地元でとれたものを、地元で消費する地産地消。
家づくりで言えば、柱や梁の構造材はサイズが大きかったり量が多かったりで遠くから運んで来る際には、とても多くの運送のエネルギーがかかります。
又、富士山のすそ野を始めあちこちで戦後植林されたひのき・杉が大量に育っています。
しかし、輸入材におされて、採算が合わなくなった中で放置され弱ってしまっている森を多く見かけます。
地元で育った木で家を建てれば、運送のエネルギーは少なく済みます。
又、同じ自然環境で育っているので、家になった後も無理なくその土地に根付いていけると思います。
そして、森の木は適宜使ってあげれば、残った木が元気に育つようになります。
川上の森が弱ると、土砂災害にしろ、川下に住む我々に影響が出てきます。
木材の地産地消をすることで、地球に優しく(エネルギー消費量が少なく)、長持ちして、
地元の森を守ることにつながっていけます。
静岡県には、静岡の森で育った木が安心して使えるように、しずおか優良木材という規格があります。木材の寸法精度、強度、乾燥度合いが基準を満たし、認定工場でしっかりと加工されます。
しずおか優良木材は使った量に応じて静岡県のほうでの補助金の制度もあります。