「毎年、冬は家の中が寒くてたまらない」
「暖房を使っているのに、なかなか部屋が暖まらない」
「家が寒いので、冬は電気代が心配」
今回の記事は、そんなお悩みをお持ちの方へ向けたものです。
こんにちは、空間工房LOHASです。
とても暑かった夏が終わり、これから寒い冬がやって来ますね。
日本には「寒さは苦手、肩や腰が痛くなる、体調も優れず気分も憂鬱」という人が多く、本人や家族にとっては寒さが大きな健康問題につながることもあります。
また、2023年は電気代の値上がりもあり、夏の電気代が高かった!というご家庭は多いでしょう。そして、これから寒くなる季節。今度は暖房代か…と思わずため息…。
でも、ご安心ください。
今回は「家の中の寒さ対策」について解説します。
日本の住宅が外より寒く感じる原因や、今すぐできる部屋を暖める方法もご紹介。
- 今すぐにできる手軽な寒さ対策
- 少し手を加えるDIYでの寒さ対策
- 工務店に依頼する根本的な寒さ対策
この3種類を、さらに窓・壁・床と場所ごとの対策として、詳しく解説します。
これからの季節を快適に過ごす準備として、ぜひご覧ください。
Contents
家の中が外より寒い理由とは?
家によっては「外より家の中の方が寒い」と感じることがあります。
家には、外と違って壁や屋根があるのにどうして?と疑問に思いますよね。
寒い外よりも、家の中の方がさらに寒く感じる理由は「家の壁や床に体温を奪われてしまうから」です。
寒い日であっても、外では太陽の日差しから熱をもらったり、着込んで動いていることで体温が上がります。
しかし、日が当たらない部屋では冷たい壁や床(フローリング)、窓などに体温を奪われてしまうため、「家の中の方が寒い」と感じることがあるのです。
家の寒さの原因は「窓・壁・床」
アパート・マンション・一戸建てなど家の種類によらず、家自体の寒さは「窓・壁・床」が原因です。
壁や窓ガラスのすきまから風が入る
壁の断熱材の性能が低い(または断熱材が入っていない)
エアコンを使用しても冷たい壁や窓、床を暖められない
床下の寒さが床を伝って足元から冷える
日本は諸外国に比べ、断熱性や気密性が低い家が多いと言われています。性能の低い断熱材で壁からの冷気がお部屋に伝わったり、目には見えないほどの窓の隙間から冷たい空気が入り込んでしまうのです。
家が寒いと感じたときすぐにできる対策
日本は四季があるため、寒さや暑さだけに特化した家づくりが難しい傾向にあります。しかし、毎年やって来る寒い季節を、ただ耐えるだけでは体も気持ちも疲れ切ってしまいますよね。
まずは「今すぐにでもできる寒さ対策」をご紹介します。
【基本】効率の良い重ね着
家の中の寒さには、効率の良い重ね着がおすすめです。
肌着やインナーを来た上でセーターを着たり、タイツやレギンスなどの上からズボンを履く、ということも大切。特に冷えやすい足先は、薄い靴下の重ね履きも有効です。
家の中では、家事で動かなければなりませんし、ダウンジャケットなどの防寒を着たままではリラックスもできませんよね。
まずは、肌に密着する部分をしっかり守るなど、暖かさのポイントを抑えた効率の良い重ね着をしましょう。
【窓】断熱性の効果があるカーテンに変える
次は、窓からの冷気対策です。窓から伝わる冷気は「厚手で長めの断熱性が期待できるカーテン」がおすすめ。
薄いカーテンや、窓に対して短いカーテンでは、窓からの冷気を絶つことができません。
【壁】家具と壁の間に段ボールを挟む
壁から伝わる冷気には「段ボール」が使えます。壁と家具の間に段ボールを挟んでおくだけでも、室内に伝わる温度が緩和されることも。
インテリアが気になる場合は、段ボールの上からきれいなクロスを貼っても良いですね。
【床】カーペットや絨毯・ラグ、室内履きを利用する
寒い家の床は、歩くだけで体が冷えるほど。カーペットや絨毯はもちろん、室内履きも利用しましょう。
冷気は下に溜まるため、足元は常に暖かくしておきたいですね。
DIYで少し手を加える対策
次に、「簡単なDIYによる寒さ対策」を紹介します。
昨今のDIYブームにより、100円ショップやホームセンターには手軽な便利グッズがたくさん売られています。
もちろん、ネット通販などを利用すれば買いに行く手間も省け、簡単に室温を上げられますよ。
【窓】断熱シートを窓に貼る
すきま風や冷気が伝わりやすい窓には「断熱シートを貼る」という対策がおすすめです。
誰でも簡単できれいに貼れる断熱シートであれば、数分で作業完了。
断熱の効果は商品にもよりますが、複数窓ほどの効果は期待できないかもしれません。しかし、冷気を遮断する方法としては有効です。
【壁】すきま風防止テープを利用する
壁とサッシのすきまなどには「すきま風防止テープを貼る」という対策があります。
窓やサッシ・ドアをきっちりと閉めても、壁とのすきまが埋まらず風が入って来ることは多いです。
壁を触りながら移動をしてみると、すきま風が入って来ている箇所がわかるかもしれません。
【床】コルクシートやアルミシートを敷く
常に体のどこかが設置していることが多い床には「コルクシートやアルミシートを敷く」という対策があります。
いずれもホームセンターなどで購入でき、即効性を感じやすいのがうれしい特徴です。
コルクシートは、パズルのように必要な場所にだけ組合わせて敷けるものが多いので、子どもや高齢者が使う所にだけ、など場所を限定して使うこともできます。
工務店に依頼する根本的な対策
これから新築に家を建てる方や、リフォームを検討している方であれば「工務店に根本的な対策を依頼する」という方法がおすすめ。
工務店が行う寒さ対策は、個人がその場限りで行うものとは大きく異なります。
【窓】二重窓にする、シャッターを付ける
寒さの大きな原因のひとつである窓は、「複数窓にする・シャッターを付ける」などの対策が可能です。
日本の住宅は1枚窓が主流ですが、寒い国では複数窓が常識。
いつでも暖かい家にしたい、と思ったら外気が侵入しにくい複数窓がおすすめ。結露の心配もありません。
【壁】高気密・高断熱を依頼する
壁から伝わる冷気や、壁の隙間から入るすきま風には「高気密・高断熱を依頼すること」が大切です。すきま風が入るところからは、せっかく暖めたお部屋の空気も逃げてしまいます。
専門業者による高断熱・高気密の家にしておけば、毎年寒さで悩むことはなくなります。
小さな子どもや高齢者がいる家庭、老後も住む予定の家、には高気密・高断熱が欠かせません。
【床】全館空調を導入する
冬に冷たくなる床には「全館空調」がおすすめです。
床と言えば床暖房、と考える人も多いですが床に限定した暖房は冬にしか使えず、導入も大がかり。さらには、長く使っている古いタイプだと劣化の可能性もあります。その上、費用も高くなりがちです。
全館空調であれば、住まいを建てるときに導入するだけです。もちろんリフォーム時の導入も可能。
さらには、全館空調なら「部屋を暖めるまでの時間を、寒さに震えながら過ごす」ということもなくなります。
全館空調と聞くと「電気代が高いのでは?」と心配になるかもしれませんが、そうとも限りません。
ずっと暖かい超省エネハウス「パッシブハウス」とは
日本よりもずっと寒い国では「高気密・高断熱の家」が当たり前に建てられています。「でも日本は四季があるから、暖かさを追及すると夏に暑すぎるのでは?」と疑問に思いますよね。
でも、今とても人気のパッシブハウスは外気をシャットアウトして、熱を逃がさない構造。「家全体を冬は暖かく、夏は涼しく、しかも超省エネ」、そんな快適な住宅が建てられます。
ランニングコストをカットした生活は、長い目で見ると大きな節約に。まさにメリットしかないのがパッシブハウス!と言っても良いかもしれません。
パッシブハウスは独自の技術が必要なため、パッシブハウスジャパン認定工務店でしか建てられません。
「パッシブハウス」は、パッシブハウスジャパン認定工務店の空間工房LOHASへご相談ください。
寒い家にはリスクがたくさん!
長く住んでいる家だと、冬の寒さに慣れてしまい「寒いのは当たり前」と思い込んでしまいがちです。
しかし、近年の日本は異常気象が目立ち、これまでより寒さが厳しくなる可能性がないとは言えません。
暑さも危険ですが、寒さも危険。
寒さによる健康リスクについて、確認しておきましょう。
動くのが億劫で血流が生活に支障が出る
寒いとコタツやストーブ・ヒーターから離れたくなくなり、動くのが億劫になりますよね。室内での動きは寒さと共に減っていき、暮らしに支障が出ることも。
動きが減ると、血行も悪くなります。血行不良はさまざまなリスクを持っていると言われています。
仕事や勉強に集中できない
寒いと指先が冷たくなり、仕事や勉強に影響が出ることもあります。
さらには、寒さで体が縮こまってしまい、肩こりや腰痛に繋がることも多いようです。
持てる力を十分に発揮するためにも、寒さは大敵!と言って良いでしょう。
高齢者や子ども、ペットの健康被害
体温の変化に気がつきにくい高齢者や子どもは、季節を問わずいつの間にか体が冷え切ってしまうことがあります。特に冬場は、寒さから防ぐ工夫が必要です。
健康な大人であっても、気がついたときには寒さで体調を崩してしまっていた、ということも。
特に、寒暖差によって起こるヒートショックは高齢者に多い現象で、暖かいリビングから寒い廊下に出たときなどに起こります。
また、ペットと暮らす場合も寒さによるリスクを考えて置かなければなりません。ペットにとっての適温が維持できるような、寒くない家がおすすめです。
【まとめ】家の寒さ対策は「パッシブハウス」が最適!
今回は「寒い家の対策」について解説しました。
参考になる対策は見つかりましたか?
空間工房LOHASは、ご家族が理想とする家を妥協せず丁寧に建て続けています。
今回ご紹介した「パッシブハウス」もお任せください。
冬暖かく、夏は涼しく、超省エネで長く住める家。
きっと気に入っていただけると思います。
まずは、お気軽にご相談ください。
ご連絡、お待ちいたしております!
著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→パッシブハウスin静岡,富士宮市
静岡県で、省エネ性能の高いパッシブハウスをお考えなら、空間工房LOHASにぜひご相談ください。
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