今人気が高まっている平屋の住宅。
実際に平屋を新築したいと考えているものの、間取りで悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、平屋におすすめの3LDKの間取りについて詳しく解説していきます。
間取りを考える時のポイントも紹介するので、平屋住宅の新築を考えている方はぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
Contents
3LDKの平屋を建てるために必要な土地の広さの目安とは?
平屋と聞くと、「大きな土地が必要なのでは?」と考える方も少なくありませんよね。
では、実際に3LDKの平屋を建てるためにはどのくらいの広さの土地が必要なのでしょうか。
具体的には、30坪程度が最低必要と言われています。
30坪の広さが確保できれば、それぞれの個室に十分な広さが確保でき、リビングやダイニング、クローゼットなどもゆとりを持って作ることができます。
子ども部屋を2部屋と主寝室の合計3部屋を作るのにちょうどいい広さです。30坪の平屋は、3〜4人家族に適した広さといえます。
建ぺい率に注意しましょう
土地の広さに関して、注意しなければならないことがあります。
それは、「建ぺい率」です。
住宅を建てるには、建ぺい率という決まりがあり、敷地に対していっぱいに建物を建てることはできません。
建ぺい率は地域によって異なりますが、40〜60%の地域が多いです。
建ぺい率が60%の土地の場合、50坪程度の土地があれば30坪の建物を建てることができます。
土地を探す時には、建ぺい率にも注意しておきましょう。
3LDKの平屋を建てるときの間取りのポイント
50坪ほどの土地があれば、ゆとりのある平屋を作ることができるということはお分かりいただけたのではないでしょうか。
では実際に3LDKの平屋の間取りを考える時に、どのようなポイントに注意すべきなのかを見ていきましょう。
主に注意すべきポイントは以下の3点です。
- 日当たりと風通しを考える
- 家事や生活の動線を意識する
- 防犯対策をしっかりとする
各項目について詳しく紹介していきます。
日当たりと風通しを考える
平屋の住宅は、通常の2階建てや3階建ての住宅に比べて、室内に太陽の光が届きにくい構造になりがちです。
建物の面積が広いので、中心部に太陽光が届くようにするための工夫が必要になります。
また、風も意識して取り入れられる構造にしなければ中心部には届きにくくなります。
家の中心にあるリビングに太陽光や風を取り入れたい場合、天窓を設置したり、中庭を作ったりして光や風が行き届く工夫をしましょう。
家事や生活の動線を意識する
家事や生活の動線について、間取りを考える段階からしっかりと意識しておきましょう。
キッチン、ランドリールーム、洗濯物干場などの家事スペースを近い距離に設置することで、家事効率が上がります。
回遊動線など、自分たちの生活の動線に合わせた間取りを取り入れましょう。
防犯対策をしっかりと
平屋は、2階建てや3階建ての住宅とは違い、全ての部屋が1階にあります。
子ども部屋が1階にあり、道路に面していると、外からの視線が気になることもあります。
子ども部屋だけでなく、寝室やお風呂場なども外からの視線に配慮した間取りを工夫しましょう。
平屋は空き巣のリスクも高い傾向にあります。防犯対策をしっかりと考えた間取り計画を立てましょう。
3LDKの平屋の間取りアイデア
つづいて実際に、平屋の住宅を建てる際の間取りアイデアを紹介します。
- コの字型・L字型の平屋
- 回遊動線を取り入れた平屋
- 水回りを近くに配置した平屋
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
コの字型・L字型の平屋
平屋は家の中心に光や風が届きにくい傾向にあります。
この問題を解決する手段として、コの字型やL字型の家にして庭を設置するという方法があります。
建物をコの字型やL字型に配置し、リビングに大きな窓を配置。庭を作ることで、太陽光も風もたっぷりと取り込むことができます。
回遊動線を取り入れた平屋
平屋の住宅は、どうしても動線が長くなりがちです。
動線が長いと家事をするのも一苦労ですよね。
平屋に回遊動線を取り入れることで、家の中での移動がスムーズになります。
回遊動線とは、家のなかに行き止まりがなく、ぐるっと回れる動線設計のことです。
平屋で行き止まりがあると、家の端から端までの移動が大変です。
回遊動線を取り入れると、家事動線も生活動線もスムーズになります。
水回りを近くに配置した平屋
家事動線を意識し、水回りを近くに配置することで、家事の効率が良くなります。
例えば、キッチンのすぐ近くにランドリールームと洗濯物を干すスペースを設置したとしましょう。
キッチンで料理をしながら洗濯機を回し、洗濯が終わったら料理の合間に干すなんてこともスムーズに行えます。
このように、部屋や設備の配置を考えることで効率的な家事を叶えることができるのです。
3LDKの平屋の実例を紹介
3LDKの平屋の住宅を建てるときに必要な土地の広さや注意点、間取りアイデアなどについて紹介してきました。
ここからは、「空間工房LOHAS」で建てた3LDKの平屋住宅の素敵な実例を2つ紹介します。
太陽光発電する平屋の家
屋根に太陽光発電を設置したこちらの住宅。
グレーの外壁にランドリールームの目隠しの格子がアクセントの落ち着いた雰囲気の外観です。
延床面積は約29坪の3LDKの平屋です。
玄関には家族の靴がたくさん収まる土間収納。
ベビーカーやゴルフバッグを置くのにも困りません。
リビングには大きな窓を設置することでしっかりと太陽光を取り入れられ、明るい空間に。
キッチンからの目線。
リビングに居る家族との距離が近く、安心感があります。
キッチン・洗面所・ランドリールーム・脱衣所・浴室などの水回りが1箇所にまとまっているので、家事がとってもスムースです。
ランドリールームからすぐに外に出られるので、外干しも部屋干しもできます。
広々とした個室は子ども部屋に。子ども部屋は2部屋用意しました。
その他に主寝室が1部屋あります。
キッチン横にパントリー、主寝室と子ども部屋の間に収納スペースを確保しています。
各部屋が広々としていて30坪未満でも満足の3LDKの素敵な平屋が完成しました。
施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kobo-lohas.jp/post-12765/
低炭素認定住宅の平屋
こちらもグレーの外観がシックな平屋です。
滑り出しの玄関ポーチがとてもおしゃれですね。
約34坪の3LDKの平屋の住宅を詳しく見ていきましょう。
玄関を入ってすぐにクローゼットへ行ける動線。
クローゼットでコートを脱いでリビングへ入ることができます。
玄関には土間収納を設置。
玄関側からも土間収納側からも家の中に入れる構造になっています。
お施主様こだわりのおしゃれなキッチン。
LDKには大きな窓からたっぷりと光を取り入れられます。
壁には造作のスタディコーナーを設置し、お子さんのリビング学習にぴったりなスペースに。
約10帖の広々とした子ども部屋。
ドアを2つ設置し、将来的に2部屋に分けられる構造になっています。
その他にも7帖の主寝室やランドリールームなども、広々とした空間に仕上がりました。
こだわりの間取りやデザインももちろん素敵ですが、こちらは日々の二酸化炭素排出量を抑えることができる環境に優しい平屋の住宅です。
施工事例の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kobo-lohas.jp/post-12543/
まとめ
3LDKの平屋住宅について紹介してきました。
平屋特有の注意点をしっかりと把握したうえで間取りを検討することで、理想の平屋を手に入れることができるでしょう。
静岡県・富士市周辺でおしゃれな平屋の住宅を検討している方は、ぜひお気軽に「空間工房LOHAS」にお問い合わせください。
お客様一人ひとりにぴったりの間取りの提案をさせていただきます。
また、今回紹介した低炭素住宅やZEH、パッシブハウスなどのような高性能住宅にも対応しております。
お気軽にご相談ください。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
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