自分のサイズにピッタリ合った服はとても着心地がいいですね。
服は太ったり痩せたり、身長が伸びたりの変化にあわせて買い替えていくことで対応できます。
一方、家でも壁の模様替えをしたり、設備が古くなれば新しのに変えたりの対応はできます。しかし、構造の部分等後々では変えられなかったり、変えるのが大変な部分も多くあります。
服のように今の流行がこれだからという観点だけでは決めてしまうと後々困ることになりかねないです。
国土交通省の建設白書での試算によると、日本の住宅の平均寿命は26年だそうです。アメリカの住宅の44年、イギリスの住宅の75年に比べて随分と短いです。
法隆寺を始め、木造で何百年経っても残っている例もあるのに、どういうことでしょうか?
これは、安易に家が建てられた結果、変えられない部分での性能が不十分であったり、住みづらかったりで、長く住み続けることができなくなってしまうからだと思います。
家族のライフスタルの変化に対応でき、老後も住み続けていけるよう、長い年月の使用に耐えられる家にしていく必要があります。
決まっている間取り集の中からでは、対応しきれない場合があります。
少し時間をかけて、自分達の暮し方や敷地にあわせて作るオーダーメイド、注文住宅がより対応しやすいと思います。