自然素材の家を建てて、健康的で快適な暮らしをしたいと希望する人が増えています。
無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材を使った家は、調湿効果などの機能性の高さやナチュラルな風合いが魅力です。
ただし、自然素材の家はデメリットもあり「住んでみてから後悔しないか」と不安に思う人もいるでしょう。
自然素材の家はデメリットを把握して解消することで、暮らしやすい家を実現できます。
今回は自然素材の家のデメリットや解消法、メリットも解説します。
自然素材の家で長く暮らしたいと希望する方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 自然素材の家の3つのデメリット
- 自然素材の家のデメリット解消法
- 自然素材の家の5つのメリット
Contents
自然素材の家の3つのデメリット

自然素材の家には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
1.建築コストがかかる
自然素材の家は、建築コストが高いことがデメリットです。
自然素材の家の価格相場は、坪単価で65万~70万円程度になります。
漆喰や珪藻土、無垢材は一般的な建材と比べて、手に入りにくいことや加工技術が必要であるため費用が高い傾向にあります。
また、自然素材を使って施工するには職人の技術力が必要であり、工事費も高くなるでしょう。
2.傷や汚れがつきやすい
自然素材の家は、傷や汚れがつきやすいのもデメリットです。
無垢材は傷がつきやすく、水をこぼすとシミになります。
漆喰や珪藻土は、ひび割れをしやすい性質があります。
また、自然素材の家は、職人の施工技術によって劣化のスピードが異なるのもデメリットです。
丁寧な下地作りや施工時の環境、職人の技術次第で、品質が決まります。
3.手入れが大変になる
自然素材の家は、手入れが大変になるため手間と考える人にはデメリットでしょう。
とくに、無垢材は長期的に住むことで反りやひび割れを起こすケースがあります。
無垢材の劣化を防ぐには、半年~1年に1度のワックスによる再塗装が必要です。
ワックスは木材に合ったものを選定しなければならず、その分費用もかかります。
木の家を建てるデメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
木の家を建てる8つのデメリット|メリットや後悔しないためのポイントも解説
自然素材の家のデメリット解消法

自然素材の家にはデメリットがありますが、あらかじめ把握して対策することで解消できます。
ここからは、自然素材の家のデメリット解消法をご紹介します。
1.経年劣化を楽しむ
自然素材の家は年月を重ねると劣化しますが、それを楽しむことも大切です。
とくに、無垢材は長年住むと色の濃さが増し、ツヤが出ます。
自然素材の家は、特有の風合いが出て、味わい深くなるでしょう。
2.自然素材を慎重に選ぶ
自然素材の家は素材を慎重に選び、使用することでデメリットを解消できます。
自然素材だからといってやみくもに使用するのではなく、それぞれの特徴を活かした設計が必要です。
たとえば、無垢材、漆喰は水に弱いため、キッチンや洗面所に使用するのは不向きでしょう。
珪藻土は、汚れや傷がつきやすいのでフローリングには向いていません。
自然素材は特性によって適材適所があるため、しっかり見定めて使用しましょう。
3.自然素材のメンテナンスを怠らない
自然素材の家は、メンテナンスを怠らないことも重要です。
自然素材は調湿作用や消臭作用があり、室内を快適に整えます。
その機能を維持するには、定期的な掃除が必要です。
基本的に無垢材や漆喰、珪藻土は乾拭きをします。
また、1か月に一度は水拭きをして表面の汚れを落としましょう。
ただし、水拭きをした後は乾拭きし、よく乾燥させることで劣化を防ぎます。
木の家を建てて後悔しないポイントについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
木の家を建てて後悔しないために|失敗しないポイントや住んでみて分かるメリットも解説
空間工房LOHASは、自然素材の家の施工実績が豊富です。
自然素材の家について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
自然素材の家の5つのメリット

自然素材の家にはデメリットがありますが、それを上回るメリットがあります。
ここからは、自然素材の家のメリットをご紹介します。
1.調湿効果により室内が過ごしやすい
自然素材の家は、調湿効果により過ごしやすい住まいになります。
無垢材や漆喰、珪藻土は調湿機能があり、湿度の高い時には湿気を吸収し、湿度の低い時は水分を放出します。
家の中の湿度が整っていると、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるでしょう。
2.耐久性が高い
自然素材は、耐久性が高いのもメリットです。
無垢材は、30年以上の寿命があり品質の良いものであれば100年以上長持ちすると言われます。
無垢材を長持ちさせるには適切なメンテナンスが必要になりますが、マイホームで長く暮らしたい人にはおすすめです。
3.夏は涼しく冬は暖かい
自然素材の家は、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるのもメリット。
自然素材には調湿効果があるため、湿度の高い夏は湿気を吸収し蒸し暑さを軽減します。
一方、乾燥しがちな冬は、湿気を放出することで部屋の中が暖かく感じます。
自然素材の家は快適な室温を保てるためエアコン使用を最低限に抑えられ、省エネにもつながるでしょう。
4.健康的に暮らせる
自然素材の家は、健康的に暮らせるのもメリットです。
自然素材の調湿効果により、冬場は結露ができにくくなります。
結露を防ぐことで、カビやダニの発生を抑制しアレルギーのリスクを減らせます。
また、無垢材は適度な柔らかさがあるため足腰に負担がかからず、高齢者の転倒防止につながるでしょう。
5.自然素材による風合いを楽しめる
自然素材による風合いを楽しめるのも、メリットです。
無垢材はさらっとした肌触りをしているため、リラックス効果が期待できます。
漆喰や珪藻土は、自然由来のナチュラルな色味をしているので、家全体が温もりのある空間になるでしょう。
無垢材の色や木目は一つとして同じものはないため、自分だけのこだわりの家を実現できます。
自然素材の家を建てるのに向いている人・向いていない人

自然素材の家を建てる際は、自分の好みやライフスタイルに合っているかどうかも考慮することが大切です。
自然素材の家を建てるのに向いている人・向いていない人は、どのような人なのでしょうか。
自然素材の家が向いている人
自然素材を使用することにこだわりを持つ人は、自然素材の家を建てるのに向いています。
自然素材の味わいや色合いは、人工的な建材では表現ができません。
ナチュラルな雰囲気が好きで、リラックスして暮らしたい人に自然素材はぴったりです。
住宅の手入れを楽しめる人にも、自然素材の家がおすすめ。
無垢材は年月を重ねる度に色味が濃くなり、ツヤが増していく様子を楽しめます。
自然素材の家は丁寧に手入れができ、経年劣化を味わいと捉えられる人にはぴったりの住まいでしょう。
自然素材の家が向いていない人
自然素材の家が向いていない人は、家の手入れをできるだけ省きたい人です。
自然素材は適切なメンテナンスや掃除が必要であるため、それを手間と感じる場合は避けた方が良いでしょう。
また、自然素材の家は建築費用がかかるため、コストを抑えたい人にはおすすめできません。
予算の範囲で家を建てたい場合は、素材や設備のグレードを見直す必要があるでしょう。
自然素材の家を建てる際の注意点

自然素材の家を建てる際には、注意点があります。
注意点を把握することで、後悔をしない家を実現できるでしょう。
自然素材のデメリットを把握する
自然素材の家を建てるには、デメリットを把握することが重要です。
たとえば、自然素材の家は一般的な住宅と違って、材料費や施工費が高くなります。
あらかじめ、建築費用が高いことを把握しておけば、建材や設備のグレードを落としてコストを抑えられます。
また、自然素材が経年劣化することを把握しておけば、メンテナンス方法を検討できるでしょう。
無垢の家のデメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
無垢の家を選ぶ前に知っておくべきデメリット|対策やメリットも解説
自然素材の家の実績豊富な施工会社を依頼する
自然素材の家を建てるには、実績豊富な施工会社に依頼しましょう。
自然素材を使った家は、専門的知識や職人の技術が必要になります。
職人の経験と技術力により、自然素材の家の仕上がりや耐久性に違いが生まれます。
実績豊富な施工会社であれば、こだわりのデザインやライフスタイルに合わせた提案をしてくれるでしょう。
空間工房LOHASは、自然素材の家の施工実績が豊富です。
自然素材の家について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【新築施工事例】木をふんだんに使ったおしゃれで快適な家

こちらは、木をふんだんに使ったおしゃれで快適な家を実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。
外壁には自然素材のそとん壁を使用し、温もりのあるおしゃれな外観になりました。
吹き抜けを設置して開放的にしたリビングには、庭につながるおしゃれなテラスがあります。

家族の成長に合わせ間仕切りを少なくし、可変性のある間取りにしました。
天井は杉板を設置し、フローリングは富士ヒノキを使用。
外観も内装も木をふんだんに使用することで、家族がリラックスできる自然素材の家を実現できました。
まとめ|自然素材の家のデメリットを把握した上で理想の住まいを建てましょう

今回は、自然素材の家を建てるデメリットや解消法を解説しました。
自然素材の家にはデメリットがありますが、把握した上で対策すれば理想の住まいを建てられるでしょう。
自然素材の家は、実績豊富な施工会社に依頼するのも重要です。
経験のある施工会社であれば、品質の良い家を建てられるのはもちろんメンテナンスなどのアフターサービスも充実しています。
心地よい自然素材の家を建てたい方は、ぜひこの記事を参考に検討してみてください。
空間工房LOHASは、自然素材の家の施工実績が豊富です。
自然素材の家について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いでいける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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