自然豊かな富士宮市は、子育て世帯や定年後の生活を考える人にとって人気の高い移住先です。
ただし、「富士宮市は実際に住みやすいの?」と疑問に思う声もあるでしょう。
実際に富士宮市は子育て支援や移住支援が充実し、移住後も住みやすい街としておすすめのエリアです。
富士宮市への移住の疑問にお応えするために、今回は静岡県富士宮市の住みやすさを徹底解説。
移住や子育て支援についてもご紹介するので、移住後の生活についての情報も把握できるでしょう。
ゆったりとした暮らしを求めて富士宮市への移住を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 富士宮市の住みやすさと魅力
- 富士宮市に移住する5つのメリット
- 富士宮市の移住支援
Contents
富士宮市の住みやすさと魅力

富士宮市は、富士山の麓に広がる自然豊かな街です。
自然に囲まれた美しい風景と澄んだ空気の中で暮らせるため、移住先としても人気があります。
富士山周辺には白糸の滝や田貫湖などの観光地が多く、のびのびとした生活が送れるのが大きな魅力。
自然と住みやすさが上手く共存する富士宮市は、子育て世帯や高齢者など幅広い世代におすすめです。
まずは、富士宮市の「生活環境」「交通の利便性」「自然環境」について見ていきましょう。
1.富士宮市の生活環境
富士宮市は、豊かな自然と利便性が調和した住みやすい街です。
市内には大型ショッピングモールや医療・教育施設が充実しているため、子育て世帯も安心して暮らせます。
また、富士宮市は温暖な気候であるのも魅力です。
一年を通して快適に過ごせるため、生活しやすいでしょう。
2.富士宮市の交通の利便性
富士宮市は、交通の利便性が良いのも魅力です。
新幹線と在来線を利用すれば、約90分で東京駅にアクセスできます。
自動車・高速バスを利用すると東京ICから約90分です。
市内には、路線バスや循環バスなどの公共交通機関もあります。
3.富士宮市の自然環境
富士宮市は、迫力ある富士山を間近で望めるのが大きな魅力でしょう。
富士山周辺には観光名所が点在しているので、休日は遊びに出かけるのもおすすめ。
「富士山世界遺産センター」では、富士山の歴史や生態系を楽しみながら学べます。
富士山の湧水や森林資源の恩恵も受けられ、自然と共生する暮らしが可能です。
富士宮市に移住する5つのメリット

富士宮市に移住する場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.首都圏へのアクセスが良い
富士宮市は、首都圏へのアクセスが良好なのが大きなメリットです。
市内中心部から、東海道新幹線「新富士駅」へは在来線や車を利用する必要がありますが、新富士駅からは「こだま」を利用して1時間程で東京駅へ到着します。
そのため、通勤や通学、週末のショッピングにも快適です。
富士宮市は首都圏への交通アクセスが便利であるため、現在の仕事を続けたまま移住できるのが大きな強みと言えます。
2.四季折々の富士山を楽しめる
富士宮市は、四季折々の富士山を楽しめるのもメリットです。
富士山は、春は美しい桜、秋は紅葉、冬は雪化粧と1年を通してさまざまな美しい姿を見せてくれます。
富士宮市に移住すると、自宅の窓や観光スポットなどで富士山や周辺の美しい自然を眺められるのが醍醐味です。
3.食文化を楽しめる
富士宮市は、豊富な食文化を楽しめるのもメリットでしょう。
富士宮市は季節の野菜や牛乳などの乳製品、地元のブランド肉、日本酒など地域の特産品が豊富です。
食のテーマパーク「あさぎりフードパーク」では、地元の食材を使ったレストランや日本酒やお茶、乳製品の工房を楽しめるでしょう。
日常でおいしい水を取り入れたい人や食事は地産地消にこだわりたい人は、富士宮市への移住がおすすめです。
4.移住支援が充実している
富士宮市は移住支援が充実しているため、移住しやすいのも良い点です。
静岡県外から移住し、住宅を取得または賃借した40歳未満の若者世帯には、最大200万円の「移住定住奨励金」が支給されます。
首都圏から移住し引き続き首都圏に通勤する世帯には、JR新富士駅周辺の月極駐車場賃借料を最大10万円まで補助する「首都圏通勤支援助成金」もあります。
これらの移住支援制度に加え移住相談窓口も充実しているので、安心して新生活を始められるでしょう。
5.子育て支援が充実している
富士宮市は、子育て支援が充実しているのもメリットです。
妊娠・出産・乳幼児・子育て期までサポートしてくれる、相談窓口が整備されています。
保健センター職員による電話や相談、必要であれば家庭訪問も行われます。
地域子育て支援センターでは、子育て中の人の交流や育児相談ができる場が提供されているのも良い点。
富士宮市は、安心して子育てができる地域としても移住にもおすすめの街です。
富士宮市の移住支援

富士宮市に移住する際は、補助金を利用すると費用負担を軽減できます。
ここからは、富士宮市で活用できる「富士宮市移住定住奨励金」と「富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金」について紹介します。
富士宮市移住定住奨励金
富士宮市移住定住奨励金は、静岡県外の地域から富士宮市に移住し、住宅を取得もしくは賃借した若者世帯が利用できる制度です。
奨励金は最大で200万円交付されるため、移住する際にかかる費用負担が削減できるでしょう。
富士宮市移住定住奨励金の対象要件
富士宮市移住定住奨励金の対象要件は、下記の内容になります。
- 申請の際に、夫婦のいずれかが40歳以下の若者世帯
- 世帯全員が静岡県外から、富士宮市へ転入した世帯
- 転入日の前日まで1年以上に渡り、静岡県外に居住
- 富士宮市に移住してから、5年以上定住
- 居住を目的に住宅を取得または移住定住推進団体を介して、一戸建ての空き家を賃借
- 市税を世帯全員が滞納なく納めている
移住の目的や今後の生活スタイルが対象要件に合っているか十分に確認しましょう。
富士宮市移住定住奨励金の補助金額
富士宮市移住定住奨励金の補助金額は、年齢や移住元によって異なります。
<住宅を取得の補助金額>

※首都圏とは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県のことを指します。
<移住定住推進団体を介して空き家を賃借の補助金額>

移住定住推進団体とは、定住人口を増やすため自治会員から結成された組織のことです。
補助金には加算金額があり、下記の内容になります。
条件 | 加算金額 |
中学生以下の子供1人につき | 10万円(最大30万円) |
移住定住推進団体を介して移住 | 10万円 |
富士宮市移住定住奨励金を申請する際の注意点
富士宮市移住定住奨励金は、所得に該当するため確定申告が必要になる可能性もあります。
また、市内転入後に1年を過ぎてしまうと、補助金が交付されない場合があるので注意しましょう。
参照:富士宮市移住定住奨励金
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金
首都圏から富士宮市へ移住後もそのまま通勤している場合に、東海道新幹線「新富士駅」周辺の月極駐車場の使用料に補助をしてもらえる制度になります。
首都圏への通勤費は高額であるため、要件に合うのであれば利用するのがおすすめです。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の対象要件
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の対象要件は、下記の内容になります。
- 首都圏からの移住世帯
- 新富士駅から首都圏に通勤し、新富士駅周辺の駐車場を月極で賃借
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県が対象要件です。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の補助金額
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の補助金額は、下記の内容です。
内容 | 補助金額 |
年度内に支払う駐車場使用料の額 | 上限10万円 |
補助金額には上限があり、1年間の内で支払う駐車場使用料となるため注意しましょう。
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の注意点
富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金の事務局は「富士宮市役所企画部企画戦略課」です。
必要書類は、下記の内容です。
- 富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金交付申請書
- 住民票の写し(世帯全員の本籍地および続柄が記載されたもの)
- 取得した住宅の登記事項証明書または、賃貸借契約書の写し(空き家住宅を賃借)
- 戸籍の附票写し(世帯全員)
- 駐車場の賃貸借契約書および使用料の支払いを証明する書類の写し
- 駐車場の位置図
- 首都圏に通勤していることが分かるものの写し
富士宮市の子育て支援

富士宮市は子育て支援が充実しているのも、魅力です。
富士宮市で利用できる主な子育て支援は、下記の表の内容になります。
移住する際は手厚いサポートが受けられるので、安心して子育てができるでしょう。
<富士宮市の主な子育て支援>
子育て支援制度 | 概要 |
妊娠出産子育てシェアサポート | 親子の遊び場や妊娠・出産・育児に関する相談や講座の開催 母親が自分のための時間を過ごす場を提供 自分探し、スキルアップに関する講座や復職、就職に関する相談 母親が自分のスキルを使って開催してみたい講座や教室を、伴走スタッフと一緒に実現 |
富士宮市移動式赤ちゃんの駅 | 乳幼児を連れた保護者が、安心してイベントに参加できる環境づくりを推進 子育て支援に、移動式赤ちゃんの駅用テントを貸し出し |
あそびの教室 | ボランティアや講師の方による歌・手遊び・紙芝居・工作・体操・絵本・わらべうたなどの教室を開催 |
こども誰でも通園制度 | 保護者の就労要件などを問わず時間単位で保育所などの施設を利用できる制度 令和7年4月より実施される新たな制度 |
富士宮市に移住する際のデメリット

富士宮市は移住支援が充実しているため、住みやすい街として人気があります。
ただし、デメリットもあり、把握しておくことが大切です。
後悔しない移住をするためにも、デメリットを確認しておきましょう。
1.自家用車がないと不便なケースがある
富士宮市は自然に囲まれたエリアが多く、公共交通機関が限られているため自家用車がないと不便なケースがあります。
郊外のスーパーや病院、保育園・通勤、観光地へのアクセスには車が必要になります。
また、バスの本数が少ない地域もあり、時間や行動の自由度が制限されがちです。
子育てや介護をする人にとっては、自家用車があると格段に便利になるでしょう。
2.自然災害に備えておく必要がある
富士宮市は、自然災害に備えておく必要があります。
富士宮市は自然に囲まれているがゆえに「どのような災害が発生するのか」「適切な行動をどのように取るか」などを理解しておくことで被害を最小限にとどめられます。
災害から身を守るために、富士宮市で発行している防災マップや避難マップなどを確認しましょう。
参照:富士宮市防災マップ
【静岡県富士宮市の施工事例】富士山や自然を存分に楽しめる二世帯住宅

こちらは、富士の雄大な景色を望む富士宮市に完成した空間工房「LOHAS」による平屋の二世帯住宅です。
親世帯・子世帯の両方が平屋でゆとりある暮らしを楽しめる設計が魅力。
オーナーご夫婦はアウトドアが大好きで、広々とした土間リビングに薪ストーブを設置し、冬は暖かな炎を囲みながら家族団らんの時間を過ごせます。

大容量のガレージには、キャンプ用品を収納し、すぐに車へ積み込める便利な動線を確保しました。
親世帯・子世帯は長くて広いウッドデッキで緩やかにつながり、心地よい距離感を保ちながら暮らしています。
自然と暮らしが調和した、理想の二世帯住宅が完成しました。
まとめ|富士宮市に移住するなら実績豊富な地域の施工会社に依頼しましょう

今回は富士宮市の住みやすさについて、移住や子育て支援なども含めてご紹介しました。
富士宮市に移住して新築やリフォームする際は、実績豊富な地域の施工会社に依頼するのがおすすめです。
地域の気候や風土を熟知している地域の施工会社は、富士山周辺特有の気候や地盤に適した施工が可能になります。
地元ならではのネットワークを活かした対応や補助金申請、アフターサービスの面でも安心できるでしょう。
富士宮市でゆったりと快適に暮らしたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、富士宮市での施工実績が豊富です。
富士宮市への移住による新築について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いでいける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

施工事例はこちら→静岡県富士宮市│平屋の二世帯住宅
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– 富士市富士宮市で住むほどに健康になる注文住宅・木の家をつくる工務店 空間工房LOHAS(ロハス)
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TEL:0545-57-5571
FAX:0545-57-5576
Email:lohas@kobo-lohas.com
HP:https://www.kobo-lohas.jp
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