【実例】冬の家、室内の温度は何℃？快適な室温や暖房の電気代を安くするポイントを静岡県の工務店が解説

2023年9月18日

2023年12月28日

WRITER

saito

この記事を書いている人 - WRITER -

saito

「冬の室内の温度は何℃が適温？」

「子どもや高齢者に適した室温が知りたい」

「ペットが居る家は何℃にするべき？」

「電気代が高くて困っている」

今回は、そんな悩みを持つ方へ向けた記事です。

皆さんは「冬の室内」を何℃で過ごしていますか？夏は何℃が快適ですか？

冬に暖房で部屋を暖めていると、いつの間にか熱く感じたり、少し汗ばんだりすることがありますよね。

夏も同じで、気がつくと冷房で体が冷え切ってしまっていた…ということも。

そんなことを繰り返す内に「いったい何℃にするのが正解なの？」とわからなくなるものです。

今回の記事では以下の3点が解決します。

エアコンの適温
電気代を安くする方法
一年中低燃費で快適に暮らせる家

室温は、喉や肌の乾燥・熱中症や胃腸の不調・ヒートショックの危険、など家族の健康に大きくかかわります。

この記事では冬や夏の室内温度について、わかりやすく解説しますのでぜひ参考にしてください。

Contents

1 冬の室内「ちょうどいい温度」って何℃？
- 1.1 一般的な適温は18～22℃
2 冬の室内、赤ちゃんや高齢者・ペットの適切な温度は？
- 2.1 子ども・高齢者の適温は大人と同じ
- 2.2 ペットは種類によるので獣医師に確認
3 冬や夏の電気代を安く済ませる方法はある？
4 どんな季節も快適に過ごせる省エネ住宅「パッシブハウス」とは？
5 「超省エネ住宅」パッシブハウスの実例紹介
- 5.1 断熱性・気密性にすぐれたおしゃれなパッシブハウス
- 5.2 超高性能断熱の木製サッシを使ったエコで暖かい家
6 【まとめ】冬の室内は温度管理が重要！パッシブハウスで安心安全な家を

冬の室内「ちょうどいい温度」って何℃？

「快適」と感じる温度は人によって異なります。

家族であっても、暑がりの人や寒がりの人、乾燥を気にする人などが同じ温度を「快適」と感じるのは難しいものです。

一般的な適温は18～22℃

冬の室内の温度は、一般的には「18～22℃」が快適と言われています。

もちろん、寒い・暑いなど個人差はありますが、外気温との差を考えても18～22℃くらいが「ちょうどいい」と感じる人は多いようです。

ただし、室温は温度だけでなく湿度とのバランスも重要。

冬の室内湿度は「55～65％」が理想的です。

一般的なエアコンや全館空調を使う場合は、加湿器などで湿度を保つようにしましょう。

冬の室内、赤ちゃんや高齢者・ペットの適切な温度は？

家族が大人ばかりであれば良いのですが、赤ちゃんや小さな子ども、高齢者がいる場合の室温も気になります。

また、ペットを飼うお宅も多いでしょう。

大切な家族の一員であるペットも快適に過ごせる温度は知っておきたいところです。

子ども・高齢者の適温は大人と同じ

赤ちゃんや小さな子どもの適温は、一般的な温度と変わりありません。

しかし、赤ちゃんは暑さや寒さに弱く、室温が高すぎても低すぎても体調を崩してしまいます。まだ言葉が話せないため、大人が注意しておかなければなりません。

また、高齢者は年齢によって体感温度の自覚が困難になります。

そのため、冬でも暖房で温度を上げすぎて熱中症になったり、低すぎる温度で体調を崩すことも。

いずれにしても、赤ちゃんや小さな子ども・高齢者の室温管理は大人が注意をしておくことが大切です。

ペットは種類によるので獣医師に確認

犬や猫、うさぎや鳥などのペットは、体感温度が人間と違う場合があります。

そのため、そのペットに適した温度には獣医師からのアドバイスが欠かせません。

動物は言葉を話せないため、人間の思い込みでその動物に合わない温度に設定しないよう注意しましょう。

冬や夏の電気代を安く済ませる方法はある？

今の日本は、地球の温暖化の影響で、数十年前とは全く違った平均気温となりました。

そのため「エアコン無しでは生活できない」という家がほとんどではないでしょうか。

しかし、そこで気になるのが「電気代」です。

2023年は電気代の値上がりもあり、冬の電気代が心配…という人は多いようです。

そこで、電気代を少しでも安くできるポイントを3つご紹介します。

エアコンは「自動」で運転する

今、エアコンのほとんどには「自動」の運転モードがあります。

この自動運転モードで、希望の温度を設定しておけば必要以上の電気代がかかりません。

反対に「強」や「弱」を選ぶと、電気代がかかりやすくなる上に「暑すぎる・寒すぎる」という現象が起きやすくなります。

サーキュレーターを併用

サーキュレーターを使うと、エアコンを効率良く使えます。

エアコンは室内の温度を感知しながら、設定した室温になるまで電気を多く使うことになります。

しかし、サーキュレーターを併用すれば、室内の空気が循環するため設定温度までの到達が早くなるのです。

サーキュレーターは、エアコンから出る風が室内に循環しやすい場所に置くと良いでしょう。

室外機周りを片づける

室外機の周りに物があると電気代がかかりやすくなります。

エアコンは室外機から取り入れた風を暖めて、室内に流し込みますが、室外機の周りに物があると風を取り込みにくくなってしまうのです。

室外機が十分な風を取り込めなければ、結果的に設定した室温に到達するまでの時間と熱量がかかり、電気代がかかる要因に。室外機の周りはすっきりと片付けておきましょう。

どんな季節も快適に過ごせる省エネ住宅「パッシブハウス」とは？

「家族の健康を守りながら、快適な冬を過ごしたい」と思いながらも、電気代が高くなるのはやっぱり困りますよね。

そこで注目したいのが「パッシブハウス」です。

パッシブハウスは超省エネ住宅。

たくさんの冷暖房やリフォームの必要もないのに、家族全員が一年中快適に過ごせる「欲張りな家」なんです。

パッシブハウスは「快適」を逃がさない家

パッシブハウスは、独自の技術で建てる家です。

冬暖かく、夏涼しい、そんな理想的なマイホームがパッシブハウスなら叶います。

パッシブハウスは、特別な建物であるため「パッシブハウスジャパン」が認定した工務店でしか建てることができません。

もちろん、温度と湿度のバランスも絶妙。

快適さを逃がさないのに低燃費、しかも長持ちする、そんな欲張りな家が建てられます。

ランニングコストが安く地球に優しい家

自然の光や風、庇（ひさし）を使ったパッシブハウスは、初期費用は少し高め。

でも、電気代などのランニングコストは抑えられます。

家づくりはこれから先の長い人生を大きく左右する一大事です。

初期費用が安くても、電気代やリフォーム費用が頻繁にかかるような家では、安心して住むことができませんよね。

パッシブハウスで、家族全員がいつも快適で安心できる家づくりをしてみませんか。

ヒートショックから家族を守る家

パッシブハウスは、家全体が暖かく・涼しくなるように設計されています。

そのため「リビングから廊下に出ると寒い」「脱衣所やトイレが寒くてたまらない」ということがありません。

寒暖差が原因のヒートショックによる死亡率は、交通事故の3～4倍。他人事ではないのです。

しかも、ヒートショックは高齢者だけに起こるものではなく、子どもや健康な大人にも起こることがあります。

パッシブハウスは「寒い冬でも家族が安全に暮らせる家」なんです。

「超省エネ住宅」パッシブハウスの実例紹介

最後は、パッシブハウス認定工務店の空間工房LOHASが建てた、パッシブハウスの実例をご紹介します。

断熱性・気密性にすぐれたおしゃれなパッシブハウス

注文住宅だから叶う、こだわりの外観。

ウッディなテイストが素敵ですね。

広々とした玄関。高気密高断熱な木の家が、シックな雰囲気でおしゃれです。

ぬくもりを感じるダイニングキッチン。床下エアコンで、寒い冬も足元から暖まります。

冬でも寒くない脱衣洗面所。気密・断熱がしっかりなされているので、ヒートショックの心配もありません。

パッシブハウスならではの「光や風を取り込む窓」です。ネコちゃんの遊び場としても使えそうですね。

室外と室内を隔てるのは、パッシブハウスの特徴的な「複層窓」です。一枚窓と違い、結露も発生しにくく、カビの心配も減りそうですね。

超高性能断熱の木製サッシを使ったエコで暖かい家

すっきりとした空間には、大きな窓。太陽の日差しや、自然の風をたっぷり取り入れて「快適」を逃がしません。

注文住宅ならではのこだわりニッチ。ほんの少しの工夫が、日々の小さな幸せに気付かせてくれそうですね。

広いリビングには大きな窓。外の景色も部屋の一部のようです。木の床と植物の緑が素敵ですね。

周囲にも自然となじむ外観。一見だけではわからない、たくさんの工夫が詰まった家です。

【まとめ】冬の室内は温度管理が重要！パッシブハウスで安心安全な家を

今回は、冬の室内の温度について解説しました。

夏の暑さも苦しいですが、冬の寒さは精神的にもダメージが大きいですよね。

家族全員が健康で元気に過ごせるよう、今回ご紹介したポイントを試してみてください。

「これから家を建てる」という方は、ぜひパッシブハウスを！

光熱費を抑えながらも、快適でエコな生活をお約束します。

まずはお問い合わせください。お待ちしています！

著者情報

寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。