伊豆の国市は静岡県の東部にあり、自然豊かでゆったりと暮らせる環境が整っています。
観光地としても人気の高い伊豆の国市は、子育て世代やライフスタイルを変えたいと移住を希望する人が増えています。
ただし、伊豆の国市に移住をして「生活に不便はないのか」「伸び伸びと子育てができるのか」などと不安に思う人もいるでしょう。
伊豆の国市は移住支援が充実しているので、適切なステップを踏むと理想の暮らしができます。
今回は、伊豆の国市に移住した際のメリットやデメリット、補助金や移住支援についてご紹介。
伊豆の国市に移住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 伊豆の国市に移住する6つのメリット
- 伊豆の国市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
- 伊豆の国市に移住するまでの5つのステップ
Contents
伊豆の国市の特徴
伊豆の国市は伊豆半島の北部、田方平野の中央あたりに位置します。
街の中心には狩野川が流れ、東西は山に囲まれている自然豊かな地域です。
温暖な気候であるため、1年を通して過ごしやすいのもポイント。
伊豆の国市は豊かな自然の中で、ゆったりと暮らしたい人におすすめの移住先です。
1.伊豆の国市の基本情報
伊豆の国市は自然に恵まれた場所ではありますが、東京まで在来線・新幹線を利用して90分と交通アクセスが良い街です。
温暖な気候のため、いちごやみかんなどの農産物も豊富。
伊豆の国市の基本情報は、下記の内容です。
＜伊豆の国市の基本情報＞
| 人口 | 45,983人 |
| 面積 | 94.62km² |
| 交通アクセス | ・東海道新幹線東京駅まで 在来線 ・新幹線利用で約90分 ・東名高速道路東京ICまで 約90分 |
| 特産品 | いちご みかん 鮎 大根 お茶 温泉まんじゅう |
2.伊豆の国市の生活の利便性
伊豆の国市は、生活の利便性が高い地域です。
スーパーやコンビニエンスストアが多くあり、生活に必要なものは市内に揃います。
また、病院や公園の数も十分で、子育て世代や高齢者など幅広い世代が住みやすい地域です。
東京へのアクセスも良いため、首都圏に会社がありリモートワークで仕事をする人の移住先として人気があります。
3.伊豆の国市の移住支援
伊豆の国市は、移住支援が充実しています。
移住に関する補助金が用意されているので、費用面でも安心できます。
また、伊豆の国市には移住の問合せ窓口があり、住宅や仕事、学校などについての相談が可能です。
移住の問合せ窓口では、伊豆の国市に移住してみないと分からないことなどを詳しく聞けるので積極的に活用しましょう。
伊豆の国市に移住する6つのメリット
伊豆の国市に移住すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.自然に囲まれアクティビティを楽しめる
伊豆の国市に移住して得られる大きなメリットは、自然に囲まれアクティビティを楽しめることです。
山と海、川がある地域のため、SUPやカヌー、ハイキングやロッククライミングなどさまざまなアクティビティができます。
自然を満喫して子育てをしたい方にも、伊豆の国市のアクティビティはおすすめです。
2.温泉を満喫できる
伊豆の国市は温泉を満喫できるのも、メリットの一つです。
伊豆の国市には伊豆長岡温泉、大仁温泉、奈古谷温泉、畑毛温泉という温泉名所があり、それぞれ特徴が異なる温泉を楽しめます。
| 温泉名 | 特徴 |
| 伊豆長岡温泉 | 源泉数は30か所以上 泉質：アルカリ性単純泉 無色無臭のやわらかな湯 |
| 大仁温泉 | 1949年開湯 泉質：硫酸塩泉 |
| 奈古谷温泉 | 源泉かけ流しのぬる湯 川沿いの大自然にある露天風呂 |
| 畑毛温泉 | ぬるめの単純温泉 古くからのかかりつけ湯 |
伊豆の国市に移住した際は、休日に温泉巡りをするのも良いでしょう。
市内各所には足湯もあり、気軽に温泉を楽しめるのもポイントです。
3.温暖な気候で暮らせる
伊豆の国市は、温暖な気候で暮らせるのも良い点。
年間の平均気温は16.3度と、一年を通して過ごしやすい気候です。
沿岸部はとくに黒潮の影響を受けるため、冬でも過ごしやすくなります。
温暖な気候により、移住してからも穏やかに暮らせるでしょう。
4.農産物や魚介類などの食を楽しめる
伊豆の国市は、農産物や魚介類などの食を楽しめるのも魅力です。
伊豆の国市の代表的な特産品は「いちご」です。
冬から春にかけてのいちごシーズンには、いちご狩りやスイーツを楽しめるでしょう。
伊豆の国市の温暖な気候により、すいかやトマト、トウモロコシ、大根などの農産物も盛んに栽培されています。
また、狩野川は鮎釣りができるため、新鮮な鮎を食べられます。
伊豆の国市に移住すると、大自然の恵みをたっぷり堪能できるでしょう。
5.子育て支援が充実している
伊豆の国市は、子育て支援が充実しているのもメリット。
伊豆の国市に住んでいる人は、子育て応援アプリが利用できさまざまな情報を見ることが可能です。
子育てフリートークサロン「やんちゃっ子クラブ」では、子育て中の親子が集まれる場所になっています。
子育てについて話し合ったり、子供が遊べる場所があったりと親子にとって憩いの場が用意されています。
伊豆の国市は子育て支援が充実しているため、移住後の子育てに不安がある人も安心できるでしょう。
6.農業を始めたい人へのサポートがある
伊豆の国市は、農業を始めたい人へのサポートがあります。
静岡県、伊豆の国市、JA伊豆の国、研修受入農家で組織される「JA伊豆の国ニューファーマー地域連絡会」が、農業のさまざまな支援を行っています。
農業を始めたい人は1年間の実践研修や農業を始める準備をすることで、独立して就農できるサポートが受けられるでしょう。
農地の確保や農業を始めてからのサポートも手厚いため、移住者も安心して就農できます。
伊豆の国市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
伊豆の国市には、移住した場合に利用できる補助金・助成金があります。
これから移住をする人にとって、移住費用を抑えられる魅力的な制度です。
ここからは、伊豆の国市の補助金「新生活応援補助金」についてご紹介します。
伊豆の国市新生活応援補助金
新生活応援補助金は伊豆の国市に移住し定住する場合に、住居費と引越費用の一部を補助してもらえる制度です。
対象世帯が決められていますが、要件を満たせば費用負担の削減ができるでしょう。
これから伊豆の国市に移住を検討している場合は、移住相談窓口や補助金事務局に問合せしてみることをおすすめです。
伊豆の国市新生活応援補助金の対象要件
伊豆の国市新生活応援補助金の対象要件は、下記の内容になります。
- 40歳未満の夫婦を含む世帯、または小学生以下の子供を含む世帯
- 静岡県外から伊豆の国市に転入
- 夫婦の移住日が異なる場合は、最初に移住した人の移住日から最後に移住した人の移住日までの期間が3か月以内
- 伊豆の国市に移住してから5年以上定住する予定（18歳以上の人）
- 暴力団等の反社会的勢力または反社会的勢力と関係を有する人ではない人
- 家族全員が市区町村税を滞納していない人
- 日本人または外国人の永住者、日本人の配偶者、永住者の配偶者、特別永住者のいずれかの在留資格をもつ人
- 過去に伊豆の国市新生活応援補助金の交付を受けていない人
- 伊豆の国市住宅新築およびリフォーム助成事業助成金の交付を受けていない人
補助金申請をする際は、家族が対象要件に当てはまっているかしっかり確認しましょう。
伊豆の国市新生活応援補助金の補助金額
伊豆の国市新生活応援補助金の補助金額は、一律10万円です。
伊豆の国市へ移住する際に、住居費または引越費用がかかっている場合に限ります。
住居費とは住宅購入費やアパート等の賃貸料を指します。
引越費用は、引越業者や運送業者に支払った費用です。
伊豆の国市新生活応援補助金の注意点
伊豆の国市新生活応援補助金は、申請期間が決まっています。
移住した日から6か月以内かつ、移住した年度の3月31日までに申請が必要です。
補助金の申請窓口は伊豆の国市の企画課となり、郵送または直接持参で申請します。
参照：新生活応援補助金
伊豆の国市に移住するまでの5つのステップ
伊豆の国市はサポートや補助金があるなど、移住がしやすい環境が整っています。
移住を成功させるために、移住するまでの5つのステップを理解しておきましょう。
ステップ1.移住する目的を明確にする
伊豆の国市に移住する際は、目的を明確にすることが大切です。
家族で下記の内容について、具体的に話し合いましょう。
- 移住する理由はなにか
- 移住してからどんな生活をするのか
- 生活の拠点をどこにするのか
- 仕事はどうするのか
- いつまでに移住するのか
移住後に、どのようなライフスタイルを目指すのかを考えておくことが大切です。
ステップ2.仕事やライフスタイルに合った移住先を探す
移住の目的を明確にしたら、伊豆の国市が家族の仕事やライフスタイルに合っているかを検討しましょう。
そのためには、インターネットやオンライン相談などで伊豆の国市について入念に調べるのがおすすめ。
下記の内容を調べて、ライフスタイルに合っているかどうかを家族で話し合いましょう。
- 勤務先までの距離、交通手段
- 学校までの距離、通学経路
- 移住までに必要な準備
- 子育て環境
- 家族に合った住まい
ステップ3.伊豆の国市の支援窓口に相談する
移住先を伊豆の国市に絞り込んだら、移住支援窓口に相談しましょう。
直接相談するのはもちろん、電話やオンラインでも気軽に相談できます。
住む候補地が具体的になったら、その土地に足を運んでみましょう。
旅行や季節ごとの訪問で、地域の雰囲気や気候を把握できるからです。
ステップ4.移住後の仕事環境を整える
伊豆の国市に移住先が決定したら、移住後の仕事の調整をしましょう。
移住先で就職を考えている場合は、移住相談に問合せするのもおすすめ。
移住のプランニングと同時に、伊豆の国市ではどのような仕事があるのかを調べるのも重要です。
自分のライフスタイルに合わせた仕事を見つけると、移住生活がより充実するでしょう。
ステップ5.伊豆の国市で住居を見つける
伊豆の国市に移住する場合の候補地や仕事の調整ができたら、住居を探しましょう。
「会社への交通アクセスが良い」「ショッピング施設が近い」「通院に便利」などの希望をリストアップして、住居を選択するのがおすすめ。
伊豆の国市に土地勘がない人は、移住相談窓口に住まいの相談をしましょう。
地域情報や防災情報など、実際に暮らしてみないと分からない情報について提案してくれるでしょう。
伊豆の国市に移住する際のデメリット・注意点
伊豆の国市に移住すると、多くのメリットがありますがデメリットもあります。
伊豆の国市に移住する際は、どのようなデメリットや注意点があるのでしょうか。
1.観光地のため土日は道が混む場合がある
伊豆の国市は観光地のため、土日は道が混む場合があります。
伊豆の国市のある伊豆半島は、自然や温泉があることからさまざまな場所に観光スポットがあります。
とくに「伊豆中央道」などの幹線道路は渋滞しやすく、土日は目的地への車移動に時間がかかるでしょう。
伊豆の国市に移住した際は土日の渋滞しやすい時間を把握しておき、車移動のタイミングを考慮しなければなりません。
2.防災意識を高める必要がある
伊豆の国市に移住する場合は、防災意識を高める必要があります。
伊豆の国市は自然に囲まれた地域のため、台風などの自然災害が起こる可能性があります。
移住先で住まいを探す際は、ハザードマップを確認するのがおすすめ。
被害の少ない場所や避難所を調べておくなど、日常から防災意識をもっておきましょう。
3.新築・リフォームの際は実績豊富な地域の施工会社に依頼する
移住して新築・リフォームをする場合は、地域に密着した施工会社に依頼するのがおすすめ。
実績豊富な地域の施工会社なら、土地やライフスタイルに合わせたプランニングを提案してくれるからです。
伊豆の国市ならではの情報についても詳しく、補助金もスムーズに申請できるでしょう。
空間工房LOHASは、伊豆の国市での施工実績が豊富です。
伊豆の国市への移住による新築・リフォームについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【静岡県伊豆の国市施工事例】自然あふれる土地の特性を活かした家
こちらは、伊豆の国市の特性を活かした家を実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。
建築が好きなオーナーご夫婦がさまざまな設計デザインを検討し、理想の二世帯住宅を完成させました。
伊豆の国市の自然あふれる特性を活かした、家の配置をしています。
高い省エネ性能である「ローエナジービルディング」を採用し、一年を通して暮らしやすい家になりました。
外断熱と内断熱ダブルで断熱性を高めたことで、エアコン使用を最小限に抑えて快適な室温を保っています。
富士山や桜並木など伊豆の国市の特性を取り入れて、居心地の良い住まいが完成しました。
まとめ｜伊豆の国市の移住支援を活用して理想の暮らしをしましょう
今回は、伊豆の国市への移住のメリット・デメリット補助金や移住支援について解説しました。
伊豆の国市は移住に関する仕事や住まい、子育ての支援が充実しています。
これから伊豆の国市に移住を検討する場合は、補助金やサポートなどを活用して資金計画を十分に立てることをおすすめします。
伊豆の国市で新築やリフォームする際は、実績豊富な地域の施工会社に依頼するのもポイントです。
伊豆の国市に移住を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、伊豆の国市での施工実績が豊富です。
伊豆の国市に熟知した施工会社を選びたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→静岡県伊豆の国市│少ないエネルギーで暮らすローエナジービルディングの二世帯住宅
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