振り出した雨や雪、自然を味わいながら空調の代わりをしてくれる、そんな優秀な複数窓を使った家がパッシブハウスです。

メリット⑤ 計算された庇で冬の低い太陽も有効活用

通常の住宅では、夏は日差しがたくさん入るけれど、冬は太陽が低く陽があたらない…ということがよくあります。

しかし、パッシブハウスの計算されつくした庇なら、低い冬の太陽が庇をくぐり抜けて家の中を暖めます。

寒い外から家の中に入るだけで室内の暖かさにほっとする、夏の暑い季節に家に帰るとひんやりとした空気に触れてはーっと息を吐く。そんな快適な家は、パッシブハウスならではの技術によってつくられています。

【まとめ】富士市の自然を活かさないのはもったいない!

今回は、パッシブハウスについて少し簡単にご紹介してみました。パッシブハウスがあまりに「いいとこどり」であるがために、期待半分不安半分、という方は多いですよね。

そのままでも十分魅力的なパッシブハウスですが、この富士市ならもっと自然の恩恵を受けられそうだと思いませんか?

せっかくの恵まれたこの地で、理想のパッシブハウスを建てれば、きっと家族全員が快適に暮らせて、その後も代々大切に引き継がれていくはずです。

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LOHASが提唱する「気が行き交う家」

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