自分たちが住んでいる富士山麓の森を元気にしたいと地道な活動をしています。
森林組合が手を付けないような小規模な森で手入れがされずに荒廃している杉・ひのきの人工林が沢山あります。材木の値段が下がり、大規模な機械での作業をしたり、木を運び出したりする費用分に見合わなくなっているからです。その山主様から委託を受けて、手弁当で森の設計をします。森を見て、数十年語の森の姿を想定して、どの木を残し育て、どの木を間伐するかを決める、選木をしていきます。森の健康診断をして、どのような間伐方法がいいかを決定していくことでもあります。診断をしてみて、間伐をすると選んだ木でも切り倒すのが危険な状態の森もあります。こういう森が今の日本の森では結構あるんですね。手入れがされずに木がもやし状態で密集しているので、細く根が張っていません。まだ密集して支えあいながら、立っていても伐採して、木と木の間があくと、強風時に耐えられなくて倒れてしまう危険が出てきます。
そういう場合は、木を切り倒さず、根本に切り込みを入れて立木の状態で枯らす巻き枯らしという手法が有効です。巻き枯らした木はそこに残って、周囲の育てるべき木の支えの役割を果たしてくれます。
今回の森の木はある程度育っているので、切り倒しても大丈夫な状態でした。
選木をして、伐採、伐倒間伐をしてもらいました。
柱になるような太さの木もありましたが、搬出するまでの費用が見れなかったので、切り倒してもらうことに専念しました。切り倒した木も基本はそのまま放置。細切りにしたりどこかにまとめてということはしません。
必要ないし、その分費用がかかりますので。もったいない気はしますが、こうすると残った木がすくすくと元気に育つようになります。間伐した後は森に日が入って明るくなります。
今は、材木として生かせなくても、十年後二十年後に太く育った材木として活かせるようになってきます。
つないでいくこと、ですね。
今回伐採した木は500本近く。
1ha程の小さな森で全体の半分近くを伐採したことになります。
切り倒した木は材木としては生かせなくても、別の方法で活かしたい。
薪ストーブ用の薪にしてみたいと計画中です。
杉・ひのきといった針葉樹にも対応できる薪ストーブもいいものが出てきました。
後は、費用をできるだけかけずに薪にしていけないいんです。
森を守る活動を一緒にしている仲間のネットワークで、シルバーの方々にお願いできそうです。
その人達は自分達が住む街を綺麗にしようとボランティアで活動をしています。
この薪づくりで、多少なりとも活動費の足しになればいいでしょうし、森も綺麗になります。
この流れができると、
森も元気になる。
シルバーの人も元気に活動の場ができる。
住まい手の方も薪ストーブライフをエンジョイできる。
(広葉樹の薪はだんだん入手しずらくなってきていますので)
という、ウインウインの好循環が作り出せるなと。
地道な活動ですが、続けていきたいです。
空間工房LOHASのホームペ-ジです。つながる心地よさ。家族の心と、庭の四季の移ろいと
「つながる心地よさ」
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