注文住宅を検討する際に、自然素材や自然木を多用し、
自然環境の中で楽しめる家・暮らしを想像されている人もいると思います。
今回は、アウトドア派でも、そうではない人も、気軽におうちキャンプやベランピングを楽しむために、
注文住宅で検討すべきポイントについて解説します。
Contents
家づくりで、おうちキャンプやベランピングを楽しむために!
最初に、「ベランピング」とは、どんなことを指すのかを、探ってみます。
「ベランピング」の語源の一つである「グランピング」とは何なのか?
ベランピングとは、「ベランダ」と「グランピング」の造語です。
キャンプブームとコロナ禍によって、自宅のベランダでもキャンプ気分を楽しむようになったといいます。
では、「グランピング」とは、何なのでしょうか?
“グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称です。世界を席巻するこの新しい流れは、もはや止めることはできません。
2005年、インターネット上において英国でのグランピングの検索が確認されています。つまり、これがキーワードとしてのグランピングの誕生と言ってよいでしょう。以来、グランピングは欧米で非常に人気となり、日本でも急速に浸透しています。”
そうです、「よいところ取りの自然体験」であり、それは、自然体験を気軽に楽しむスタイルのようです。
注文住宅を自然環境で検討している人にとっては、
“周辺環境を家で気軽に楽しむスタイル”として、
取り入れられるともいえます。
注文住宅で検討すべき大きなポイントとは?
では、よいところ取りのスタイルを、家づくりに反映させるには、どんなことを検討するとよいのでしょうか?
リビングやキッチンの続き間としてのバルコニーやウッドデッキを設計する
リビングやキッチンの近い場所に、バルコニーやウッドデッキを設計するとよいでしょう。
バルコニーで食事を楽しむ場合でも、室内のキッチンと近い距離であれば、においや煙を気にせずに済みます。
バルコニーだけではなく、リビングといった室内空間も合わせて、利用すれば、BGMや話し声のボリュームも、外のみで楽しむよりも、さほど気にすることはないかもしれません。
リビングやダイニング、キッチン(LDK)を、2階に設計すると、見晴らしはよく、周辺環境を眺めながら、おうちキャンプを楽しむことができるでしょう。
また、リビング側に土間をつくり、キャンプグッズを装飾するなど、ゆとりある空間があるとよいでしょう。
高気密・高断熱は、「よいところ取りの自然体験」を体現
最近は、気象変動により、夏は猛暑、冬は極寒で、温度差が激しい日もあります。
室内は、いつでも快適な温度を保つ高気密・高断熱であることで、
快適なおうちキャンプが、季節を問わず、楽しむことができるでしょう。
グランピングの語源にあるように、煩わしさから解放された“よいところ取り”の環境こそが、
注文住宅における「ベランピング」「おうちキャンプ」といっても過言ではないと思います。
自然素材を家の中でも取り入れ、見せる収納を検討してみる
室内の雰囲気を、アウトドアグッズに合わせることは、優先度として高くはないかもしれません。
しかし、自然素材を家の中に取り入れようと考えている人にとっては、合理的です。
いつでもおうちキャンプができるように、
お子さん用テントやキャンプ用テーブル、イスを、取り出せられるように、
自然素材を多用したリビング付近に大容量の収納スペースを設けるとよいでしょう。
そうではなく、
たとえ、後付けのラックでも、
室内の自然素材に溶け込み、違和感のない「見せる収納」のような、キャンプグッズは、
楽し気なディスプレイと感じることでしょう。
このように、キャンプグッズを「見せる収納」が、活かせる空間づくりは、毎日を楽しく演出します。
意外と大切な設備仕様
日常的にも役に立ち、おうちキャンプやベランピングにも役立つ設備仕様を紹介します。
庇のあるバルコニー
バルコニーでも、庇や屋根のあるタイプや、
壁で囲まれたインナーバルコニーを検討することで、雨や風に対応しやすく、
外から見えにくいというメリットがあります。
防水コンセント
バルコニーに防水コンセントを設置しておくことで、とても便利になります。
野菜類など、ちょっとした食べ物だけ、卓上IHコンロやホットプレートを使用する、
お湯を沸かす、
ライトアップしたい、
掃除がしたい、など、バルコニーの使い方が広がります。
ウッドフェンス(目隠し)
デザイン性の高い手すりやガラス手すりでは、眺望や景色といった風景や空間を楽しむのに最適です。
そのうえで、おうちキャンプやベランピングをする場合は、安全性や視認性を確保するとよいでしょう。
ウッドフェンスであれば、ほどよく目隠しされるため、視線を遮りながらも、風や光を通し、圧迫感なく、明るさも保てます。
まとめ/日常的に、おうちキャンプやベランピングを楽しむことのできる注文住宅
今回は、気軽におうちキャンプやベランピングを楽しむために、注文住宅で検討すべきポイントについて解説しました。
最後に、ポイント3つをまとめます。
・リビングやキッチンの続き間としてのバルコニーやウッドデッキを設計する
・高気密・高断熱な住宅を検討する
・自然素材を室内に取り入れることで、見せる収納でも活かせる空間づくりができる
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自然素材を取り入れた注文住宅を検討するにあたり、ヒントがあるかもしれません。
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