せっかくマイホームを持つのであれば、心身ともにストレスをため込まずに快適に過ごしたいものです。
「省エネルギー住宅」とは、冷暖房を抑えることで光熱費を節約するだけでなく、毎日の暮らしを快適に、そして、健康的に過ごすことができる住宅のことです。
今回は、そんな「省エネルギー住宅」のなかでも「究極のエコハウス」といわれる、パッシブハウスについて解説します。
<特集>空間工房LOHAS代表寺崎幸治が解説。「パッシブハウス基準で老後や子の代にも住める家」
空間工房LOHAS代表寺崎が、パッシブハウス基準の家について解説します。
これまで200棟以上の注文住宅を建築し、実際のパッシブハウスの現場を数多く経験してきた実績を元に、パッシブハウスのメリットとはどんなことかを検証。人生100年時代、環境にも配慮をしながら、永く快適に暮らせる住まいとは、という視点でお伝えします。
詳しくはこちら:「パッシブハウス基準で老後や子の代にも住める家」
Contents
- 1 【パッシブハウスとは?】その特徴とパッシブデザインについて
- 2 【性能・基準①】パッシブハウス基準と省エネ基準
- 3 【性能・基準②】国土交通省・2025年から始まる「省エネ住宅基準義務化」とは?
- 4 【土地探し】省エネ最高基準であるパッシブハウスに適した土地とそうでない土地
- 5 【メリット】パッシブハウスのメリットや気にしておくべきポイント
- 6 高性能リフォームをしたモデルルーム「モクリエ(mokurie gallery)」
- 7 【コスト】パッシブハウスの価格は高いのか?
- 8 【リフォームor建て替え】リフォームでの対応は可能か?
- 9 【事例集】空間工房LOHASによるパッシブハウス基準で設計した住宅
- 10 まとめ
【パッシブハウスとは?】その特徴とパッシブデザインについて
パッシブハウスとは、環境先進国ドイツで誕生した世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」のことを言います。
2010年に日本でのパッシブハウス普及を促進させるべくパッシブハウス・ジャパンが発足されました。
パッシブハウスは冷暖房負荷や一次エネルギー消費量、気密性能など厳しい基準が設けられており、エネルギー消費計算専用のツールで評価します。特に下記3つの「熱」について着目し、パッシブハウスの厳しい評価基準をクリアしなければなりません。
<動画>90秒でわかるパッシブハウス
パッシブハウスの特徴「断熱性能」「蓄熱性能」「遮熱性能」
パッシブハウスは世界基準の断熱性能と気密性能を有している必要があります。断熱性能としては、日本で1999年に全面改正された「次世代省エネルギー基準」の3倍近くの性能が求められています。また、地球の環境負荷軽減と人が健康的に過ごせる住空間をつくるために、最低限の冷暖房機器で生活できる性能を必須としています。
エアコン1台で家中快適な環境にするために必要な性能の一つが「蓄熱」となります。
パッシブハウスは自然と共存しながら、快適な温度や湿度を「遮熱」という観点でコントロールする日本古来の家づくりの手法と似ており、最高にエコな省エネ住宅を実現します。
パッシブハウスは、性能を数値化することで評価
パッシブハウスは建物の設計段階において、「PHPP(Passive House Planning Package)」というドイツのパッシブハウス研究所で開発された建築物のエネルギー収支ツールを用いて計算し、性能を見える化します。
設計段階で断熱材や窓、換気回数などの能力を入力するだけでなく、建設地の外気温湿度や日射量に関するデータも計算に含めます。
そのため、入居後のエネルギー消費量(実測値)がシミュレーション時より上回らないことが評価され、世界基準の省エネ住宅と言われる所以となっているのです。
パッシブデザインについて
パッシブハウスとよく似たものに「パッシブデザイン」があります。パッシブデザインと同じ意味でパッシブ住宅やパッシブ設計なども謳っている工務店やハウスメーカーも増えてきました。ここでパッシブハウスとパッシブデザインの違いについてみてみましょう。
パッシブハウスとパッシブデザインの違いは、「明確な性能基準」や「省エネ建築診断士の在籍」
パッシブハウスはドイツのパッシブハウス研究所によってつくられた性能基準をクリアした住宅になります。パッシブハウスが日本に入ってきて10年近く経つ中で、認定を受けているパッシブハウスはまだ20棟ほどしかなく、大変厳しい基準となっています。
一方、パッシブデザインは設計手法のことであり、性能基準については特に決められていません。
パッシブハウスを建てるには、パッシブハウスジャパンに加盟している工務店・設計事務所に依頼するかたちになります。加盟するためには、省エネ建築診断士という独自の資格を保有している建築士が在籍している必要があります。
一方、省エネ設計に関するプロフェッショナルがいなくてもパッシブデザインは謡うことができるので、パッシブハウスを検討されている方は省エネ建築診断士が在籍しているかどうかを判断基準にすると良いでしょう。
【性能・基準①】パッシブハウス基準と省エネ基準
パッシブハウス基準とは、パッシブハウスとして認定を受けるために必要な基準で、前述通り、建物の省エネルギー基準の中では、世界的に見ても最も厳しい基準です。
ここでは、パッシブハウスの基準を満たすための条件や省エネ基準について解説します。
パッシブハウス基準
パッシブハウス基準は、以下の3つの条件を満たす必要があります。
・年間の冷暖房負荷がそれぞれ15kWh/㎡以下
・年間の一次エネルギー消費量が120kWh/㎡以下
・気密性能において50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下
冷暖房負荷とは、室内の温度や湿度を快適に保つために必要な、冷暖房のエネルギー量を指します。
一次エネルギー消費量とは、住宅などで消費するエネルギーを熱量に換算したものです。パッシブハウス基準に適合した建物を建てるには、豊富な経験と高い技術力が要求されます。
省エネ基準
省エネ基準は、「一次エネルギー消費量基準」と「外皮性能基準」から構成されています。一次エネルギー消費量とは、住宅などで消費するエネルギーを熱量に換算したものです。省エネ基準では、一次エネルギー消費量が基準値以下となる必要があります。
省エネ基準の性能ランキング
上記は、省エネ住宅において何が一番良いのか、という疑問をピラミッド表にしたものです。以下のリンク先では、省エネ住宅の様々な基準や制度について解説しています。
【性能・基準②】国土交通省・2025年から始まる「省エネ住宅基準義務化」とは?
2025年より、省エネ住宅基準義務化が始まります。具体的にどういった住宅を建てる必要があるのでしょうか。
また、どうすれば省エネ住宅として認めてもらえるのか、ポイントを3つピックアップしました。
2025年から適用の「省エネ住宅義務化」について
外皮熱性能の向上
外皮とは、家の外部分を指します。具体的には、屋根や外壁、窓などです。これらの断熱性が高い家でないと、省エネ住宅と認められません。
エネルギー消費を減らせる設備の導入
住宅に住む上で、これからチェックされるのは「冷暖房設備」「換気設備」「給湯設備」「照明設備」「家電など」の5項目です。これらに関して省エネができていれば、不動産価値も高くなるでしょう。
自然エネルギーを利用できる住宅作り
省エネ住宅にするには、設備の導入でお金がかかるイメージがあるかもしれません。しかし、実際には自然エネルギーを上手く利用することで、初期費用を抑えつつ省エネ住宅にすることも可能です。
2025年以降の住宅における省エネ住宅ロードマップ
2025年以降は住宅の省エネ住宅義務はどうなっていくのでしょうか。政府は、2030年、2050年と、先を見通して目標を立てています。
2030年になると、省エネに特化した住宅であるZEHやZEB水準が省エネ性能に引き上げられ、適合が義務化される予定です。簡単に言えば、家で消費するエネルギーをプラスマイナスゼロにする住宅を作ることが義務化されるわけです。
2050年には、ZEHやZEB水準といった省エネ性能が平均的になることを目指しています。
【土地探し】省エネ最高基準であるパッシブハウスに適した土地とそうでない土地
パッシブハウスを建てるためには、一般的な新築注文住宅と同じように、まずは、土地探しからスタートすることになります。ここでは、パッシブハウスを建てるための土地探しのポイントについて解説していきます。
パッシブハウスに適した土地とそうでない土地
基本的にはどんな土地でもパッシブハウスを建てることは可能ですが、パッシブハウスに適した土地とあまり適さない土地があります。
パッシブハウスは自然の光や風を採り込みながら、うまく活かしていくことが家づくりの重要なポイントとなります。パッシブハウス設計の最大の特徴のひとつともいえるのが、南面の大きな開口とブラインドとの併用です。
冬はこの南面に設けた大きい窓から、室内に太陽の光による熱を採り込むことで、暖房の負荷を最小限に抑えます。
一方夏は、大きな窓から入り込む日射をブラインドなどで遮りながら、風がしっかり通り抜けるように設計にすることで、室内にこもる熱を風の力で取り除き、冷房を最小限に抑えていきます。
しかし、南側に大きなマンションがあるような日当たりの悪い土地では、日射量が減るために窓の位置や建物の向きを工夫する必要があり、条件によっては、建築費用が高くなる場合があります。
土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談する
パッシブハウスを建てるためには、省エネ建築診断士に設計・監理を依頼する必要があります。そのため、パッシブハウスを検討しているなら、土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談するのがおすすめです。
省エネ建築診断士とはPHJが施行している資格制度で、設計に求められるレベルや計算が非常に高レベルなスキルを有しています。
土地探しの段階から省エネ建築診断士に相談することで、パッシブハウスを建てるのに適した土地を探すことができるだけでなく、パッシブハウスにあまり適さない土地であったとしても、その土地の環境条件にあったプランを提示してもらいやすくなります。
【メリット】パッシブハウスのメリットや気にしておくべきポイント
パッシブハウスには、快適に過ごすことができるほか、優れた住宅性能によって家が長寿命になるなどのメリットがあります。ここでは、パッシブハウスのメリットや気にして置くべきポイントについて解説していきます。
メリット
一年をとおして、快適な室内温度で心地よく過ごすことができる。
パッシブハウスは、家全体が魔法瓶のような高気密高断熱の家であるため、冷暖房をあまり使わなくても、一年中快適な室内温度を保つことができます。
また、温度ムラがなくなるため「冬になると、浴室やトイレなどが寒い」「夏はエアコンを使っていない部屋や2階が暑い」といったことがなくなり、家中どこでも過ごしやすくなります。
家が長寿命になる
気密性が低い建物では、壁内結露によって、柱や断熱材にカビが発生しやすく、家が劣化しやすくなりますが、パッシブハウスは、高い気密性能によって、躯体自体に腐食などを起こすリスクが少なくなるため、建物自体が長寿命になる傾向があります。
光熱費を節約できる
パッシブハウスは、設備にたよらず、エネルギー消費を最小限に抑えることができるため、光熱費を節約することができます。
気にしておくべきポイント
パッシブハウスでは、高気密高断熱といった高い住宅性能や採光や通風とうまく活用するために窓を工夫する必要があるなど、一般的な住宅に比べて、建築費用が高くなる傾向があります。
また、パッシブハウスでは、設計に求められるレベルや計算が非常に高レベルになるだけでなく、家としてのデザインや住み心地、そして価格も重要な要素となるため、設計士や大工に豊富な経験とたしかな技術が求められます。
そのため、こうした設計士や大工が在籍している会社選びに苦労することになりますが、一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの賛助会員なら、安心してパッシブハウスづくりを依頼することができます。
高性能リフォームをしたモデルルーム「モクリエ(mokurie gallery)」
空間工房LOHASでは、高い基準の気密・断熱性能リフォームを実現したモデルルーム「mokurie gallery」で、一年を通して快適な空気環境を体感してもらうことができます。
「mokurie gallery」では、心地よい住環境を実際に体感してもらえるだけでなく、自然素材をはじめとした多彩なインテリア素材と新生活に役立つ家具なども展示しています。
こちらからモデルルーム見学予約が可能です。お気軽にご予約ください↓↓
参考コラム:「究極のエコハウス」といわれるパッシブハウスとは?パッシブハウスの特徴とメリット・デメリットについて富士市の工務店が解説!
【コスト】パッシブハウスの価格は高いのか?
最初に、パッシブハウスの価格が高くなる理由を解説します。
しかし、それはイニシャルコストであり、ランニングコストにも考慮して検討することで、パッシブハウスが決して高いわけではないということが理解できます。
高い断熱性の確保
パッシブハウスは、夏は涼しく冬は暖かく過ごすために、高気密・高断熱の性能がある住宅です。そのため、断熱性や気密性の高い部材を多く使用するので、素材の価格が上がります。
窓からの日射が必要
太陽の位置などを計算に入れた窓の設置が必要です。冬は窓から効果的に日射を受け、屋内に熱を入れるために窓が必要です。
これらの窓のサイズや位置、枚数を正確に計算し、施工します。そのため、価格が上がる要因となります。
工期の長さ
パッシブハウスの性能基準を満たす条件を全て調査・確認します。そして、その条件を満たすように工務店は確認しながら施工しなければいけません。
施工内容や、面積によって家ごとに工期は変わりますので、具体的に何ヶ月とはいえませんが、通常の戸建住宅より長くなる可能性が高くなります。工期が長くなる分、工事代金は高くなります。
パッシブハウスのイニシャルコスト
前述の通り、パッシブハウスのイニシャルコストは高くなる可能性が高いです。しかし、基準値さえ満たせば、間取りでも、デザインも自由度が上がります。
そのため、断熱・日射に関するところに費用がかかるのであれば、関係のない内装や水廻り、家具・家電を許容範囲内で倹約すると、コストを抑えられる可能性があります。
パッシブハウスのランニングコスト
パッシブハウスは断熱機能をあげ、夏は暑い空気が入るのを防ぎ、涼しい空気が外に逃げないようにします。冬は冷たい空気が入るのを防ぎ、暖かい空気が外に逃げないようにします。そのため、エアコンを使う回数を減らすことができます。床暖房も必要がなくなる可能性が高いです。
また、高断熱・高気密・換気システムを使用し、家全体の温度差を少なくできます。そのため、冷暖房の効率がとても良い家になります。
そして、室内気温の変化が少なく、外気の影響も受けにくいため、結露の発生を抑えられます。結露から発生するカビの防止にもなりますね。
・室内気温の変化が少ない
・ヒートショックを防ぐ可能性が上がる
・カビの発生からの健康、掃除被害を軽減できる
上記からパッシブハウスは体への負担が少なく、健康的な住宅ともいえるのです。
空調や健康という点で大きくランニングコストを減らすことが可能です。
次世代へつながる家
パッシブハウスが高いといっている方は次の世代まで考えていきましょう。
構造体が断熱材で守られているパッシブハウスは、通常の家よりも耐久性が高いです。自分の子供や孫の代のコストまで計算すれば、ランニングコストが少なくなるため、総コストは少ないといえるでしょう。
建築費を抑えて家の性能が悪くなると、結果的にランニングコストも上がってしまいます。電気代などのエネルギーに関する料金は今後も上がっていくでしょう。パッシブハウスは、イニシャルコストが高くても、ランニングコストで年々賄えます。
住宅が、何世代も受け継いで使われることを評価する方法がないため、「パッシブハウスは高い」という話が出てしまいます。環境や未来のことを踏まえて、長期的な視点でパッシブハウスを考えましょう。
【リフォームor建て替え】リフォームでの対応は可能か?
厳しい省エネ基準をクリアしなければならないパッシブハウスですが、リフォームでパッシブハウスを建てることはできるのでしょうか。
パッシブハウスはリフォームでも可能か?
リフォームでパッシブハウスを実現するのはかなり難しいのが現状です。
パッシブハウスの基準をクリアするためには、日差しや風通し、分厚い断熱材を使用しても居住スペースが確保できる広さなどの条件に適した土地である必要があります。
適した土地が見つかったら、設計段階から基準値を満たす住宅になるよう綿密に計算して建てていきます。そのため、既存の土地や構造を変えられないリフォームでは、認定基準を満たすことは難しくなってしまうのです。
リフォームでは、窓の位置や大きさ、リフォームしない住宅部分の断熱性が課題となるため、基準をクリアできる土地であれば建て替えのほうが適しているでしょう。
建て替えをおすすめします
パッシブハウスの基準をクリアできる立地条件であれば、建て替えがおすすめです。また、基準を満たせる土地でなくても、パッシブハウス基準に近い省エネ住宅へのリフォームが可能です。
【事例集】空間工房LOHASによるパッシブハウス基準で設計した住宅
富士市のパッシブハウス基準で設計した情緒あるデザインの高気密高断熱住宅
静岡県富士市に分譲地にありながら、 庭を愉しむことのできる情緒あるデザインで世界基準のパッシブハウス基準で設計した高気密高断熱な木の家の完成です。
バイクが趣味のご主人が休日バイクいじりを愉しむことができるビルトインガレージがあり、デッキを長く伸ばし、庭の周りを富士山のひのきの板塀で緩やかに囲むことで、周りの視線を気にすることなく雑木のお庭で寛ぐことができます。
実はこのお宅は「ローエナジービルディング」と呼ばれる省エネ住宅の世界基準の「パッシブハウス基準」で設計された究極のエコハウスです。
パッシブハウス(passivhouse) in 静岡、富士宮市
静岡県では初となるスマートウイン佐藤の窓という木製サッシを採用。この木製サッシ窓の断熱性能を示す Ua値は、0.62W/㎡Kと超高性能。1台で全熱交換換気、全館空調エアコン、室温・湿度・CO2濃度・VOC、PM2.5を管理。空気の質をまとめて整えてくれるこれからの高性能設備「Zehnder」を搭載しています。これも静岡では初となります。
まとめ
今回は、パッシブハウスについてさまざまな観点で解説しました。
空間工房LOHASでは、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
また、静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
パッシブハウスの建築や注文住宅を検討するなら、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
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家を建ててからかかるお金で、 後から後悔しない為に、最初に知っておいて欲しい事をまとめました。 お読みでない方はこちらからご覧いただけます↓
今までで200棟住宅を建築してきたLOHAS社長の寺﨑が 「良い家造り」のために知っておくと必ず役に立つ話。 こちらから読んでみる↓
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。