静岡市は県庁所在地であり、利便性が高く温暖な気候で暮らしやすい地域です。
「自然環境に恵まれた場所でゆとりのある暮らしをしたい」「仕事やライフスタイルの環境を変えたい」「首都圏へ通勤ができる地域に住みたい」などの理由で、静岡市に移住したいと希望する人が増えています。
ただし、静岡市は「住んでみて利便性は高いのか」「子育てしやすい環境なのか」など不安に思う人もいるでしょう。
静岡市に移住するとメリットが多く、補助金や支援も充実しています。
今回は、静岡市の魅力や移住した際のメリット、デメリットをご紹介。
静岡市に移住する際の基本的な情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 静岡市に移住するメリットとは
- 静岡市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
- 静岡市に移住するまでのステップ
Contents
静岡市はどんな地域?
静岡市は静岡県の県庁所在地であり、人口が70万人程の政令指定都市です。
東京都まで新幹線で約1時間と交通アクセスが良く、生活しやすい環境が整っています。
まずは、静岡市の基本情報や生活の利便性、移住支援についてご紹介します。
1.静岡市の基本情報
静岡市は温暖な気候で住みやすいため、移住先として人気が高い地域です。
静岡市の基本情報は、下記の表になります。
<静岡市の基本情報>
人口 | 607,321人 |
面積 | 1411.83km² |
交通アクセス | ・東海道新幹線東京駅・名古屋駅まで ひかり号で60分 ・東名高速道路東京ICまで 約2時間 |
特産品 | お茶 いちご みかん さくらえび しらす ご当地グルメ「静岡おでん」 |
2.静岡市の生活の利便性
静岡市は静岡県の中部に位置し、交通アクセスが良く生活の利便性が高い地域です。
東京駅まで新幹線で約1時間の場所にあり、通勤や通学はもちろん、気軽に遊びに出かけられるのが魅力です。
静岡市は静岡県の経済や商業、文化の中心地であるため、美術館・百貨店・大学・文化会館・行政施設が集中しています。
動きやすい距離にさまざまな施設が揃っているため、不便が少なく暮らしやすいでしょう。
3.静岡市の移住支援
静岡市の移住支援は、手厚いサポートが受けられるので安心できます。
静岡市への移住は、東京都・静岡市と2か所の相談窓口があります。
静岡の移住・定住情報サイト「いいねえ。静岡生活」では、仕事、子育て、住まい、教育、暮らしについて移住に関する詳しい情報が掲載されています。
移住支援について確認しておけば、相談窓口にもスムーズに問い合わせができるでしょう。
参照:いいねえ。静岡生活
静岡市に移住する5つのメリットとは
静岡市は生活の利便性が高く、移住する際にさまざまなメリットがあります。
静岡市へ移住するには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.東京駅まで新幹線で1時間程の距離にある
静岡市は静岡駅から東京駅まで、新幹線で約1時間と交通アクセスが良い場所にあります。
東京に通勤や通学する際にも便利です。
足を延ばしたい時は東京に出かけて、レジャーやショッピングを楽しめるでしょう。
2.地方の中心都市のため利便性が高い
静岡市は静岡県の県庁所在地であり、中心都市のため利便性が高いことがメリットです。
経済、商業、文化の中心地として、周辺の地域からショッピングに訪れる人が多い街になります。
ショッピング施設や文化施設などは、静岡市の街中に集まっているため、徒歩や自転車で移動できるのも良い点です。
3.温暖な気候で暮らしやすい
静岡市は、温暖な気候で暮らしやすいのもメリットの一つです。
山間地をのぞいて、雪がほとんど降らず冬でも比較的暖かな気候になります。
一年を通して過ごしやすい気温であり、旅行やキャンプなどレジャーも楽しめるのが魅力です。
4.移住に関わる仕事のサポートが充実している
静岡市は、移住に関わる仕事のサポートが充実しています。
小売業やサービス業、製造業などさまざまな産業が盛んなため、今までのスキルを活かした仕事に就きやすいのが良い点です。
静岡市には、経験を活かした仕事紹介を紹介してくれる「ハローワーク」や「就活応援サイト」などのサポートがあります。
また、これから起業したい人には「静岡市産学交流センター」で相談やセミナーを受けることが可能です。
サポートを活用すれば、移住後の仕事について不安が解消されるでしょう。
5.子育てがしやすい環境である
静岡市は、子育てがしやすい環境であるのもメリットです。
「子育て支援センター」では、親子が集まる場があり、さまざまなサポートを受けられます。
育児相談では子育て支援、育児や入園に関する悩みを相談できます。
静岡市に移住後の保育施設の利用についても、サポートしてくれるので安心できるでしょう。
静岡市に移住した場合に利用できる補助金・助成金
静岡市に移住した場合、条件が合えば補助金や助成金を利用できます。
これから移住する人にとって、資金面でも大きなサポートを受けられるでしょう。
静岡市移住・就業補助金
東京圏から静岡市に移住し、就業または起業をすると「静岡市移住・就業補助金」を利用できます。
首都圏から静岡市内へ移住・定住を促すための、補助金になります。
静岡市移住・就業補助金の対象要件
静岡市移住・就業補助金は、対象要件があるため事前に確認しておきましょう。
対象要件は、「移住元に関する要件」「移住先に関する要件」「就業等に関する要件」3つを満たす必要があります。
<移住元に関する要件>
- 移住する直前の10年間のうち通算5年以上かつ移住する直前に連続して1年以上、東京23区内に在住
- 移住する直前の10年間のうち通算5年以上かつ移住する直前に、連続して1年以上東京圏に在住し、東京23区内へ通勤(ただし、条件不利地域以外の地域が条件)
※東京23区内の大学等に通学し企業等に就職した場合は、通学期間も上記期間に加算できます。
<移住先に関する要件>
下記の内容の要件すべてを、満たすことが条件となります。
- 補助金の申請時に、静岡市に転入し1年以内である場合
- 静岡市に転入し、5年以上継続して居住する意思を持っている場合
<就業等に関する要件>
下記の1~5のいずれかの要件を満たすことが条件になります。
1.就業に関する要件
静岡県その他の都道府県が開設するマッチングサイトに掲載されている、移住・就業補助金の対象求人から就職している場合
ただし、「静岡県移住・就業支援金求人サイト」に掲載されている求人であっても「移住・就業補助金の対象として」掲載されている求人であることが必要
2.起業に関する要件
静岡県が実施する「地域創成起業支援金」の交付決定を受けている場合
3.専門人材に関する要件
内閣府地方創生推進室が実施する「プロフェッショナル人材事業」「先導的人材マッチング事業」どちらかを利用して就業した場合
4.テレワークに関する要件
自分の意思で移住し、移住元での業務を引き続き行う場合
内閣府地方創生推進室が実施する「地方創生テレワーク交付金」を活用した取組で、所属先企業等から資金提供されていないことが条件
5.関係人口に関する要件
関係人口要件を利用した補助金申請をするには「関係人口要件」を満たすことが条件
関係人口要件については細かく設定されているため「移住・就業補助金関係人口要件のご案内」で確認し、不明な点は事務局に問い合わせましょう。
静岡市移住・就業補助金の補助金額
静岡市移住・就業補助金の補助金額は移住方法によって異なります。
補助金額は下記の表になります。
対象 | 補助金額 |
単身での移住 | 60万円 |
2人以上の世帯での移住 | 100万円 |
※「2人以上の世帯」に18歳未満の子が居る場合は、18歳未満の子1人当たり100万円が加算されます。
静岡市移住・就業補助金の注意点
静岡市移住・就業補助金は、申請期限があります。
補助金申請が予算に達した場合は、受付が締め切られます。
補助金申請する際は、早めに準備しましょう。
参照:静岡市移住・就業補助金
静岡市空き家改修事業補助金交付制度
静岡市空き家改修事業補助金交付制度は「静岡市空き家情報バンク」を利用して空き家を購入し、改修した場合に費用が補助される制度です。
静岡市に定住を促し、地域の活性化を図るための補助金になります。
静岡市空き家改修事業補助金交付制度の対象要件
補助金の対象要件は静岡市空き家情報バンクを利用した上で、売買契約を締結された家が条件になります。
「申請者が居住するために購入した家で、居住しない部分は申請者個人で使用することが条件です。
居住部分は延べ床面積が、40㎡以上必要です。
補助対象者は所有者が個人であり、補助対象住宅に10年以上居住する予定があることが条件になります。
補助の対象となる経費は、下記の通りです。
- 水道、ガス、電気設備を改修する費用
- 台所、トイレ、浴室を改修する費用
- 内装、外装、屋根の改修費用
- 一部改築、増築および減築等の工事または修繕
静岡市空き家改修事業補助金交付制度の補助金額
補助金額は、補助対象経費の3分の1です。
ただし、補助金額には上限があります。
対象者 | 補助金額 |
子育て世帯 | 100万円 |
県外からの移住 | 100万円 |
静岡市立地適正化計画で定める居住誘導区域に居住 | 80万円 |
上記以外 | 70万円 |
静岡市空き家改修事業補助金交付制度の注意点
静岡市空き家改修事業補助金交付制度の注意点は、過去に同じ補助金の交付を受けていないことが条件です。
また、補助金の交付時に、世帯員全員が市民税を滞納していないことも重要です。
補助金を申請できるのは、売買契約締結日より1年間となります。
申請は必ず工事の契約締結前に行い、補助金の交付が決定した後に契約を締結し着工しなければなりません。
静岡市に移住するまでのステップ
静岡市は、移住に関する補助金が充実しています。
申請期限に間に合うように十分に調査して、補助金を活用しましょう。
ここからは、静岡市に移住するまでのステップをご紹介します。
ステップ1.移住する目的を明確にして家族で話し合う
静岡市に移住する際は、目的を明確にして家族で話し合うことからはじめましょう。
- なぜ移住をしたいのか?
- いつまでに移住をしたいのか?
- どんな暮らしをしたいのか?
- どこに生活の拠点を置きたいのか?
上記の内容を家族で話し合って、移住する際のライフスタイルを決めましょう。
「自然に囲まれて子育てをしたい」「リモートワークをしながらゆったりと暮らしたい」「趣味を楽しみたい」など、移住スタイルを具体的に決めておくのがおすすめです。
ステップ2.仕事やライフスタイルに合った移住先を探す
移住スタイルを決めたら、家族の仕事やライフスタイルに合った移住先を探しましょう。
まずは、インターネットで静岡市の情報を収集します。
「勤務先まで通勤できる距離なのか」「移住までにどのような準備が必要か」「子育て環境は充実しているのか」など、自分の生活に合わせた条件をリストアップしてみるのがおすすめです。
具体的な内容が分からない場合は、移住相談会に参加してみましょう。
ステップ3.移住先に足を運ぶ
移住先の候補が静岡市に決まったら、足を運んでみましょう。
旅行や季節ごとの訪問で、地域の雰囲気や気候を知ることが可能です。
移住してからの暮らしを体験できる静岡市の「移住体験ツアー」もおすすめ。
地域の住宅見学や農業体験、実際に移住した人と交流することで、静岡市の魅力を体感できるでしょう。
ステップ4.移住先の支援窓口に相談する
移住先を静岡市に絞り込んだら、移住支援窓口に相談しましょう。
東京都に「NPO法人ふるさと回帰支援センター」、静岡市役所「総合政策局企画課移住・SDGs推進係」2か所に静岡市への移住相談窓口が設けられています。
直接相談も可能ですが、電話やメールでも気軽に相談できる場所になっています。
静岡市の支援窓口ではインターネットだけでは分からない、地域の細かな情報やアドバイスを提案してくれるでしょう。
ステップ5.移住後の仕事の調整をする
移住先を静岡市に決めたら、移住後の仕事の調整をしましょう。
静岡市は都内への通勤に便利な地域ではありますが、移住先の転職についても移住サポートを受けられます。
移住の計画と同時に、静岡市での就職先を調べておくことが重要です。
就職先は「ハローワークのインターネットサービス」や「UIターン就職フェア」などで情報収集するのもおすすめ。
自分のライフスタイルや希望に合わせた仕事を見つけることで、移住生活がより良いものになるでしょう。
ステップ6.住居を見つけるまたは新築する
「静岡市でどう暮らしていくのか」を具体的に決めたら、住まいを確保しましょう。
「通勤しやすい場所」「ショッピング施設が近い地域」「通学に便利」など具体的な希望を、リストアップして探すのがおすすめです。
住まいを探す際は、移住相談窓口に問い合わせましょう。
地域情報や防災情報など、実際に暮らしてみないと分からない情報の相談ができます。
「空き家バンク」や新築、賃貸への居住支援についても、詳しく問い合わせることが可能です。
静岡市に移住する際のデメリット・注意点
静岡市は移住支援が充実しているので、移住先としておすすめの地域です。
ただし、静岡市に移住する場合にはデメリットや注意点があり、把握しておくことも重要になります。
ここからは、静岡市に移住する際のデメリットや注意点をご紹介します。
1.車がないと不便な場合がある
静岡市は車がないと子育てや介護をする際に、不便な場合があります。
電車やバスなどの交通機関はありますが、地域によって駅やバス停から遠いケースがあります。
交通アクセスが不便な場所で子育てや介護をする場合、車が必需品になるでしょう。
移住を考える際は、移住経験者や静岡市の相談窓口で「実際にどのくらい車が必要であるのか」を十分に確認しておくのがおすすめです。
2.住むエリアの生活の利便性を確認する
静岡市に移住する際は、住むエリアの生活の利便性を確認することも重要です。
同じ静岡市でもエリアによってはショッピング施設が少ない場合や、病院へのアクセスが不便なケースがあります。
具体的に生活の利便性を知りたい時は、静岡市で不定期に開催される「移住お試しツアー」に参加するのもおすすめ。
さまざまな体験を通して静岡市での生活がイメージできるため、利便性もチェックできるでしょう。
3.新築・リフォームの際は実績豊富な地域の施工会社に依頼する
静岡市で新築やリフォームする場合は、実績豊富な地域の施工会社に依頼することが重要です。
地域に密着した施工会社であれば、土地や気候、家族のライフスタイルに合わせた最適な提案をしてくれます。
地域密着型の施工会社であれば、静岡市で申請できる補助金についても詳しく相談できるでしょう。
空間工房LOHASは、静岡市の施工実績が豊富です。
静岡市への移住による新築・リフォームについて詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
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まとめ|静岡市の支援制度を活用して移住を検討しましょう
今回は静岡市に移住するメリット・デメリットや移住の魅力、補助金について解説しました。
静岡市は仕事、住まい、子育てなど移住の支援制度が充実しています。
これから静岡市に移住を検討する場合は、補助金やサポートなどを活用して後悔のない計画を立てることをおすすめします。
静岡市で新築やリフォームする際は、実績豊富な地域の施工会社に依頼するのも重要です。
静岡市に移住を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、静岡市の施工実績が豊富です。
静岡市に熟知した施工会社を選びたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
著者情報
寺﨑幸治
空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
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