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結露防止の対策10選|結露ができやすい家の特徴やリフォームについて解説

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寒い冬の時期は、窓や壁に結露ができて「対策方法が分からない」と悩んでいる方はいませんか。

結露ができると掃除が大変なだけではなく、カビやダニが発生し家が劣化します。

ただし、適切な結露の予防対策をすると「結露がしにくい家」になるでしょう。

今回は結露の防止対策や、結露ができやすい家の特徴、リフォームについてご紹介します。

冬場に結露の防止対策をして居心地よく過ごしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 結露の防止対策
  • 結露しにくい家にするための方法
  • 結露防止の対策になるリフォーム方法

結露防止の対策10選

結露は暖かい空気が冷たいものに触れることや冷やされることにより起こります。

冬場は冷たい外気が窓を冷やし、暖房により暖められた室内の空気に含まれる水蒸気が窓に触れることで結露が発生しやすくなるでしょう。

結露を防止するには、さまざまな対策方法があります。

ここからは、結露防止の対策をご紹介します。

1.結露防止スプレーを利用する

結露防止の対策として「結露防止スプレー」は、有効です。

結露防止スプレーを窓に噴霧することで薄い膜のコーティングができ、ガラスに付着する水滴を吸収します。

結露防止スプレーはホームセンターなどで購入できるため、対策としておすすめです。

2.除湿機を設置する

除湿機を設置するのも、結露の防止におすすめです。

冬場の乾燥を防ぐために、加湿器を使用する人は多いでしょう。

加湿器により湿度が高くなった室内は、結露が起こりやすくなります。

結露が発生する場合は室内の湿度が高いため、除湿機で湿度を下げる必要があります。

除湿機により湿気が取り除かれた室内は、結露がしにくい環境になるでしょう。

3.こまめに換気する

結露の防止対策は、こまめに換気することも重要です。

結露は室内外の温度差が大きく、湿度が高い場合に発生します。

こまめに換気すると、室内外の温度差が小さくなり湿気も外へ逃がせるでしょう。

換気方法としては、換気扇を回しておくことや窓を開けて風の通り道を作るのがおすすめ。

窓は風が通るように2か所開けると、効率的に換気できます。

4.室温を適切に保つ

結露を防止するには、室温を適切に保つように意識しましょう。

結露は、暖房により暖まった空気が冷えた場所に接触すると起こります。

外気温と室温の差が大きいと結露しやすくなるため、部屋の暖め過ぎに注意します。

冬場の室温は20℃になるように、エアコンを設定すると良いでしょう。

5.新聞紙を利用する

結露の防止対策には、新聞紙もおすすめです。

寝る前に新聞紙を窓のレールに敷いておくと、結露によって発生した水滴を吸収します。

新聞紙は水滴をよく吸い込むため、結露した窓やサッシの湿気をしっかり除去します。

すでに窓に結露が発生している場合は、新聞紙を貼り付けておくと水分を吸収するでしょう。

6.結露給水テープを設置する

結露給水テープは、結露の防止対策に効果的です。

結露給水テープを窓の下に貼ることで、下に落ちる結露を吸収します。

窓に水滴が付着したままにならないので、カビ予防にもなるでしょう。

窓の結露対策は「結露防止スプレー」と「結露給水テープ」を併用すると、より効果があります。

7.結露防止シートを窓に貼る

窓に結露防止シートを貼るのも、冬場の結露対策に有効です。

結露防止シートを窓に貼ることで、発生した結露を吸収し予防します。

結露防止シートはホームセンターや100円均一で、簡単に手に入ります。

8.窓用ヒーターをつける

結露対策として、窓用ヒーターの使用もおすすめです。

窓用ヒーターは窓を暖める専用の器具で、窓ガラスが冷えることがないため結露が発生しにくくなります。

窓用ヒーターを設置すると、冷気をシャットダウンできるため、部屋全体の暖房効率も良くなるでしょう。

9.部屋干しをしない

結露を予防したい場合は、極力洗濯物の部屋干しをしないことをおすすめします。

洗濯物の水分が部屋の湿度を上げて、結露の原因になるからです。

湿度が高い室内で結露が発生している時は、洗濯物が乾きにくくカビや雑菌が繁殖しやすくなるので十分な換気をしましょう。

10.サーキュレーターを使う

結露の防止対策には、サーキュレーターもおすすめです。

結露は室内外の温度差や湿気によって発生するため、サーキュレーターを使用すると空気が循環するためです。

サーキュレーターを使用する場合は、窓や湿気のこもりやすい場所に向けると、空気の流れが良くなるでしょう。

結露ができやすい家の3つの特徴

結露を防止する方法はいくつかあり、家の環境によって使いわけするのがおすすめです。

そもそも結露ができやすい家は、どのような環境なのでしょうか。

1.効率的に換気ができない家

効率的に換気ができない家は、結露ができやすくなります。

窓を2か所開けて換気をしようとしても、配置が悪く風の通り道ができない場合があります。

換気が適切に行われないと、結露ができやすいだけではなく湿気がこもりやすく住宅の劣化にもつながるでしょう。

2.湿気が多い家

湿気が多い家も、結露が発生しやすい環境になります。

水蒸気を発生させるものが置いてある部屋は、湿度が高くなるからです。

たとえば、加湿器や洗濯物の部屋干し、水槽、観葉植物は水蒸気を発生させやすくなります。

結露を防止するには、水蒸気が発生するものは部屋に置かない工夫をしましょう。

3.空気がこもりやすい家

空気がこもりやすい家も、結露がしやすくなります。

十分に換気ができない家は、空気がこもりやすく湿気も停留しやすくなります。

空気がこもった家は、湿気が外に逃げずに結露の原因になるでしょう。

結露しにくい家にするための4つの方法

温度差や湿度の高さにより発生しやすい結露ですが、家自体の環境を整えることで結露しにくい家になります。

ここからは、結露しにくい家にするための方法を解説します。

1.換気計画を立てる

換気計画を十分に立てることで、結露しにくい家になります。

結露は室内外の温度差が大きい時に発生するため、換気することで温度差を小さくすることが可能です。

換気すると室内外の温度差が小さくなり、湿気を外に逃がせます。

新築の換気計画を立てる際は、家の中の温度管理と換気ができる「全館空調」や機械で換気管理する「第一種換気システム」の導入を検討しましょう。

2.部屋に寒い場所を作らない

結露しにくい家にするには、部屋に寒い場所を作らないことが大切になります。

室内に寒い部分があると暖かい空気との温度差により、結露が生じやすくなるからです。

結露は温度が低く湿気がこもりやすい場所で発生するため、部屋の温度を一定に保つ工夫が必要です。

暖房とサーキュレーターを併用し、空気を循環させるようにすると良いでしょう。

3.壁の仕上げに漆喰・珪藻土を使う

住宅の壁の仕上げに漆喰・珪藻土を使うと、結露しにくい家になります。

天然素材である漆喰や珪藻土は、調湿効果があるのが特徴です。

漆喰や珪藻土を塗った壁は、湿度の多い時は空気中の水分を吸収し乾燥している時は水分を放出します。

壁の仕上げに漆喰・珪藻土を使うと、室内の湿度が調整されて結露しにくい家になるでしょう。

4.結露対策のリフォームをする

家の結露に悩む場合は、結露対策のリフォームをするのもおすすめです。

結露対策のリフォームは、家の断熱性・気密性を高める工事が有効です。

複層ガラスや二重窓の設置工事、壁に断熱材を設置するなど、結露対策に有効なリフォームがあります。

断熱リフォームは補助金を利用できるケースがあるため、施工会社に相談すると良いでしょう。

結露ができない高気密高断熱の家について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【後悔する前に】結露ができない高気密高断熱住宅を建てる5つの対策を富士市の工務店が解説

結露防止の対策になるリフォーム方法

結露しない家にするためには、リフォーム工事をするのがおすすめです。

ここからは、結露の防止対策になるリフォーム方法を見ていきましょう。

窓のリフォーム

結露防止の対策として、二重窓の設置やサッシのリフォームがあります。

窓に発生する結露を防ぐには、室内の暖かい空気が冷えたガラスに接触しない工夫が必要です。

既存の窓の内側にもう一枚窓を作る「二重窓」にすると、窓の間に空気層ができて内窓が冷えることはありません。

また、アルミサッシを樹脂製の窓枠に変えると、熱伝導率が小さくなり結露の対策になります。

窓のリフォームは、設置数が少なければ工期が短く日常生活に影響なくリフォームが行えます。

断熱リフォーム

結露対策には、壁内に断熱材を設置する「断熱リフォーム」があります。

壁内に断熱材を埋めていくことで、家全体の気密性・断熱性が上がり室内外の温度差が少なくなります。

高断熱・高気密の家は部屋の中を快適な温度に保つため、結露が起こりにくくなるでしょう。

ただし、断熱材を設置するには内壁を外すため工期も長くなり、工事期間は部屋の使用ができなくなります。

結露防止の対策リフォームをする際の3つの注意点

結露防止の対策には、窓や断熱リフォームが有効であることが分かりました。

ただし、結露防止の対策リフォームをする際は、注意点があります。

注意点を把握することで、事前に施工会社に相談ができ、対策につながるでしょう。

1.補助金が利用できる場合がある

窓リフォームや断熱リフォームは、補助金が利用できる場合があります。

住宅の断熱性を高めるとエアコン使用を控え節電効果があるため、省エネ住宅に関わる補助金を受けられるでしょう。

国の補助金は「先進的窓リノベ事業」「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」「子育てエコホーム支援事業」が挙げられます。

補助金を活用すると、費用負担が減るため資金計画が立てやすくなるでしょう。

ただし、補助金は申請期限や対象要件が定められているため、自宅のリフォームが補助金を申請できるかどうかを施工会社に確認することをおすすめします。

静岡県富士市の新築補助金について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【2024年版】静岡県富士市の新築購入で使える補助金・助成金一覧|申請方法や注意点も解説

2.結露を完全に防げるわけではない

結露の防止対策リフォームをしたとしても、必ずしも結露を完全に防げるわけではありません。

元々設置していた窓の断熱性が低い場合は、内窓を設置しても窓が冷える可能性があります。

室内で水蒸気を発生させる観葉植物や水槽が設置されていると、湿度が高くなり結露の原因になります。

リフォームをしても、生活習慣や元々の家の状態によっては、結露が防げないことを理解しておきましょう。

3.断熱リフォームの実績がある施工会社に依頼する

結露の防止対策のために断熱リフォームをする場合は、実績がある施工会社に依頼すると良いでしょう。

家の断熱性能を上げるリフォームは専門性が必要であり、リフォーム費用や施工方法は施工会社によって異なります。

経験豊富な施工会社であれば、信頼できる施工技術はもちろん保証やアフターサービスなども充実しているでしょう。

空間工房LOHASは、断熱リフォームの施工実績が豊富です。

結露防止の対策リフォームの相談をしたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

【リフォーム実例】断熱リフォームをして快適な暮らしを実現した家

断熱リフォームをして快適な暮らしを実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。

今までは、足元が冷えて困るという悩みを抱えていたオーナー様が、断熱性を高めたことで冬でも暖かく過ごせるようになりました。

窓は断熱性のあるトリプルガラスを採用することで、結露対策につながります。

1階は親世帯、2階は子世帯の住む二世帯住宅にリフォームしました。

家の中で懸垂やストレッチができる空間を設けるなど、部屋作りの工夫もしています。

居住空間を上下分離型に分けたことで、お互いが気兼ねなく暮らせる住まいが完成しました。

まとめ|結露の防止対策をして居心地よく住める家にしましょう

今回は結露防止の対策や結露ができやすい家の特徴、断熱リフォームについて解説しました。

結露しやすい家は、カビやダニが生えやすく健康に影響を与えます。

また、木材に水滴がしみ込み劣化することで、家全体の寿命が短くなる可能性もあります。

結露の防止対策をすると、一年中快適で居心地の良い家になるでしょう。

寒い時期の住宅の結露に悩む方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

空間工房LOHASは、断熱リフォームの施工実績が豊富です。

結露防止の対策リフォームの相談をしたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報

望月広巳

 営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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