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エアコンの結露の対策方法|原因や予防方法について詳しく解説

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冬場にエアコンから、水滴がポタポタと落ちてきた経験はありませんか?

エアコンから水滴が落ちる場合は、内部が結露している可能性が高くなります。

エアコンの結露には原因があり、適切な対策をすると防げるでしょう。

今回はエアコンの結露の対策方法や原因、結露を防ぐリフォームについてご紹介。

エアコンが結露した際に「まず何をしたら良いか」を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • エアコンに結露が発生する5つの原因
  • エアコンの結露の対策方法
  • エアコンの結露を予防する5つの方法

エアコンに結露が発生する5つの原因

冬になるとエアコンの内部が結露して、水滴が落ちることがあります。

どうしてエアコンに結露が発生するのでしょうか?

まずは、エアコンに結露が発生する原因をご紹介します。

1.エアコン内部と室内との温度差がある

エアコンの結露は、エアコン内部と室内との温度差があると起こります。

エアコンは外から取り込んだ空気を『冷媒』と呼ばれるガスを使って圧縮し、高温にします。

高温になった冷媒が室内機に送られ、熱交換器を通る際に暖かい風となって部屋に届く仕組みです。

エアコン内で空気が冷やされると、空気中にいられなくなった水蒸気が水分に変わり、結露が発生します。

通常は室内機につながる配管を通って結露の水滴は排出されますが、室内温度と設定温度に差があると吹き出し口などに水滴が溜まるようになるでしょう。

2.フィルターが汚れている

エアコンのフィルターが汚れていると、結露が起こりやすくなります。

フィルターにほこりが付いていると、エアコンが空気を吸い込んでも上手く排出できません。

冷えた空気がエアコン内に溜まり、暖かい室内の空気との温度差が生じて結露が発生します。

3.排水設備が詰まっている

エアコンの排水設備が詰まっていると、結露が発生します。

エアコンに発生した結露は通常は配管を通って、外に排出される仕組みです。

排水設備が詰まったり破損が生じたりすると、結露の水滴が排出できずエアコン内に留まり水漏れにつながります。

一般的に排水の配管は外に設置されているため、汚れや枯れ葉が詰まっていると結露による水滴が流れにくくなります。

4.エアコンが正しく取り付けられていない

エアコンが正しく取り付けられていないのも、結露の原因です。

エアコンの本体や配管が上手く取り付けられていないと、水滴が配管に流れず水漏れになります。

エアコンの取り付けは専門知識が必要なため、専門業者が行うのが一般的です。

知識のない人が設置すると正常に取り付けられず、結露の原因になるでしょう。

5.ドレンパンが破損している

ドレンパンが破損していると、エアコン内部に結露が発生します。

ドレンパンとはエアコンの熱交換器の下にあり、内部で起こった結露の水を集める部分です。

ドレンパンにほこりやカビが溜まると、劣化し修理や交換が必要になります。

対策として、定期的なドレンパンの点検を行うのがおすすめです。

エアコンの結露の対策方法

エアコンの結露は原因を突き止め、適切な対策をするのがおすすめです。

ここからは、エアコンの結露の対策方法を見ていきましょう。

1.フィルターを掃除する

エアコンはフィルターを掃除することで、結露対策ができます。

エアコンのフタを開けてフィルターを取り出し、掃除機でほこりを吸い取り洗い流しましょう。

汚れが落ちにくい場合は歯ブラシを使うと、きれいに掃除できます。

フィルターを洗った後は、陰干しでしっかりと乾かしてからエアコンに設置しましょう。

2.熱交換器を掃除する

エアコンの熱交換器を掃除すると、結露が発生しにくくなります。

長くエアコンを使用していると、熱交換器が汚れ空気が通りにくくなるからです。

熱交換器はエアコンの電源を抜いてフィルターを外し、掃除機で汚れを吸い取り歯ブラシなどで細かい部分の汚れを落としましょう。

熱交換器は、専用のクリーナーを使用すると汚れが取れやすくなります。

3.エアコンのクリーニングを業者に依頼する

エアコンのフィルターや熱交換器の掃除が上手くできない時は、クリーニング業者に依頼するのもおすすめ。

自分で行う掃除には限界があるため、専門業者に依頼すれば内部までしっかり掃除してもらえます。

エアコンの内部はさまざまな部品が組み込まれているため、専門知識のないまま自分で掃除すると故障になる可能性もあるでしょう。

エアコンの結露を予防する5つの方法

エアコンの結露は、ポイントを押さえれば予防が可能です。

ここからは、エアコンの結露予防について解説します。

1.ルーバーを上向きにして風向きを変える

エアコンはルーバーを上向きにして風向きを変えると、結露しにくくなります。

エアコンのルーバーが下向きのままだと、エアコンから噴き出す冷風が局所的に当たり冷えて結露ができやすくなります。

エアコンの結露が気になった時は、まずルーバーを上向きに調整して様子を見ましょう。

2.エアコンの除湿機能を使う

エアコンの除湿機能を使うと、結露対策ができるでしょう。

除湿機能により、室内の湿度が下がるため空気中の水分を抑えられるからです。

最近では、エアコンの機能に結露を抑制する除湿機能が搭載されているものもあります。

結露が気になった際は、積極的に除湿機能を使いましょう。

3.エアコンから出す風量を多くする

エアコンから出す風量を多くすることで、結露対策ができます。

夏にエアコンを使用する場合になりますが、冷房の風量を弱くすると冷えた風が常に吹き出し口に当たるため結露が発生します。

夏場にエアコンを使用する際は、部屋が冷えるまでは風量を多くして涼しくなったら風量を弱める工夫をしましょう。

4.換気をして室内外の温度差を少なくする

エアコンの結露対策は、換気をして室内外の温度差を少なくしましょう。

窓を開けると、暖め過ぎた室内の空気が自然に外に逃げるようになります。

1時間に5~10分程度の換気をすると、室内外の温度差が少なくなります。

十分な換気により室内にこもった湿気も、外に逃がせるでしょう。

5.エアコンの設定温度を調整する

エアコンの設定温度を調整するのも、結露対策になります。

結露は温度差によって発生するため、部屋を暖め過ぎないことが重要です。

環境省では、冬のエアコンの設定温度は20℃を推奨しています。

エアコンの設定温度を低くすれば、節電にもなるでしょう。

住宅の結露の防止について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

結露防止の対策10選|結露ができやすい家の特徴やリフォームについて解説

エアコンの結露対策には断熱リフォームもおすすめ

エアコンの結露は、エアコン内部と室温との温度差があることが原因となります。

家の結露がひどい場合は、外気の影響を受けにくくする断熱リフォームもおすすめです。

断熱リフォームをすると、エアコンだけではなく家全体の結露対策につながるでしょう。

高性能窓へのリフォーム

結露を防ぐ対策として、高性能窓へのリフォームがおすすめです。

既存の窓の内側にもう一枚窓を作る「二重窓」にすると、窓の間に空気層ができ、冷えた窓と室内の空気が接触することありません。

室内の空気が冷えた部分に接しないことにより、結露が発生しにくくなります。

窓ガラスを「複層ガラス」に交換するのもおすすめです。

窓の断熱性が高まり、効果的に結露を予防できるでしょう。

窓のリフォームは設置数が少なければ工期が短いため、手軽なリフォームになるのもポイントです。

壁に断熱材を設置するリフォーム

結露対策は、壁内に断熱材を設置する「断熱リフォーム」もおすすめです。

壁内に断熱材を設置すると、家全体の気密性・断熱性が上がります。

高断熱・高気密の住宅は外気の影響を受けにくいため、結露が発生しにくい住宅になります。

ただし、断熱リフォームは専門的な技術が必要になるため、信頼できる施工会社に依頼することが大切です。

断熱リフォームは内壁を外すなどの作業により、工事期間は部屋の使用ができなくなるのも注意しましょう。

空間工房LOHASは、断熱リフォームの施工実績が豊富です。

断熱リフォームについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

エアコンの結露を放置した場合のデメリット

エアコンの結露を放置すると、カビが発生し健康被害のリスクが高まります。

結露によりエアコン内の湿度が上がり、カビが増殖しやすい環境になるからです。

エアコンから排出される空気にカビの胞子が含まれると、のどの不調やアレルギー反応を起こす可能性があります。

エアコンからカビの匂いがしてきたら、専門の業者に依頼してクリーニングしてもらうのもおすすめです。

【リフォーム実例】断熱リフォームで部屋の温度差を少なくした家

こちらは、空間工房「LOHAS」の断熱リフォームで部屋の温度差を少なくした家の施工事例です。

親御さんの家を断熱リフォームし、二世帯住宅に改築しました。

断熱性の高いトリプルガラスにリフォームし、換気システムも導入したことから一年中快適な室温を保てます。

1階は親世帯、2階は子世帯中心の居住空間を設けました。

キッチンは二世帯共有とし、家族が集まる居心地の良い空間に。

個室を充実させプライベートを確保することで、親世帯・子世帯が気兼ねなく暮らせる家になりました。

まとめ|エアコンの結露の原因を把握して適切な対策をしましょう

今回はエアコンの結露の対策方法や原因、予防方法についてご紹介しました。

エアコンから水滴が垂れるのは、室内外の温度差による結露の可能性が高く、適切な対策をすることが重要です。

ただし、エアコンから水が落ちるのは故障の原因も考えられます。

結露対策をしても改善されない場合は、故障の可能性も考えて対処しましょう。

エアコンの結露に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

空間工房LOHASは、断熱リフォームの施工実績が豊富です。

エアコンの結露に悩んでいる方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報

望月広巳

営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

パッシブハウス

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