漆喰の家は、その独特の風合いや自然素材の魅力から多くの人々に選ばれています。
しかし、漆喰には高い材料費や施工費、ひび割れの可能性など、後悔につながるデメリットも存在します。
メリットだけではなく、デメリットまで見て決めると後悔しにくくなるでしょう。
今回の記事では、漆喰の家で後悔する5つの理由を詳しく解説し、メリットや家を建てる際のポイントについても紹介します。
漆喰の家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 漆喰の家で後悔する5つの理由
- 漆喰の家のメリット
- 漆喰の家を建てる際のポイント
Contents
漆喰の家とは
漆喰の家とは、水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とする漆喰を使った家のことです。
漆喰には様々な組成があり、石灰に石、砂、骨材、麻などを混ぜ合わせた素材が地域ごとに異なります。
西洋では古代ローマやギリシャ、日本では縄文時代から使用されており、歴史ある建築材です。
家づくりにおいて漆喰は、壁の上塗り材、保護材、瓦止めの接着剤など多様な用途があります。
その柔軟性と機能性は、現代の建築に幅広く活かされています。
一般的に「漆喰=白」というイメージがありますが、顔料を加えることで様々な色合いを楽しめるのも漆喰の特徴の一つです。
なお、漆喰は珪藻土と混同されることがありますが、原料が異なるため別物です。
漆喰は消石灰を主成分とし、珪藻土は珪藻の化石を原料としているので、違いを理解しておきましょう。
漆喰の家で後悔する5つの理由
漆喰を使用した家で後悔する5つの理由として以下のものがあります。
- 漆喰は材料費、工事費ともに高くなる
- 施工業者によって仕上がりが異なる
- ひび割れの可能性がある
- 塗り直しや修繕・汚れ落としに手間がかかる
- 簡単に変えることができない
それぞれの理由について、順に見ていきましょう。
漆喰は材料費、工事費ともに高くなる
漆喰は一般的なクロスと比較して材料費と施工費が高額になる傾向です。
差額はハウスメーカーや施工範囲によって変動しますが、30坪の家ではクロスと漆喰の選択で約40万円の価格差が生じる可能性があります。
予算に制限がある場合、漆喰を選択すると負担になりかねません。
コストを抑えたい場合は、他の部材を使用することも検討しましょう。
施工業者によって仕上がりが異なる
漆喰は塗り壁であるため、施工する職人によって仕上がりに差が出ます。
漆喰の施工は季節や気温、湿度に応じて施工方法を調整する必要があり、技術を要するからです。
依頼する施工業者によって、出来栄えが大きく違うことも。
漆喰の家を建てる場合は、十分な実績のある業者に依頼しましょう。
静岡県富士市にある空間工房LOHASでは、漆喰の家の施工が可能です。
家づくりに関する資料を以下のリンクからダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。
ひび割れの可能性がある
漆喰はその性質上、経年によってひび割れる可能性があります。
施工環境や下地の影響でひび割れることもあれば、地震などで住宅が揺れてひび割れることもあります。
耐久性の高さを求めるのであれば、タイルなど他の部材を検討することも大切です。
塗り直しや修繕・汚れ落としに手間がかかる
漆喰にヒビが入ると、見た目がよくないため、塗り直しが必要になります。
DIYでの塗り直しを検討する人も多いですが、元の漆喰と色味や仕上がりを合わせるのは難しいため、業者に依頼するのが良いでしょう。
また、落書きやシミが付着した場合、紙やすりや消しゴムで少しずつ綺麗にしていく必要があります。
一般的なクロスより、手間がかかる点は後悔してしまう理由の一つと言えるでしょう。
簡単に変えることができない
クロスは剥がして張り替えるだけで、内装を一新できます。
一方、漆喰は剥がすのが困難で、大規模な施工が必要です。
漆喰はクロスとは違い、簡単には壁の見た目を変えられません。
表面に凹凸が出るため壁紙を貼ることも難しいため、漆喰の外観とは長く寄り添う前提で採用することが求められます。
「途中で飽きてしまうかも」と少しでも考えているのであれば、クロスでの施工がおすすめです。
後悔だけじゃない!漆喰の家のメリット
漆喰の家にはデメリットだけではなく、多くのメリットがあります。
- 調湿効果が高い
- 自然素材なので安心・安全
- 耐火性・耐久性が高い
- 消臭・抗菌・遮音の効果がある
- 有害物質であるホルムアルデヒドを分解してくれる
上記の特性を詳しく見ていきましょう。
調湿効果が高い
漆喰の壁は「呼吸する壁」とも呼ばれており、調湿性能に優れた建築材料です。
調湿性能とは、吸湿性能と放湿性能のことを指します。
吸湿は湿気を吸い取り、放湿は吸収した水分を放出することです。
漆喰の調湿性能は室内の湿度を一定に保ち、カビやダニの発生を防ぎます。
自然素材だから安心・安全
漆喰の家は、人体に特に悪い影響がないと言われています。
漆喰は石灰石が主成分で、有害な物質を含みません。
子どもでも安心して触れられます。
ビニールクロスやノリに含まれるアレルギー原因となる物質も含まれていないため、アレルギー体質の大人にもおすすめ。
長く住む家として、体に悪い影響がないという点は安心できるポイントです。
耐火性・耐久性が高い
漆喰は、耐火性と耐久性に優れた建築材料です。
漆喰は建築基準法で不燃材料とされており、極めて高い耐火性と防火性を持ちます。
また、漆喰の外壁はメンテナンスを行うことで耐用年数が100年以上とされるほど高い耐久性があります。
生活していくうちに経年変化はありますが、変化してくのも楽しみの一つと考えられるでしょう。
消臭・抗菌・遮音の効果がある
漆喰は、湿気を取り込む際に匂いの原因物質も一緒に吸収し、分解します。
分解された匂いの原因物質は、空気中の湿気が少なくなった段階で放出されるため、換気すれば消臭効果を何度でも発揮します。
また、漆喰には抗菌性が高いというメリットもあります。
漆喰は強アルカリ性のため、ほとんどの菌やウイルスが生存できません。
さらに、塗り込んだ漆喰は密度が高く多孔質なため、遮音性と吸音性にも優れています。
生活音なども気になりづらくなるので、より快適な暮らしが手に入ります。
有害物質であるホルムアルデヒドを分解してくれる
漆喰は国土交通省の告示対象建築材料以外の建築材料として公表されており、ホルムアルデヒドの発散がほとんど認められません。
参照元:国土交通省ホームページ「告示対象建築材料以外の建築材料の例とその扱い」
ホルムアルデヒドは、低濃度でも目や鼻、喉への刺激を引き起こす可能性がある物質。
アレルギーを持っている子供にとって、天敵ともいえます。
漆喰の家であれば、ホルムアルデヒドの発散がほとんどないため安心して暮らせるでしょう。
自然素材を使用した家のメリット・デメリットについて解説している記事として、以下もご覧ください。
後悔せずに漆喰の家を建てるポイント
漆喰の家を建てる際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
長く快適な住まいを実現するために以下のポイントを抑えておきましょう。
漆喰の特性について十分理解する
漆喰の家を建てる際に最も重要なのは、漆喰に対する正しい知識を持つことです。
漆喰は扱いが難しく、プロの職人が何度も重ね塗りをするため、工期が長くなるのは当然のことです。
また、漆喰は自然素材なので、部分的なひび割れも、漆喰が湿度によって膨張・収縮を起こすことも理解しておく必要があります。
見た目が美しいというメリットはありますが、デメリットがあることも考慮して家づくりを検討しましょう。
家族のライフスタイルに合わせる
子供が小さいと汚れ落とすのが大変だったり、ペットを飼っていると小さな傷も気になるでしょう。
家族のライフスタイルに合わせて、漆喰を使用する場所を選ぶことが重要です。
例えば、トイレや子ども部屋は壁紙にし、漆喰の壁はリビングと玄関のみに限定することも一つの方法と考えられます。
ライフスタイルから逆算して、どのようにデザインするか考えてみましょう。
漆喰の施工に慣れている業者を選ぶ
漆喰の家を建てる際、漆喰の知識が豊富で提案力のある施工会社を選ぶのも大切です。
漆喰は扱いが難しく、施工時の温度や湿度に応じて材料の配合比や塗り方、乾燥時間を調整する必要があります。
施工する人によって仕上がりの美しさが変わるため、熟練の技術を持つ職人がいる業者を探すことが、何よりも大切です。
漆喰の施工に関する事例はあるのか、そもそも工務店として信頼性があるのか事前に見てから決めましょう。
メンテナンスは計画的に行う
漆喰の家のメンテナンスは、個人のDIYとして壁や天井の漆喰を塗り重ねるか、専門業者に依頼してプロにメンテナンスをしてもらうかのいずれかになります。
普段、何事も起きていないときはメンテナンスの必要性をあまり感じないかもしれませんが、ひびが入ったり割れてしまったりしてからだと手間も費用もかかってしまうでしょう。
「メンテナンスは計画的に行う」という点もポイントです。
建設時の施工をした業者へ、10年〜15年を目安にプロの点検とメンテナンスを受けましょう。
漆喰の家に関するFAQ3選
漆喰の家についてよく寄せられる質問にお答えします。
漆喰の家が寒いかどうか、漆喰の壁の寿命、そして漆喰壁の経年劣化について詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
漆喰の家は寒いですか?
建築材料として漆喰を採用することで室温が寒くなることはありません。
主原料が消石灰なので触るとひんやりとしていますが、漆喰は断熱性が高いため室内の温度を維持できます。
さらに、断熱性能の高い断熱材や断熱性能の高い窓やドアを選ぶことで、夏は涼しく冬は暖かい漆喰の家の建築を実現できます。
高性能住宅について気になる場合は、こちらの記事も参考にしてください。
漆喰の壁は何年くらい持ちますか?
漆喰の壁は適切なメンテナンスを行うことで、漆喰壁の耐用年数は100年以上になる可能性があります。
一般的な外壁の耐久性が30年〜40年と言われている中で、漆喰は50年から100年かけてゆっくりと石灰石に戻る性質があり、長期的に見て耐久性があると考えられるでしょう。
孫の世代でも安心して暮らせる家を建てたい場合、漆喰で家を作るのがおすすめです。
漆喰壁は経年劣化するの?
漆喰壁は確かに経年劣化しますが、適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、その寿命を大幅に延ばせます。
十分にケアを行えば、長期間にわたって見た目の美しさと便利さを両立することが可能です。
また、漆喰の自然な経年変化は、建物に味わいを加える要素があります。
むしろ、味のあるデザインが好きだという場合は、漆喰の自然な経年変化はメリットと言えるでしょう。
まとめ|漆喰の家で後悔したくない人は空間工房LOHASへご相談ください!
漆喰の家は、調湿効果や耐火性など多くのメリットがありますが、費用やメンテナンスの手間などデメリットも存在します。
後悔しないためには、漆喰の特性を理解し、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。
漆喰の家づくりを検討している方は、専門家に相談しながら計画を進めることで、理想の住まいを実現できます。
空間工房LOHASでは、自然素材の家づくりに関する相談を受け付けていますので、以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。
著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
静岡県で、省エネ性能の高いパッシブハウスをお考えなら、空間工房LOHASにぜひご相談ください。
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