静岡県三島市は、都心部まで新幹線利用で約1時間の利便性が高いエリアです。
「ライフスタイルを変えたい」「自然環境に恵まれた場所でゆとりのある暮らしをしたい」「のびのびと子育てをしたい」などの理由で、三島市に移住を考える人が増えています。
ただし、思い切って三島市に移住してみて「実際に暮らしやすいのか」と不安になる人もいるでしょう。
三島市に移住するとさまざまなメリットがあり、条件によっては補助金を活用できます。
今回は、三島市に移住した際のメリットや補助金、注意点についてご紹介します。
まずは、三島市に移住する際の基本的な情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 三島市に移住するメリットとは
- 三島市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
- 三島市に移住する際のデメリット・注意点
Contents
三島市はどんな街?
東京都へのアクセスが良く、富士山や伊豆の観光地にも近いため、全国でも人気の移住先です。
三島市は気候や風土にも恵まれていて、生活をしやすい環境であることも魅力といえます。
まずは、三島市の基本情報や生活の利便性を見ていきましょう。
1.三島市の基本情報
三島市は水の都とも称されるほど水が豊かで、湧き水やホタル観賞ができる場所など子供連れにおすすめのスポットが多くあります。
三島市の基本情報は、下記の表になります。
<三島市の基本情報>
人口 | 103,452人 |
面積 | 62.02km² |
交通アクセス | ・東海道新幹線東京駅まで こだま号で54分、 ひかり号で44分 ・東名高速道路東京ICまで 約1時間30分 |
特産品 | 箱根西麓三島野菜 ウナギ ご当地グルメ「みしまコロッケ」 |
2.三島市の生活の利便性
三島市は、生活の利便性が良いのが魅力の一つです。
市内にはスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが点在し、日常の買い物に不便はありません。
また、三島市内の病院の数も充実しています。
大きな病院は6つ程あるため、いざという時にすぐに対応できる医療環境と言えるでしょう。
教育施設も多く、移住した家庭の子育てサポートが充実しているのも大きな魅力です。
三島市は子育て世帯や高齢者など、幅広い人が暮らしやすい地域といえるでしょう。
3.三島市の移住支援
三島市に移住する場合は、手厚いサポートが受けられます。
三島市へ移住するにあたり「どんな手続きから始めたら良いのか」「住まいは」「学校は」など、さまざまな疑問は三島市の窓口に相談ができます。
電話やメールの相談だけではなく、予約すればオンライン移住相談ができるのも便利です。
三島市では移住に関することだけではなく、子育てや仕事の支援も充実しています。
「三島市・移住定住応援サイト」では、三島市で快適に暮らせるサポート窓口が紹介されています。
三島市へ移住を検討している方は、三島市の政策企画課に相談してみましょう。
三島市に移住する5つのメリットとは
三島市は温暖な気候で住みやすく、子育てや仕事の支援も充実していることから移住しやすい環境です。
三島市に移住すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.豊かな自然に恵まれている
三島市は、豊かな自然に恵まれているのが大きなメリットです。
富士山を望め、伊豆半島、箱根なども近いため美しい自然を満喫できる地域になります。
富士山の伏流水が流れる親水公園が豊富で、お子様の遊び場やレジャーにもおすすめです。
2.首都圏に通勤しやすい
三島市は、首都圏に通勤しやすいのもメリットです。
静岡県の東部に位置するため、三島駅から東京駅までは新幹線利用で約1時間と通勤も便利。
通勤先が東京都にあったとしても転職することなく移住が可能で、首都圏から三島市への移住を考える人が増えています。
3.子育てがしやすい
三島市は、子育てがしやすいのもメリットの一つです。
自然豊かな地域で子供をのびのびと育てたいと考える人には、おすすめです。
また、三島市は「日本大学国際関係学部」や「順天堂大学保健看護学部」「総合研究大学院大学」などをはじめとした先進的で幅広い教育機関も充実。
三島市は大自然の中で豊かな心を育みながら、知性を伸ばす環境が整っています。
4.水がきれいで親水スポットが多い
水の都と呼ばれる三島市は、水がきれいで親水スポットが多いのも魅力の一つです。
富士山からの伏流水が流れる三島市では、柿田川や楽寿園などきれいな水に親しむ親水スポットが数多くあります。
また、三島市の水道水は、富士山に降った雨や水が溶岩流を流れて地下水になった水が源になっています。
水道水はまろやかな軟水でミネラルが適度に含まれているため、日常生活でおいしい水を飲めるでしょう。
5.仕事に関するサポートが充実している
三島市に移住する際に、仕事に関するサポートが充実しているのもメリットです。
静岡県にUターンする場合に相談のできる「静岡UIターン就職サポートセンター」では、就職に関する相談や静岡県の企業、地域情報を提供してくれます。
また、静岡県・東京都に移住相談センターが開設されています。
就職相談員が就職転職相談や求人情報の検索、マッチングなどをすることで、静岡県への移住をサポートしてくれるでしょう。
三島市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
三島市に移住した場合、条件が合えば補助金・助成金を活用できます。
ここからは、三島市に移住した際に利用できる「移住・就業支援補助金」「住むなら三島移住・定住サポート事業」「三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金」をご紹介します。
【三島市】移住・就業支援補助金
「移住・就業支援補助金」は東京圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)から三島市内に移住した場合、働き方の条件に合えば補助金が利用できる制度です。
移住・就業支援補助金の対象要件
補助金の対象は、就業、テレワーク、副業・兼業、起業によって要件が異なるため注意しましょう。
対象要件は、下記の1、2両方に当てはまる必要があります。
- 移住する直前の10年間のうち5年以上、東京23区または東京圏に在住し、東京23区に通勤していること
- 移住する直前1年に東京23区または東京圏に在住し、東京23区に通勤していること
(移住する3か月前までを起算点とした通勤期間)
ただし、東京圏は東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のうち、条件不利地域に該当する区域を除いた区域となります。
東京圏に居住し東京23区内の大学等へ進学し、東京23区内の企業等に就職した場合は、通学期間も対象期間として加算ができます。
また、就業形態によって下記の条件が加わるため確認しましょう。
就業 | 以下の1.2どちらかに該当することが条件 マッチングサイト掲載の中小企業等へ就業した場合 内閣府が実施するプロフェッショナル人材事業等を利用して就業した場合 |
テレワーク | 以下の1~3に当てはまることが条件 1.所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思により移住した場合 移住先は生活の本拠となり、業務を引き続き行うことが条件 2.内閣府地方創生推進室が実施するデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ(地方創生テレワーク型))またはその前歴事業を活用した取組みで、所属している企業等から資金が提供されていないことが条件 3.移住をした直後から申請日までの期間に勤務日数の1/5を超えて東京23区に出勤していないことが条件 ※令和6年4月1日以降の移住者 |
副業・兼業 | 移住前に3か月以上副業または兼業で三島市内の法人等に在職することが条件 移住後も該当する法人に引き続き勤務することが条件 |
起業 | 静岡県が実施する地域創生起業支援事業にかかる起業支援金の交付決定を、1年以内に受けていることが条件 |
移住・就業支援補助金の額
移住・就業支援補助金の補助額は下記の表になります。
区分 | 補助金の額 |
単身で移住する場合 | 60万円 |
2人以上の世帯 | 100万円 |
交付申請日の属する年度の4月1日の時点で18歳未満の家族と移住する場合は、1人につき100万円が加算されます。
移住・就業支援補助金を申請する際の注意点
移住・就業支援補助金は、年度ごとに申請期間が決まっています。
補助金予算の状況によって、受付期限が変更になる場合があります。
補助金申請書類の不備があると修正が必要となるため、不明な点は補助金事務局に十分に確認するのがおすすめです。
参照:移住・就業支援補助金
【三島市】住むなら三島移住・定住サポート事業
住むなら三島移住・定住サポート事業は、三島市への移住・定住を促すために、新築住宅を取得または中古住宅を取得した若い世帯に補助金が交付されます。
若い世帯とは、若い夫婦等で1~3のいずれかに該当しなければなりません。
1.入居の際、どちらかが満40歳未満の夫婦
2.入居の際、どちらかが満46歳未満の夫婦で、中学生以下の子供と同居している場合
3.入居の際、満46歳未満で中学生以下の子と同居する親
住むなら三島移住・定住サポート事業の対象の要件
住むなら三島移住・定住サポート事業の対象の要件は、下記の条件になります。
- 平成28年4月1日以降に工事請負契約または売買契約を結び、所有権の保存または移転の登記をしたことが条件
- 玄関、居室、台所、トイレおよび浴室を備えた住宅
- 居住用の部分の床面積が、75㎡(マンションの場合は、床面積が55㎡)以上の住宅
ただし、住宅の無償譲渡や相続、土地のみの購入、賃貸のための住宅は補助対象外です。
取得した住宅に入居し、定住をすることも条件になるので注意しましょう。
※定住とは、5年以上居住することを指します。
住むなら三島移住・定住サポート事業の補助金額
住むなら三島移住・定住サポート事業の補助金額は、下記の内容になります。
<住むなら三島移住・定住サポート補助金額>
区分 | 補助対象住宅 | 補助金額 |
県外から移住した若い世帯 | 新築・中古 | 100万円 |
県内から移住した若い世帯 夫婦どちらかの、父母が三島市に住民票を置いている場合 | 新築・中古 | 20万円 |
ただし、県外から移住してきた若い世帯の場合、移住・就業支援補助金決定者は補助額が50万円となるため注意しましょう。
住むなら三島移住・定住サポート事業を申請する際の注意点
中古および建売住宅は、土地購入金額も住宅の取得金額に含めて補助金が交付されます。
ただし、住宅の取得金額が補助金額に満たない場合は、取得金額が補助金額となります。
【三島市】三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金は、住宅のリフォーム工事を発注する際に費用の一部に補助金が交付される制度です。
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金の対象要件
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金の対象要件は、市外からの移住世帯か子育て世帯になります。
対象要件には、細かい条件が決められているので内容を確認しましょう。
市外からの移住世帯 | 令和5年4月1日から令和7年3月31日までの間に三島市外から転入してきた世帯 転入日の前日まで、1年以上三島市外に住んでいた若い夫婦 <若い夫婦とは> 1.夫婦双方または一方が満40歳未満 ただし、中学生以下の子供と同居する場合は満46歳未満 2.中学生以下の子供と同居する満46歳未満の配偶者がいない |
子育て世帯 | 中学生以下の子供が属する世帯 |
補助対象住宅は、自分で所有しているか3親等内の親族から無償で借り受けている三島市内にある住宅になります。
分譲マンションは専有部分、併用住宅は住宅部分が対象です。
ただし、賃貸アパートは除きます。
また、子育て世帯以外の世帯と同じ住宅で暮らす二世帯住宅などの場合は、子育て世帯が使用している部分が補助対象になるので注意しましょう。
補助金の対象工事は、下記の内容になります。
区分 | 補助対象工事 |
増築 | ・既存の居住部分がない場所に新たに居住部分を建築する工事 ・既存の居住部分以外の場所を居住部分に変更することにより、居住部分が増加する工事 |
改築 | 既存の一部の生活スペースを取り壊し、その場所にあらためて増築する工事 |
修繕等 | 1.住宅の耐久性を高めるための工事 2.住宅の安全性を高めるための工事 3.住宅の居住性を良くする工事 4.住宅の環境負荷軽減に資する工事 |
増築部分のみで独立した住宅と同じ機能をもつことになる増築の場合は、補助対象工事から除外されます。
複数の住宅にリフォーム工事を行う際は、1つのリフォーム工事のみが補助対象となるので注意しましょう。
また、他補助金の交付対象となったリフォーム工事は、補助対象工事から除外されます。
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金の補助金額
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金の補助金額は、リフォーム工事に必要とする経費が10万円以上の工事が対象です。
補助率は、下記の表になります。
工事発注者の要件 | 補助率 | 補助限度額 |
市外からの移住世帯または子育て世帯の世帯員 | 20/100 | 20万円 |
市外からの移住世帯または子育て世帯の世帯員に該当 中古住宅の取得に伴うリフォーム工事は、さらに補助金額の上乗せが可能 | 20/100 | 30万円 |
中古住宅の取得によって行うリフォーム工事は、補助金の申請日から起算して6か月以内に売買契約を締結している場合になります。
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金の注意点
三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金はリフォーム工事の契約前に、交付申請書などの必要書類を揃えて補助金事務局に申請しなければなりません。
リフォーム工事の補助申請は、1つの住宅に1回限りとなるので注意しましょう。
工事によっては中間検査が実施され、事務局より連絡が来る場合があります。
三島市に移住する際のデメリット・注意点
三島市に移住すると、子育てや仕事に関するメリットが多く補助金制度も充実しています。
ただし、デメリットや注意点があるため、事前に把握しておくと対策ができるでしょう。
ここからは、三島市に移住する際のデメリット・注意点をご紹介します。
1.自家用車がないと不便な場合がある
三島市は、自家用車がないと不便な場合があります。
バスを利用することは可能ですが、地域によってはバス停が遠く利用しにくいケースがあります。
子育て世帯は、病院や習い事の送り迎えなどがあるため、自家用車が必要となるでしょう。
自家用車は購入費用や維持費はかかりますが、三島市は東京都内に比べ駐車場代が安くなります。
2.都心部への通勤費を把握しておく
三島市に移住し都心部へ通勤する場合は、新幹線代などの通勤費を把握しておく必要があります。
東京まで新幹線で約1時間とアクセスは良くても、新幹線代がかかり家計の負担になるかもしれません。
まずは、通勤費を把握し、勤め先で新幹線代を負担してくれるかどうかをしっかりと確認する必要があります。
3.新築・リフォームの際は実績豊富な地域の施工会社に依頼する
三島市に移住する際に、新築を建てることやリフォームする際は実績豊富な地域の施工会社に依頼することが重要です。
三島市の土地勘がなく移住する場合は、土地やライフスタイルに合わせた設計や建材選びは難しく感じるでしょう。
地域に密着した施工会社であれば、土地に合わせた設計プランや三島市の補助金申請についてもよりよい提案を受けられます。
空間工房LOHASは、三島市の施工実績が豊富です。
三島市へ移住による新築・リフォームについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【静岡県三島市施工事例】富士山の木をふんだんに使用した家
こちらは、富士山の木をふんだんに使用した空間工房LOHASの三島市の施工事例です。
断熱等級7の住宅のため、夏は涼しく冬は暖かい一年中快適な温度で暮らせる家になっています。
ヨーロッパで注目されている全館空調「Zehnder (ゼンダー)」を導入し、外気温にも左右されないのが魅力です。
室内の床は富士杉を設置し、裸足で歩く心地よさを感じられます。
壁にはエコクロスを設置し、ナチュラルで開放的なリビングになっています。
自然素材の温もりを感じながら、家で森林浴をしているかのような快適な家が完成しました。
まとめ|三島市のメリットを把握して移住を検討しましょう
今回は、三島市に移住するメリット・デメリットや補助金について解説しました。
三島市は都内への交通アクセスが良く、仕事、子育てなどの支援が充実しているので住みやすい移住先としておすすめです。
ただし、デメリットや注意点もあるため、理解をした上で住まいの計画を立てることが重要になります。
三島市に移住を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、三島市の施工実績が豊富です。
三島市に熟知した施工会社を選びたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→静岡県三島市│電気代をかけずに夏涼しい40坪の家
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