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家の建て替え費用はいくらかかる?相場と抑え方を徹底解説

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築年数が経ち老朽化や耐震性が気になってきたタイミングで、自宅の建て替えを検討する人は多いのではないでしょうか。

ただし「家の建て替え費用はどのくらいかかるのか」と不安になる人もいるでしょう。

子育て中のご家庭や親世帯との同居を考えている人にとっては、予算のバランスを取りながらの住まいづくりが重要になります。

予算のバランスを取るためにも、価格相場を押さえてトータルで資金計画を立てることがポイントです。

今回は、これから建て替えを検討する方に向けて、家の建て替え費用の相場や抑え方をご紹介します。

暮らしやすい家の建て替えをなるべくリーズナブルに実現したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 家の建て替えとは?リフォームと何が違うのか
  • 建て替えにかかる費用の全貌
  • 建て替え費用を抑える5つのポイント

家の建て替えとは?リフォームと何が違うのか

家の建て替えとは、現在の住宅を一度すべて解体し、同じ敷地内に新たな家を建て直すことです。

一方、リフォームは、既存の建物の一部や全体を改修・修繕する方法になります。

見た目や設備を新しくし、使いやすく改善するのが目的で構造そのものは残したまま行うのが一般的です。

家の建て替えは住宅の老朽化が進むことで、間取りや耐震性に不安がある場合に検討されます。

構造や配管など建物の基礎部分を新しくできるため、最新の耐震・断熱基準を満たした住まいに生まれ変わるでしょう。

長く住み慣れた今の家をどうするのがベストかは、建物の状態や将来のライフスタイルを見据えて検討しましょう。

建て替えとリフォームについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

徐々に進む住宅の劣化。選ぶのは建て替え?リフォーム?|判断する際のポイントを富士市の工務店が解説

建て替えにかかる費用の全貌

家の建て替えを検討する上で、「費用がどのくらいかかるのか」という点が気になる人は多いのではないでしょうか。

建て替え費用は、建物本体の工事費だけでなく、解体費用や仮住まいの費用、諸経費などがあります。

ここからは、建て替えにかかる費用の内訳や目安をわかりやすく解説します。

建て替えにかかる基本的な費用

建て替えにかかる費用は、大きく分けて「解体費」「本体工事費」「付帯工事費」「諸経費」の4つに分類できます。

まず、「解体費」は既存の建物を取り壊す費用で、建物の規模や構造によって価格が異なります。

新しい住まいを建てるための「本体工事費」は、全体の予算の約7割を占める費用です。

「付帯工事費」は基礎工事・給排水工事・外構工事などの費用になります。

加えて、登記費用やローン手数料、引っ越し、仮住まい費用などの「諸経費」がかかります。

建て替えにかかる費用の内訳と相場

建て替えにかかる費用を正しく把握するためには、まず内訳をしっかり理解することが大切です。

建て替えにかかる費用の内容と相場を、詳しく見ていきましょう。

解体費用

解体費用には建物の取り壊し、廃材の処分、足場の設置、重機の使用費などが含まれます。

木造住宅であれば、坪単価6万~7万円程度が一般的です。

解体費用は建物の構造や立地条件、周辺環境によって金額が大きく変動するため、複数社から見積もりを取りましょう。

本体工事費

本体工事費は、家そのものを建てる費用です。

基礎工事、構造体の建築、内装・外装仕上げ、屋根・窓・ドアの設置などが含まれます。

一般的な本体工事費は、坪単価50万~80万円が相場です。

ただし、本体工事は、仕様や構造によって大きく異なります。

住宅性能や設備グレードを選ぶ際には、住み始めてからのランニングコストも考慮して検討するのがおすすめです。

付帯工事費

付帯工事費は、外構工事や上下水道の引き直し、地盤調査・改良工事、仮住まい用の仮設工事などが含まれます。

建物以外の暮らしに必要な環境整備にかかる費用と考えましょう。

相場は本体工事費の20~25%程度が目安で、300万~500万円ほどかかるケースがあります。

付帯工事費は土地の条件によっても費用が異なるので、事前の現地調査が重要です。

諸経費

諸経費には、建築確認申請料・設計料・地盤調査費用・登記費用・住宅ローン手数料・火災保険などが含まれます。

さらに、金融機関との手続きや引っ越し費用、不動産取得税や登録免許税などの税金も発生します。

諸経費の相場は全体の5~10%程度が目安で、100万~300万円と考えておきましょう。

建て替え費用を抑える5つのポイント

家の建て替えには多くの費用がかかりますが、工夫次第で抑えられます。

ここからは、無理なく賢く建て替え費用を抑えるための5つのポイントをご紹介します。

1.シンプルな間取りやデザインにする

建て替え費用を抑えるためには、間取りやデザインをできるだけシンプルにすることが大切です。

複雑な構造や凝ったデザインは設計や施工の手間が増え、コストがかさみます。

凹凸の多い外観デザインや曲線を多用したデザインは、材料費がかかるのはもちろん工事の手間がかかり施工費が高くなります。

また、壁の数や間仕切りが多いと、建具や壁の資材が増え、工事工程が長くなり費用が上がりやすくなるでしょう。

部屋の間仕切りの少ないシンプルな間取りは、資材費や工事費のコストを抑えられます。

凹凸の少ないデザインは建物の耐久性が高く、長い目で見てコストパフォーマンスに優れた家になるでしょう。

2.規格住宅を検討する

建て替え費用を抑えたい方は「規格住宅」も、選択肢の一つです。

規格住宅とは、あらかじめ設計されたプランや仕様に基づいて建てる住宅のこと。

注文住宅のように一から設計するのではなく、用意されたプランの中から自分たちに合った仕様を選ぶ方式です。

最大のメリットは、設計や資材の標準化によってコストが抑えられる点になります。

同じプランで複数棟を建築するため、建材の仕入れや工事工程が効率化され、その分費用を下げられます。

最近ではデザイン性の高い規格住宅が増えていて「コストを抑えたいけれど、見た目にもこだわりたい」という人にもおすすめ。

規格住宅は設計の自由度が注文住宅に比べて劣るものの、オプションや間取りのカスタマイズができる場合もあります。

3.工事内容や建材の削減を工夫する

建て替え費用を抑えるには、工事内容や使用する建材を工夫することも大切です。

たとえば、無理に複雑な構造や特殊な施工を選ばず、シンプルで効率的な工法を採用することも方法のひとつです。

効率的な工法を採用すると、工期短縮や人件費の削減につながるでしょう。

また、建材を高級な素材にこだわりすぎず、耐久性や断熱性など必要な性能を満たしたコストパフォーマンスの良い建材にするのもおすすめ。

費用をかける部分と抑える部分のバランスを考えたプランにより、予算内で建て替えができるでしょう。

4.引っ越し費用を抑える工夫をする

建て替えの際に、引っ越し費用を抑える工夫をすることもポイントです。

建て替えに伴い一時的な仮住まいへの引っ越しが必要になり、大きな費用の負担になります。

費用を抑えるためには、引っ越し業者の比較検討がおすすめ。

複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を十分に確認します。

繁忙期(3〜4月や年末)を避けて引っ越し日程を調整すると、料金を削減できることもあります。

また、仮住まい先を近場で探すと移動距離が短くなり、引っ越しトラックの利用時間やガソリン代も節約可能です。

荷物の量を減らすために、不要な家具や家電を処分するのも良いでしょう。

5.補助金を活用する

建て替え費用を抑えるために、国や自治体の補助金制度を活用するのも有効な方法です。

地域によっては子育て世帯や高齢者世帯向けに、独自の支援制度を設けているケースもあり、事前に市区町村のホームページを確認しましょう。

補助金は申請時期や条件を満たす必要があるため、設計段階からハウスメーカーや建築士と連携し、制度の対象となるように計画を進めることが大切です。

補助金を賢く活用すると、数十万円〜百万円単位のコストダウンが可能となり、建て替えにかかる費用の負担を大きく軽減できるでしょう。

建て替えに利用できる補助金

建て替えには多額の費用がかかるため、補助金を活用することで負担軽減が期待できます。

特に、省エネ性能を高めることや耐震性を強化する建材を使用する場合、国や地方自治体からの補助金制度を利用しやすくなるでしょう。

ここからは、建て替え時に利用できる補助金についてご紹介します。

耐震化で利用できる補助金

建て替えをする際は、耐震化に関する補助金を使える場合があります。

国や地方自治体は耐震基準に適合させる費用を軽減するため、一定の補助金を提供しています。

耐震補強や耐震壁の追加、基礎工事の強化など、地震対策に必要な工事費用を大幅に削減できるでしょう。

たとえば、静岡県富士市では、昭和56年5月31日以前に建築された旧耐震基準の木造住宅を対象に、耐震診断や補強工事に対する補助金を提供する「プロジェクトTOUKAI-0」を実施しています。

この制度では、無料の耐震診断や、補強計画・工事に対する補助金が受けられるのが特徴です。

ただし、無料耐震診断は令和6年度、補強工事にかかる補助金は令和7年度までの期間限定になるため、詳しくは補助金事務局に問い合わせてみましょう。

参照:耐震対策【プロジェクト「TOUKAI-0」】

解体費用にかかわる補助金

建て替えをする際に、解体費用にかかわる補助金を利用できる場合があります。

特に、古い家屋の解体をする場合に、地域によって解体工事に対する補助金を申請できます。

これにより、解体費用を削減することが可能です。

解体費用に関する補助金は、自治体の環境整備や地域再生の一環として提供されることが多くなります。

補助金額や対象要件は、自治体ごとに異なるため事前に確認することが重要です。

ZEHなど省エネ住宅に関する補助金

建て替えの際、環境に配慮した設備を導入すると省エネ住宅に関する補助金を受けられます。

たとえば、国が支援している「子育てグリーン住宅支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する補助金制度です。

新築では、GX志向型住宅に最大160万円、長期優良住宅に最大100万円、ZEH水準住宅に最大60万円の補助が受けられます。

参照:子育てグリーン住宅支援事業

契約前に必ずチェック!建て替え前に確認すべき3つのポイント

建て替えをスムーズに進めるためには、契約前の確認が重要です。

特に建築条件や法規制、仮住まいの準備、資金計画の見直しは、後悔のない住まいづくりに欠かせません。

ここからは、建て替え前に必ずチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。

1.建築条件や法規制の確認をする

建て替えをスムーズに進めるためには、契約前に「建築条件や法規制」の確認が不可欠です。

土地によっては、用途地域や建ぺい率・容積率、高さ制限、接道義務など、さまざまな法律や条例による制限があります。

建築条件や法規制を事前に確認せずに契約を進めると、希望する間取りで住宅が建てられない可能性も。

建築のプロである施工会社と一緒に事前に調査を行い、希望する家が実現可能かをチェックしておくことが大切です。

2.仮住まいや引っ越し時期の見通しを考える

建て替えを計画する際には、「仮住まい」と「引っ越し時期」の見通しを立てることが重要です。

建て替え工事中は現在の家に住み続けられないため、一時的に別の住まいを確保しなければなりません。

仮住まい探しは、地域やタイミングによって希望の物件が見つかりにくいこともあり、早めの準備がポイントです。

また、引っ越しは「現住居から仮住まいへ」「仮住まいから新居へ」と最低でも2回発生します。

引っ越し業者の手配や荷物の一時保管、子どもの学校や通勤ルートの変更など、生活に大きな影響を与えるため、スケジュールの把握をしっかり行いましょう。

計画的に仮住まいや引っ越しの段取りを組むと、建て替え期間中も安心して暮らせる環境になります。

3.資金計画によってはリフォームも検討する

予算に大きな制約がある場合には、建て替えだけでなくリフォームという選択肢も視野に入れて検討しましょう。

建て替えを検討する際には、資金計画をしっかり立てることが重要です。

新築には解体費用や仮住まい費用なども加わり、当初の想定以上の出費になるケースもあります。

築年数は経っていても構造がしっかりしている家であれば、耐震補強や断熱性能の向上、水まわりの刷新といったリフォームで快適な住環境を実現できる可能性があります。

リフォームで補助金を活用できる場合、コストパフォーマンスも向上するでしょう。

建て替えとリフォーム、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自身のライフスタイルや将来設計に合った住まいの形を見極めることが大切です。

静岡県のリフォームについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【2025年版】静岡県のリフォームで使える補助金一覧|助成金や支援制度を解説

【建て替え施工事例】土地の特性を活かして建てた二世帯住宅

建築好きなご夫婦が理想の暮らしを実現するために、設計を重ねた空間工房「LOHAS」による二世帯住宅の施工事例です。

富士山の眺望や春には桜並木が広がる、自然豊かな土地の特性を活かした設計にしました。

外断熱と内断熱を組み合わせたダブル断熱に加え、床下エアコンを採用することで夏も冬も快適に過ごせる家になりました。

高性能な断熱サッシや24時間換気システム「澄家」、太陽光発電なども取り入れ、省エネ性の高いローエナジービルディングを実現。

パッシブハウスに近い性能で、環境にも家計にもやさしい暮らしが叶います。

1階は親世帯、2階は子世帯が住まうスタイルで、世帯ごとのプライバシーとつながりを両立しています。

まとめ|建て替え費用を抑えるには実績豊富な施工会社に相談しましょう

建て替えには多くの費用がかかりますが、ポイントを押さえて計画すれば無理なく予算内に収めることが可能です。

間取りや建材の工夫、補助金の活用など、費用を抑える方法はさまざまです。

建て替え費用を抑えるポイントを見極め、実現するには専門的な知識と経験が欠かせません。

建て替えをする際は、実績豊富な施工会社に早めに相談することが大切です。

プロの視点から最適な提案を受けることで、理想の住まいを納得のいく予算で形にできるでしょう。

家の建て替えを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

空間工房LOHASは、建て替えの施工実績が豊富です。

建て替え費用について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報

望月広巳

営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

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