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徐々に進む住宅の劣化。選ぶのは建て替え?リフォーム?|判断する際のポイントを富士市の工務店が解説

長年住んでいると劣化が進んできたと目立つ部分もあるのではないでしょうか。

そのときに考えるのが住宅の建て替えまたはリフォームになります。

本記事ではそれぞれの特徴や迷った際の判断ポイントについて説明をしていきます。

住宅の建て替え・リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

目次

建て替えとは?

施工途中の住宅

今回は建て替えとリフォームの違いについて解説をしていきますが、はじめに建て替えの特徴についてお伝えします。

建て替えとは、既に建っている住宅を基礎部分から解体・撤去し、新たに住宅を建築することを示します。

ここからはリフォームと建て替えを比較した際のメリット・デメリットの説明をします。

メリット

建て替えにおけるメリットは下記の通りです。

  • 希望に合わせて間取りなどの設計ができる
  • 最新の住宅に合わせた高性能化が実現できる
  • 長期視点で考えることができる

はじめにもお伝えした通り、建て替えは基礎部分から撤去して新たに住宅を建てるため、ゼロから家づくりを考えることができます。

そのため、家族構成やライフスタイルに合わせて、間取りや空間設計ができることがメリットとして挙げられます。

そして、最新のトレンドに合わせた家づくりができるため、これまで寒い・暑いと感じていた家であっても、高気密・高断熱に配慮した家づくりをすることが可能です。

つまり、家での快適性の向上を目指すこともできます。

そして、リフォームとは違い全体を作り直すため、短期的な補修などの不安がなくなることにもつながります。

デメリット

一方、建て替えにおけるデメリットは下記の通りになります。

  • 工期が長くなる
  • 仮住まいへの引っ越しが必要になる
  • リフォームと比べて費用がかかる
  • 登記手続きが必要になる

リフォームと比較すると全体的に時間を要するということが、建て替えにおけるデメリットとして挙げられます。

基礎部分の作り直しからはじまり、柱・梁などの構造の組み立てることが必要になるため、工程が多くなります。

住宅の仕様にもよりますが3〜4ヶ月は時間が必要になるため、一時的に仮住まいへの引っ越しも必要になります。

また、建て替えの際には登記の手続きも必要になります。

既存の住宅を解体する際に行う「建物滅失登記」や、新たな家が完成した後の「建物表題登記」など手続きの手間がかかることもデメリットとして考えられます。

リフォームとは?

床のタイルをはめ込む職人さん

次にリフォームについての解説をしていきます。

リフォームとは日本語に訳すと改良・改装などの意味があり、老朽化した建物を元の状態に戻すことを示します。

長年生活をしていると、床や壁が傷むこと、またキッチンの機器故障などの問題が発生します。

これらを部分的に直していくことがリフォームの特徴と言えます。

では、リフォームにおけるメリットとデメリットについて見ていきます。

メリット

まずはじめにリフォームにおけるメリットは下記の通りです。

  • 直したい部分のみ処置ができる
  • 工期が短くてすむ
  • コストを抑えることができる

リフォームのメリットをまとめると、希望部分のみ直すことができるという点になります。

建て替えの場合は、はじめから全てを作り直す必要がありました。

しかし、リフォームの場合は水廻りの補修が必要であれば水廻りのみ、床の補修が必要であれば床のみ、と希望の部分で対応をすることが可能です。

そのため、長い時間を要する建て替えに対して、部分的なリフォームであれば工程も少なく短時間で終えることができます。

それに伴い、材料費や人件費も抑えることができ、全体的なコストを抑えることにもつながります。

デメリット

次にリフォームのデメリットは下記の2点になります。

  • 空間設計の変更が難しい
  • 経年劣化の心配がある

一方でリフォームにおけるデメリットは、設計の自由度が下がるという点です。

先ほどもお伝えした通りリフォームは部分的な劣化や破損に対応することが適しています。

キッチンの入れ替えや、壁の補修についてはリフォームが適していますが、家全体の間取り変更などは建て替えの方が適しています。

また長年住んでいる中で、時間が経つにつれて補修する部分が多くなっていくことも不安要素のひとつかもしれません。

建て替えかリフォームで迷ったときの判断ポイント

家のつみきと虫眼鏡

ここまでは建て替え・リフォームにおけるそれぞれのメリットとデメリットについて説明をしました。

どちらにしても時間と費用が必要になるため決断に悩まれる方も多くいると思います。

ここでは迷った際の判断ポイントについてお伝えします。

下記の3つに分けて説明するので参考にしてください。

  • 予算
  • 築年数・家の状態
  • 家族構成・ライフスタイル

予算

まず1つ目の判断基準が予算です。

家を直すためにいくらまで掛けることができるのか、それぞれ予算があるでしょう。

上記のメリット・デメリットでもお伝えした通り、建て替えはリフォームと比較すると費用が掛かります。

リフォームであれば、部分によって数10万円〜数100万円という金額で対応をすることができますが、建て替えであれば安くても1,000万円以上は見込んでおく必要があります。

住宅に掛けるコストとメリットを照らし合わせながら考える必要があります。

築年数・家の状態

次に、築年数や家の状態も判断材料となります。

一般的に木造住宅の寿命は約30年とされています。

そのため、それよりも長く住んでおり劣化や破損が大幅に進んでいれば、建て替えを視野に入れておく必要があります。

基礎や柱などの目に見えない部分は、お客様自身で判断することは難しいため、住宅会社など専門的な知識を持った方に相談することをおすすめします。

家族構成・ライフスタイル

最後に、家族構成やライフスタイルについてです。

長く同じ家で過ごすのであれば、新たに子供が生まれたり、独立して家から出ていくことも考えられます。

そして、その後家を継いで住んでくれる人がいるかも重要なポイントになります。

子供や孫と一緒に住む予定があるのであれば、将来のことを考えた設計を行う必要があります。

個人で考えるのではなく、家族や親戚の意見も聞きながら家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

リフォーム事例を紹介

空間工房LOHASでは長く快適に住んで頂けるように、リフォームにも取り組んでいます。

ここでは2つ事例を紹介するので、リフォームのイメージのためにも参考にしてみてください。

二世帯暮らせるリフォームin富士

二階建ての戸建て住宅

まずはじめは、もとの親御さんの家を断熱リフォームして二世帯住宅に変更した事例になります。

1階は親御さんが使うスペースが中心になっており、共有部分としてキッチンが設置されています。

2階はお子さん世帯が使うスペースが中心であり、個室が充実しています。

既存の窓を断熱性の高いトリプルガラスに変更することにより、年間を通じて室温を効率よく管理できるようにしています。

施工事例はこちら→二世帯暮らせるリフォームin富士

断熱リフォームして二世帯住宅に増築in富士

住宅のベランダを下から仰ぎ見た写真

こちらはフルリフォームを行い二世帯住宅に改築した事例になります。

冬場は足元が冷える、夏場は湿気でジメジメとして蒸し暑い、というのがお困りごとでした。

断熱リフォームを行ったことにより、冬場も足元から冷えることがなくなったと快適性を実感して頂いています。

1階には親御さんが使いやすい広々としたダイニングキッチンとバスルームを設置し、2階にはアクティブなお子様世帯が使える対面キッチンを設置しました。

施工事例はこちら→断熱リフォームして二世帯住宅に増築in富士

まとめ

本記事では建て替え・リフォームの概要やメリット・デメリットについて説明をしてきました。

住宅の工事については費用と時間が掛かるため、慎重に考える必要があります。

その際に今回お伝えしたポイントを踏まえながら、建て替えにするのかリフォー
ムするのか検討してみてください。

このテーマについて詳しく聞きたい方はこちら

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