高気密高断熱の家が気持ち悪いと感じる理由は、通気性が低く、空気が滞りやすいためです。
しかし、窓や断熱材の選択、高性能な換気システムの導入など、ポイントを押さえることで過ごしやすい上質な住環境を実現します。
この記事では、富士市の工務店LOHASが、さまざまな疑問に答えながら高気密高断熱住宅の正しい理解と、失敗しないためのポイントを紹介します。
後悔のない家づくりの参考にしてください。
この記事でわかること
- 高気密高断熱の家の疑問について解説
- 高気密高断熱の家で後悔しないための対策
Contents
【Q&A】高気密高断熱の家は気持ち悪い!って本当?
高気密高断熱の家についての疑問をQ&A方式で回答します。
- 高気密高断熱の家は息苦しい?
- ローコストの高気密高断熱の家は後悔する?
- 高気密高断熱住宅は頭痛になりやすいの?
- 高気密高断熱の家は酸欠になる?
- 高気密高断熱ならカビが増えるのでは?
- 高気密高断熱なのに寒い・暑いのはなぜ?
- 高気密高断熱の家は必要ない?
Q:高気密高断熱の家は息苦しい?
A:十分な換気が行われれば息苦しくはない
気密性が高い住宅は、一般的な住宅に比べると密閉度が高く、息苦しく感じやすいかもしれません。
息苦しくない高気密高断熱の家を建てるには、以下のように「換気」を検討するのがポイントです。
- メンテナンスがしやすいフィルターを選ぶ
- 性能の高い換気システムを選ぶ
- 換気の重要性を知っておく
家の中は人の呼吸で発生する二酸化炭素や衣類やファブリック類から発生するホコリ、化学物質などで汚れています。
しかし、換気がしっかりとできる仕組みの高気密高断熱の家であれば、息苦しさを感じることはありません。
Q:ローコストの高気密高断熱の家は後悔する?
A:後悔する可能性が高い
一般的な住宅に比べると、初期費用は高いのが現状です。
中にはローコストで建てられる高気密高断熱の家もあります。
しかし、高気密高断熱の家は、導入する換気システムの良し悪しや、使用する断熱材の厚みなどによって快適性が大きく異なります。
ローコストで建てられる高気密高断熱の家は、必要な部分でコストカットしている可能性が否定できません。
結果として後悔する可能性は高くなるので、極端なローコストメーカーは避けましょう。
Q:高気密高断熱住宅は頭痛になりやすいの?
A:頭痛やめまいなどのシックハウス症候群を引き起こす可能性がある
高気密高断熱住宅では、室内と外の空気の交換が制限されるケースがあります。
自然な換気が減少し、室内にほこりが溜まりやすくなるため、頭痛やめまいなどシックハウス症候群のリスクが高まるので注意が必要です。
ただし、現在では「2時間に1回家全体の空気が入れ替わるように、24時間常に計画換気を実施すること」が建築基準法で定められています。
建材選びにも注意し、有害物質の少ないものを選ぶことが推奨されています。
Q:高気密高断熱の家は酸欠になる?
A:実際に酸欠にはならない
高気密高断熱の家では、十分な酸素が得られず酸欠になるのではないか?と心配する声もあります。
しかし、高気密高断熱の家で酸欠になることはありません。
- 息苦しい
- 酸欠になる気がする
これらの不快感は、先にもお伝えしたように「換気」が十分にできていれば解消できます。
Q:高気密高断熱ならカビが増えるのでは?
A:カビの発生を最低限に抑えられる
高気密高断熱の住宅は、湿気が原因でカビが発生しやすいと考える方も多いでしょう。
これは、建物内の温度差が結露を引き起こし、カビの成長につながるためです。
しかし、高気密高断熱の家にはカビを防ぐための設計が施されています。
優れた断熱性を持つサッシや窓は外気の影響を最小限に抑え、空気の侵入を防ぎます。
さらに、効率的な換気システムが常に空気を循環させることで、湿気を外に排出し、カビの繁殖の抑制が可能です。
Q:高気密高断熱なのに寒い・暑いのはなぜ?
A:気密性や断熱性のレベルによる
本来、高気密高断熱の住宅は冬暖かく夏涼しい環境が期待されますが、これは建設する工務店の技術や使用する材料に大きく左右されます。
断熱材の質が低い、または設計が適切でない場合、期待される断熱性能が発揮されず、室内温度が外気温に影響されやすくなります。
高気密高断熱住宅を建てる際には、信頼できる工務店を選び、適切な材料選びと施工方法に注意が必要です。
Q:高気密高断熱の家は必要ない?
A:現状の住宅で快適に過ごせないのであれば必要
高気密高断熱の住宅が必要かどうかは、生活スタイルによって変化します。
窓を常に開けて生活する場合、外気が自由に室内に流入するため、高気密高断熱のメリットはあまり感じられないかもしれません。
しかし、気候や環境によっては窓を閉めざるを得ない状況が生じます。
例えば、夏の暑さや冬の寒さ、強風、花粉、大雨の際は窓を閉めることが一般的です。
そのため、窓を開けることが多い生活であっても、緊急時に室内を快適に保つために高気密高断熱の住宅を検討する価値はあります。
高気密高断熱の家を建てる際、アドバイスが欲しいという方は以下のリンクからご相談ください。
無料で相談会を実施しているため、不安な点をこの機会にすべて解消しましょう。
高気密高断熱の家のメリット
高気密高断熱の家には、さまざまなメリットがあります。
- 冬は暖かく、夏は涼しい家になる
- 換気システムによってカビの発生を抑えられる
- 害虫が侵入する可能性を低くできる
- 部屋の寒暖差によるヒートショックが起こりにくい
- 生活音の遮断ができる
- 資産として高い価値を保てる
- 高い気密性と断熱性で光熱費が安くなる
- 補助金で費用を削減できる可能性がある
どのメリットも、快適な住まいとして欠かせないものばかりです。
日々の小さな我慢も、月日を重ねると大きなストレスになります。
大切な家族が元気に楽しく過ごすためにも、快適に暮らせるメリットは大切にしたいですね。
高気密高断熱の家のメリット・デメリットについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
高気密高断熱の家で後悔しないための対策
高気密高断熱の家を建てる際に、後悔しないための対策を具体的に紹介します。
窓や断熱材は高性能の物を選ぶ
高気密高断熱の家では、窓や断熱材に高性能の物を選びましょう。
コストカットすると、必要な気密性や断熱性を確保するための質の高い材料、施工が犠牲になる可能性があります。
また、家全体の品質が落ちて、すぐに修理が必要になるかもしれません。
最初に少し多くお金をかけて、良い窓や断熱材を使うことで、長い間、快適に過ごせる家になります
質の高い材料を使用することで、長期的に見てもコスト削減につながります。
明るい家にしたい場合は窓を大きくする
明るく開放的な家を望む場合、窓は大きくするのがおすすめです。
通常、高気密・高断熱の家では外気の影響を最小限に抑えるために窓を小さく設計する場合が多いですが、自然光の取り入れが難しくなります。
大きな窓を設置することで、室内に自然光を多く取り込めます。
ただし、窓の大きさを増やすことで気密性や断熱性が落ちないように、高性能のガラスやサッシを選ぶのが重要です。
換気システムの必要性を理解して選択する
高気密・高断熱住宅では、建築基準法の改正により24時間換気システムの設置が義務付けられています。
密閉性が高いため、適切な換気システムの選択が重要です。
特に高気密・高断熱住宅には、空気の給気と排気を同時に管理できる第1種換気システムがおすすめです。
換気扇を使って室内の空気を強制的に入れ替えるため、高い密閉性を持つ住宅でも効率的に新鮮な空気を確保できます。
モデルハウスで高気密高断熱の家を体験する
高気密高断熱の家を体験することで、快適さを実感できます。
多くの工務店やハウスメーカーでは、モデルハウスを用意しており、実際に生活感を感じながら家の特性を理解することが可能です。
各社の断熱性や気密性は異なるため、見学中に感じた疑問や不安は積極的に質問し、解消することが重要です。
LOHASの高気密高断熱の家の詳しい施工事例は、以下の記事を参考にしてください。
高気密高断熱の家は技術のある工務店へ依頼しましょう|まとめ
高気密高断熱の家を建てるには、専門の技術と知識が不可欠です。
単に設計するだけではなく、地域の気候や周辺環境を考慮して施工することが重要です。
そのため、長年にわたり高性能な住宅を提供し続けている工務店に依頼することをおすすめします。
空間工房LOHASではモデルハウスを訪れることで、実際の住まいを体感し、経験豊富なスタッフがあなたの質問に答えます。
ぜひ一度LOHASの高気密高断熱の家のモデルハウスにきてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→パッシブハウスin静岡,富士宮市
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