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【2023年版】断熱リフォームで使える補助金とは?|既存の家を夏は涼しく冬は暖かくする方法を富士市の工務店が解説

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長い時間を過ごす家であれば、快適に過ごしたいと考える方が多いでしょう。

しかし、断熱性能が低く、夏は暑い・冬は寒いという悩みを抱えている方も多くいます。

 

本記事では断熱リフォームの特徴について説明するとともに、そのリフォーム費用を補助する制度についてもお伝えします。

 

住宅の断熱リフォームを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

 

断熱リフォームの必要性

グレーの家

近年では住宅自体の差別化が大きなポイントとなっており、住宅の高性能化が進んでいます。

 

SNSやインターネットで様々な情報を得るようになったお客様にとっては、「高気密・高断熱」といったキーワードも身近になりました。

 

そのため、年間を通じて快適に暮らしたいという希望を持っている方も多くいます。

 

また、住宅業界のトレンドとしてもZEH住宅などの断熱性能に優れている住宅に対して、補助金が適用されるなど、高性能化が重要視されています。

 

このように社会全体としても住宅の高性能化が進んでいることを事前に知っておく必要があります。

 

では次に、なぜ断熱リフォームが必要になるのか、そのメリットについて説明をしていきます。

 

ここでは下記の3つのポイントに焦点を当ててお伝えします。

  • 年間を通じて快適に過ごせる
  • 省エネによるコスト削減が見込める
  • 冬の結露を予防できる

 

年間を通じて快適に過ごせる

まず1つ目のポイントが、年間を通じて快適に過ごせるということです。

 

日頃生活をしている中で、「夏は家の中が暑い」「冬は家の中が寒い」という悩みが多く挙げられるのではないでしょうか。

 

断熱性が優れていない住宅であれば、外気温からの影響を受けやすく、室内の温度も変化しやすい状況になります。

 

そのため、暑さ・寒さに対して不快感を覚える方も多くいます。

 

断熱リフォームで最新の断熱材の充填や、サッシの交換をすることにより、外からの影響を受けにくい住宅を作ることができます。

 

そして、部屋の温度を一定に保つことにもつながり、年間を通して快適に過ごすことができるでしょう。

 

省エネによるコスト削減が見込める

次に、断熱リフォームにより省エネが実現できるというポイントも挙げられます。

 

先ほども挙げた通り、断熱性が優れていなければ室温が変化しやすいため、冷房・暖房などの空調機器を頻繁に使う必要があります。

 

また、1台で対応できない場合はその他に予備暖房を使う必要があるかもしれません。

 

しかし、断熱リフォームを行うことで外気の影響を受けにくくでき、部屋の温度があまり変化しないため必要最低限の冷暖房能力で対応できます。

 

そのため、大きな家計の負担となっている電気代・ガス代などのランニングコストを抑えて日々の生活を送ることが可能です。

 

冬の結露を予防できる

そして最後に、冬の結露を予防できるというメリットも挙げられます。

 

冬の時期になると窓の周りに結露が発生し、水滴で濡れていることを不快に思われる方もいるのではないでしょうか。

 

結露の要因のひとつとして、外と中の気温の温度差があります。

これも断熱リフォームによって冷気の侵入を防ぐことができるため解決ができます。

 

また、結露は単に水滴が発生するだけではなく、住宅の構造躯体である柱などの木材にも影響を与えます。

結露によってカビが発生し、老朽化を進める原因にもなります。

 

そのため、断熱リフォームで事前に結露を防ぐことにより、建物の劣化を防ぐことができ、長く住める家づくりにもつながります。

 

関連コラム:【後悔する前に】結露ができない高気密高断熱住宅を建てる5つの対策を富士市の工務店が解説

 

断熱リフォームの種類

断熱材をはめ込む写真

ここからは、断熱リフォームの種類についてお伝えします。

 

断熱リフォームでもいくつか種類があるため、家の部分ごとに説明をしていきます。

 

窓断熱

まずはじめに窓断熱になります。

外気温の影響を受けやすい一番大きな部分が窓になります。

 

断熱リフォームを検討する際は、効果が高い窓から取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

既存の窓の断熱性が低いのであれば、3層の複層ガラスに交換することや、内窓を取り付けて二重窓にすることで対応することが可能です。

 

壁断熱

次に、冷暖房の効果を高めるために壁断熱についても考える必要があります。

 

壁においては、冬は熱の流出、夏は室内への熱の侵入の大きな要因となります。

 

そのため、断熱材を入れることによりその課題を克服することができ、冷暖房の使用量削減にもつながります。

 

天井断熱・床断熱

最後に、天井断熱と床断熱になります。

 

天井は夏場の日光を上部から浴びているため、室温に影響が出やすい部分になります。

天井裏は気温が50℃以上に達することもあります。

 

一方、冬場の家の寒さは足元から感じることが多いのではないでしょうか。

 

これらの悩みを解決するために、天井や床に断熱材を敷き詰める方法が多く取り入れられています。

そうすることで暖気・冷気の侵入を防ぐことにもつながります。

 

2023年の断熱リフォーム補助金の紹介

一万円札と電卓の写真

断熱リフォームはしたいが、費用が掛かるため踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は断熱リフォームに対して補助金が交付される制度についてお伝えします。

 

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

今回説明する補助金の制度は、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」です。

 

住宅リフォームの補助金によっては、水廻り設備や空調設備の入れ替え等も補助対象に含まれる場合があります。

 

しかし、こちらは断熱リフォームに特化した補助金となっています。

 

今回は戸建て住宅を対象として、補助金の概要について下記で説明をしていきます。

詳しくは公益財団法人北海道環境財団のこちらのページでも説明をしているため参考にしてみてください。

 

概要

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は断熱リフォームに特化した補助金であり、

高性能建材を用いた断熱リフォームを行うことにより、エネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進するという目的があります。

 

補助対象

補助対象は「トータル断熱」「居間だけ断熱」の2つのパターンに分けられます。

  • トータル断熱:省エネ効果(15%以上)が見込まれる改修率を満たす、高性能建材(断熱材、窓、ガラス)を用いた既存住宅の断熱リフォーム

 

  • 居間だけ断熱:居間(日常生活の中心であり、家族全員の在室時間が最も長い居室)に、高性能建材(窓)を用いた既存住宅の断熱リフォーム

 

※上記に挙げた断熱材・窓・ガラスに加えて家庭用蓄電システム・家庭用蓄熱設備・熱交換型換気設備などの改修においても補助の対象となります。

 

補助金額

補助金の説明図

補助金額の上限は1住戸あたり120万円となります。(補助対象となる経費の3分の1以内)

また、家庭用蓄電システムは20万円、家庭用蓄熱設備は20万円、熱交換型換気設備は5万円が上限となります。

 

公募期間

令和5年1月16日(月)〜令和5年3月3日(金)17時まで

 

補助金申請の流れ

  1. 「交付申請書」の提出・審査・選考、「交付決定通知書」の発行
  2. 事業開始(契約・着工)※交付決定前に契約・発注・着工等を行うと、補助金の交付対象にならないため注意が必要になります。
  3. 「完了実績報告書」の提出、審査
  4. 「交付額確定通知書」の発行
  5. 「精算払請求書」の提出、補助金の支払い

参考ページ:既存住宅における断熱リフォーム支援事業 公募要領

 

まとめ

今回は断熱リフォームの概要やリフォームの際に活用できる補助金について説明をしてきました。

 

断熱リフォームを検討する際に費用面での不安があるかもしれませんが、補助金を活用することで費用を抑えることができます。

また長期的な視点で見るとランニングコストを下げることにもつながります。

 

断熱リフォームを行い、快適に長く過ごせる家を実現してみてください。

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