子供の成長やライフスタイルの変化で「今の住まいが手狭になってきたかもしれない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
家族の新しい暮らしを理想的に叶える家づくりで、近年注目されているのが「平屋の一軒家」です。
移動が横移動のみのワンフロアで完結する住まいは、小さなお子様や高齢者の方にもおすすめ。
家族とのコミュニケーションも取りやすいため、安心して暮らせます。
今回は、平屋の一軒家のメリット・デメリットや、価格相場などを分かりやすくご紹介。
平屋の一軒家の価格相場や間取りの工夫なども知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 平屋の一軒家の魅力とは
- 平屋の一軒家の5つのメリット
- 平屋の一軒家の3つのデメリット
Contents
平屋の一軒家の魅力とは

平屋の一軒家は、幅広い世代が暮らしやすい魅力があります。
1階部分にすべての生活空間があるため、スムーズな生活動線が作れるからです。
階段がないことから、転倒リスクが少なく小さな子供や高齢者まで安心して暮らせることも良い点。
設計の自由度が高いことから、開放感のあるこだわりの住まいを実現できるのも大きな魅力でしょう。
平屋の一軒家は将来的なライフスタイルの変化にも対応でき、長く快適に暮らせる住まいになります。
のびのびと子育てをしたい人やゆったりとリモートワークをしたい人など、ニーズに合わせた住宅を建てたい方は平屋がおすすめです。
平屋の一軒家の5つのメリット

平屋の一軒家は多くの魅力があり、近年人気が高まっています。
ここからは平屋の一軒家のメリットを、暮らしやすさの観点からご紹介します。
1.バリアフリー化をしやすい
平屋の一軒家は、バリアフリー化しやすいことが大きなメリットです。
2階建てのように階段を作る必要がないため、生活動線に段差が少なく移動がしやすくなります。
平屋の一軒家は、将来を見据えた住まいとしてバリアフリー化できるので安心して暮らせるでしょう。
2.生活動線をスムーズに作れる
平屋の一軒家は、生活動線をスムーズに作れるのもメリットです。
すべての居住空間がワンフロアで完結するため、移動が短く効率的になります。
空間がコンパクトにまとまるので、日頃から行う家事や育児、生活全般が快適になるでしょう。
生活動線がスムーズだと、忙しい時や家族の動きが重なる時間帯でも、ストレスを感じることが少なくなります。
平屋の一軒家であれば、設計の自由度も高く、家族が自然と動きやすく快適になる住まいづくりができるでしょう。
3.家族との程よい距離を保てる
平屋の一軒家は、家族との程よい距離を保てる住まいになります。
生活空間がワンフロアのみになることで、家族の気配を感じながらもそれぞれのプライベートな空間を確保できます。
平屋の一軒家は2階部分がないため、上下階の音が気にならないのも良い点。
平屋は家族と程よい距離を保ちながらも、プライベートが確保できるバランスの取れた住まいになるでしょう。
4.設計の自由度が高い
平屋の一軒家は、設計の自由度が高いこともメリットの一つです。
2階の構造にとらわれることがないため、間取りの広さや天井高などを柔軟に設計できます。
勾配天井を活かして開放感のあるリビングを作ることや、庭を眺める大きな窓を設置するなどこだわりに合わせた住まいが実現できるでしょう。
平屋の一軒家はワンフロアのみとなるため、可変性のある間取りを作りやすくなります。将来のライフスタイルの変化に対応しやすい設計にすると、家族の暮らしに寄り添った住まいになるでしょう。
5.屋外に出やすいため自然を感じられる
平屋の一軒家は、屋外に出やすいため自然を感じられます。
すべての部屋が1階にあるので、庭やテラスに出やすく自然を身近に感じられます。
室内と屋外をフラットにつなぐことで、子供が庭に出て安心して遊ぶことも可能です。
ガーデニングや家庭菜園などを、楽しむのも良いでしょう。
平屋の一軒家は季節の移ろいを感じながらゆったりと暮らせる豊かな生活が送れます。
平屋の一軒家の3つのデメリット

多くのメリットがある平屋ですが、建てる前に知っておきたいデメリットもあります。
ここでは、平屋の一軒家の代表的な3つのデメリットについてご紹介します。
1.広い敷地を用意する必要がある
平屋の一軒家を建てる際には、広い敷地を用意する必要があります。
ワンフロアにすべての居住空間や生活設備を設置するため、その分広い土地を用意しなければなりません。
土地価格の高いエリアでは、希望する広さの土地を確保するのが難しくなります。
また、建ぺい率にも配慮しなければならず、敷地によっては間取りの自由度が制限される可能性も。
理想の平屋の一軒家にするには、土地選びが重要となり探す際は十分に検討しましょう。
2.坪単価が高くなりやすい
平屋の一軒家は、坪単価が高くなりやすい傾向があります。
2階建てと同じ床面積にする場合、平屋は工事費が高いとされる基礎や屋根の面積が広くなります。
また、平屋は広い敷地の確保が前提のため、土地代と合わせた建築価格のトータルコストが高くなりやすいでしょう。
平屋の一軒家を建てる際は、資金計画を十分に行う必要があります。
平屋の坪単価について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
3.周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなる
平屋の一軒家は、周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなります。
周りに高い建物が建つことや隣接した家が2階建てばかりだと、日当たりや風通しが悪くなります。
土地によっては中庭を作るなどの対策を取ることで、採光や通風を確保できるでしょう。
平屋のデメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
平屋の一軒家の価格相場

平屋の一軒家の価格相場は、坪単価で40~60万円と言われています。
一般的に平屋は1階部分の面積を広げる必要があるので、基礎や屋根などの工事費が増え価格相場が高くなります。
また、平屋は広い土地も用意しなければならないため、土地代を含めたトータルコストが高くなりがちです。
予算に合わせて設計や仕様を工夫し、適切な資金計画を立てることで理想の平屋を実現できるでしょう。
こだわりの平屋の一軒家を叶える間取りやデザインのポイント

こだわりの平屋を叶えるには、間取りとデザインを工夫することが大切です。
ここからは、理想の暮らしを実現するためのポイントをご紹介します。
間仕切りを減らし開放的な空間にする
こだわりの平屋の一軒家を実現するためには、間仕切りを減らし開放的な空間にすることが重要です。
平屋は設計の自由度が高いことが魅力であり、縦に広がる空間を最大限に活用できます。
また、間仕切りを減らすと、開放的な住まいになり広々とした印象を与えられます。
天井の高さを工夫し、広がりを感じさせるデザインにすればさらに広々とした空間になるでしょう。
予算に応じて設備のグレードを検討する
こだわりの平屋の一軒家を実現する際、予算に応じて設備のグレードを慎重に選ぶことがポイントです。
設備を検討することで、無理のない価格で満足のいく住空間を作り上げられるでしょう。
設備を選定するには、機能に優先順位をつけることが大切です。
たとえば、キッチンやバスルームなどの水回りは使用頻度が高いため、品質にこだわるのも良いでしょう。
平屋の一軒家の設備は、必要な機能を選びながら無駄のない予算配分を考えることが大切です。
シンプルなデザインにする
こだわりの平屋の一軒家を実現するには、シンプルなデザインにすることも重要です。
シンプルなデザインは、スタイリッシュで洗練された美しさを引き出し飽きのこないデザインを実現できます。
たとえば、必要最小限の壁や仕切りを使いシンプルな間取りにすることで、広々とした開放的な空間を作れます。
リビング、ダイニング、キッチンを一体化させたオープンなLDKを作るのも良いでしょう。
余計な装飾を避け、すっきりとしたデザインにすれば建築費用を抑えることも可能です。
おしゃれでかっこいい平屋のデザインについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
平屋をおしゃれでかっこいいデザインに|注文住宅の外観や間取りのポイント・施工実例をご紹介
平屋の一軒家を建てる際の3つの注意点

平屋の一軒家は間取りやデザインを工夫すると魅力的な住まいになります。
ただし、平屋を建てる際には注意すべき点もあります。
1.防犯対策が必要である
平屋の一軒家を建てる際、防犯対策が必要になります。
平屋は居住空間が1階部分のみになるので、2階建ての家に比べて侵入者が入りやすくなります。
防犯対策としては、外部からの視界を遮るために門やフェンスを設置することや玄関や窓に強化ガラスや防犯用のシャッターを取り入れるなどの工夫がおすすめ。
また、家の周囲に防犯カメラや、センサーライトを設置することも有効な対策です。
平屋の一軒家に防犯対策をすると、より安心して暮らせる空間にできるでしょう。
2.省エネ住宅にする
平屋の一軒家を建てる際、省エネ住宅にすると快適な生活を実現できます。
近年、住宅に省エネ性能を高めることが義務化され省エネ基準が設けられています。
家を建てる際には、断熱性能やエネルギー効率を考慮した設計が必要です。
高断熱の窓や断熱材を使用することで、外気の影響を受けにくくし冷暖房の効率を高められます。
また、エコキュートや省エネ型のエアコン、LED照明を採用すると電力消費を削減できエネルギー効率の良い設備を導入できます。
太陽光発電システムの導入を検討することも家全体のエネルギー効率が向上し、環境への負担が軽減されるでしょう。
省エネ住宅の平屋を建てることで、環境負荷を減らし経済的にもお得になります。
3.実績豊富な施工会社に依頼する
平屋の一軒家を建てる際、実績豊富な施工会社に依頼することもポイントです。
施工会社は家の品質や仕上がりに直接影響を与えるため、慎重に選ばなければなりません。
平屋の場合、敷地の広さや形状、周辺環境によって設計や施工に専門的知識が必要です。
実績が豊富な施工会社であれば、さまざまなデザインや間取りに対応できこだわりに合わせて最適なプランを提案してくれるでしょう。
空間工房LOHASは、平屋の一軒家の施工実績が豊富です。
平屋の一軒家について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【施工事例】自然あふれる場所に建てたこだわりの平屋の一軒家

こちらは、自然豊かな環境に建てた空間工房「LOHAS」による平屋の施工事例です。
広い駐車場を備え、リビングの前には畑が広がり周囲は森林に囲まれています。
背後には壮大な富士山がそびえ、アウトドア好きなご夫婦にとって理想的な住まいになりました。

玄関を入ると、パントリーまで一直線というシンプルな動線。
ウッドデッキや庭を活用して友人を招いてバーベキューを楽しみ、その後はキャンプ気分で過ごせる設計にこだわっています。
自然の中で、豊かな暮らしを楽しめる住まいが実現しました。
まとめ|平屋の一軒家のメリット・デメリットを把握して理想の家を建てましょう

平屋の一軒家には、さまざまなメリットとデメリットがあります。
平屋は間取りの自由度が高くスムーズな動線が作れるなど多くのメリットがありますが、敷地面積を広く取らなければならないなどのデメリットもあります。
これらのメリット・デメリットを十分に把握し、ライフスタイルに合った間取りやデザインを取り入れることが大切です。
理想の平屋の一軒家を建てるには、経験豊富な施工会社を選択することも重要になります。
自分たちの生活に最適な平屋の一軒家を建てたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、平屋の一軒家の施工実績が豊富です。
平屋の一軒家について詳しく知りたい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。

著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

施工事例はこちら→静岡県富士宮市│自然の中の平屋の家
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