冬になると、暖房をつけてもなかなか部屋が暖かくならないと悩んでいる方はいませんか。
寒い時期にエアコンを使っても部屋が暖まらない場合は、寒さ対策グッズやリフォームなどの対策が有効です。
今回は、冬に役立つ窓の寒さ対策やリフォームについてご紹介します。
冬でも部屋の中で暖かく過ごしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 冬に役立つ窓の寒さ対策
- 窓の寒さ対策にはリフォームもおすすめ
- 冬に窓の寒さ対策をしないとどうなる?
Contents
冬に窓の寒さ対策を行う理由
冬に窓の寒さ対策を行う理由は、窓が外気の影響を受けやすい部分であるからです。
暖房をつけていても、窓に隙間が空いていると室内の暖かい空気は外に逃げてしまいます。
外からの冷たい空気は窓から入ってくるため、暖房効率は下がります。
窓自体も外からの冷気で冷たくなるため、室内との温度差により結露の原因にもなるでしょう。
冬に部屋を暖かく保つためには、窓の寒さ対策を行うことが重要になります。
冬に役立つ窓の寒さ対策5選
冬に窓の寒さ対策を行うには、どのような方法があるのでしょうか。
ここからは、簡単にできる冬に役立つ寒さ対策をご紹介します。
1.厚いカーテンを設置する
冬に窓の寒さ対策を行うために、厚手のカーテンを設置するのが有効です。
厚手のカーテンを取り付けることで、外からの冷気を遮断できるからです。
厚手のカーテンを取り付ける際は、カーテンの裾の長さを少し床に垂れるように調整しましょう。
カーテンの下の隙間を埋めることで、冷気が室内に入り込むのを防ぎます。
2.窓に断熱シートを設置する
断熱シートを窓に貼るのも、冬の寒さ対策になるでしょう。
窓に断熱シートを貼ると、外からの冷気の入り込みを抑え室内の暖かい空気を外に逃がさない効果を得られます。
そのため、冬に底冷えをすることなく暖かい室温を保てるでしょう。
冬場は温度差により結露が発生しやすく、水滴によりカビやダニが発生するリスクがあります。
断熱シートは、窓の結露予防にもおすすめです。
3.暖房の置き場所を工夫する
窓の寒さ対策をするには、暖房器具の置き場所を工夫するのもおすすめです。
窓の近くに暖房器具を設置すると、窓の周囲に溜まっている冷気が暖められ、部屋の中が快適になります。
暖かい空気を循環させることで、部屋の温度差がなくなり、足元から寒いと感じることもなくなるでしょう。
4.窓の隙間をふさぐ
冬の寒さ対策には、窓の隙間をふさぐのもおすすめです。
窓ガラスやサッシに隙間が空いていると、外からの外気が流入しやすくなります。
室内の暖かい空気も、隙間があると外に逃げてしまうでしょう。
対策として、窓の隙間をふさぐには「隙間テープ」が有効です。
窓とサッシの隙間にテープを貼ることで、冷たい空気が室内に流入せず部屋が暖かくなるでしょう。
5.カーテンライナーを設置する
カーテンライナーを取り付けるのも、冬の寒さ対策に有効です。
カーテンライナーとは、ビニール素材の布のことでフックなどを利用してカーテンレールに取り付けられます。
カーテンライナーは窓からの冷気を遮断し、室内の暖かい空気を外に流出させない効果があります。
窓からの空気の出入りを遮断することで、暖房効率が上がるでしょう。
窓の寒さ対策にはリフォームもおすすめ
簡単にできる窓の寒さ対策をご紹介しましたが、より効果的に室内を快適にしたい場合はリフォームもおすすめです。
冬の窓の寒さ対策は「内窓の設置」「サッシの交換」「複層ガラスの設置」のリフォームが有効です。
それぞれのリフォームについて、詳しく見ていきましょう。
内窓を設置する
内窓を設置するリフォームは、寒さ対策に有効になります。
内窓を設置することで、2つの窓の間に空気の層ができ冷たい外気が室内に流入しにくくなるからです。
既存の窓はそのままで、内窓のみを設置するリフォームになるので施工が簡単にできるのも魅力といえます。
内窓の設置リフォームをすると、住宅の断熱効果が上がるだけではなく防犯・防音対策にもなるのでおすすめです。
サッシを交換する
窓のサッシを交換するのも、寒さ対策に有効なリフォームです。
アルミサッシは安価のため普及している材質ですが、熱伝導率が高く冷たい外気の影響を受けやすくなります。
アルミサッシを樹脂サッシに変えるリフォームをすると、断熱性能にすぐれた窓になるでしょう。
また、樹脂サッシは寒さ対策ができるだけではなく、防音効果があるのもメリットになります。
複層ガラスを設置する
冬の寒さ対策には、複層ガラスの設置リフォームもおすすめです。
複層ガラスとは、2枚以上のガラスを使うことで内部に空気層を作り冷気の流入を防ぎます。
複層ガラスは、単板ガラスよりも断熱性が高いのが特徴です。
窓ガラスを交換するだけで、空気の出入りが遮断されるため寒さ対策に効果があるでしょう。
冬に窓の寒さ対策をしないとどうなる?
冬の窓の寒さ対策として、簡単にできる方法やリフォームをご紹介しました。
冬場に窓の寒さ対策をしないと、どのようなリスクがあるのでしょうか。
結露が発生する
窓の寒さ対策をしないと、結露が発生しやすくなります。
結露は室内の湿気を含んだ空気が、冷気に接触して起こります。
窓は外気の影響を受けやすい部分なので、とくに結露しやすくなるでしょう。
結露を放置しておくと、カビやダニが発生する原因となります。
カビやダニが生じると、家が劣化することやアレルギーが起こるなどのリスクも高まります。
結露しにくい住宅を建てるコツについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
結露ができない高気密高断熱住宅を建てる5つの対策を富士市の工務店が解説
ヒートショックなどの健康被害が起こる
冬に窓の寒さ対策をしないと、ヒートショックなどの健康被害が起こる可能性があります。
ヒートショックとは温度差によって、血圧が上下し心臓や血管に疾患が起こることです。
外気の影響を受けやすく寒くなる場所で、ヒートショックは起こりやすくなります。
とくに窓周辺や浴室、洗面所は温度変化が起こりやすい場所なので注意が必要です。
暖房効率が下がる
冬に窓の寒さ対策をしないと、暖房効率が下がります。
窓からの冷気が部屋に入り続けていると、エアコンの設定温度を上げてもなかなか部屋が暖かくなりません。
なかなか部屋が暖まらないからとエアコンの設定温度を上げて長時間運転すると、その分電気代がかかってしまいます。
冬に窓の寒さ対策をする際の注意点
冬の寒さ対策には注意点があり、理解してプランニングすると快適に暮らせる家になります。
ここからは、冬に窓の寒さ対策をする際の注意点をご紹介します。
同じ空間のすべての窓を対策する必要がある
冬の窓の寒さ対策をする際は、同じ空間のすべての窓に施す必要があります。
たとえば、寝室に窓が2か所ありサッシを樹脂製にする場合は、2か所とも交換することで効果が得られるでしょう。
一か所でも寒さ対策をしていないと、そこから冷たい外気が室内に入り込んでしまいます。
部屋を効率的に暖めるためには、すべての窓に対して寒さ対策をしましょう。
補助金を利用できる場合がある
窓の断熱リフォームをする際は、補助金が利用できる場合があります。
補助金を活用すると、リフォームの費用負担を軽減できるでしょう。
補助金には、国や地方自治体による制度があります。
国による窓の断熱リフォームの補助金は「子育てエコホーム支援事業」がおすすめです。
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や、若者夫婦世帯に省エネ性能のある新築住宅や省エネ改修等に対して支援される補助金です。
補助金制度には対象要件があり、申請期限があるため早めの準備が必要になります。
参照:子育てエコホーム支援事業
静岡県富士市の新築補助金について、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
【2024年版】静岡県富士市の新築購入で使える補助金・助成金一覧|申請方法や注意点も解説
窓のリフォームは実績のある施工会社に依頼する
窓のリフォームをする際は、実績のある施工会社に依頼することが重要です。
とくに内窓を設置するリフォームをする場合は、窓や断熱性などに専門性の高い技術が必要となります。
実績のある施工会社であれば、施工品質が高い窓のリフォームが可能になるでしょう。
空間工房LOHASは、窓のリフォームの施工実績が豊富です。
窓のリフォームについて相談したい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
【新築住宅実例】断熱リフォームをして快適に暮らせる家
こちらは、窓のリフォームをして快適に暮らせる家を実現した空間工房「LOHAS」の施工事例です。
1階は親世帯、2階は子世帯が住む二世帯住宅にフルリフォームしました。
断熱性能を高めるリフォームをしたことで、冬場でも暖かく過ごせる住まいになっています。
リフォーム前は冬場に足元が冷え、各部屋に暖房器具がないと非常に寒い日本家屋でした。
窓は、断熱性の高いトリプルガラスにリフォームをしています。
暖房効率を高めて、冬場でも家族が居心地よく暮らせる住まいになりました。
まとめ|冬に窓の寒さ対策をして暖かく過ごしましょう
今回は、冬に役立つ簡単にできる窓の寒さ対策やリフォームについて解説しました。
外からの冷気を流入させずに部屋を暖かくするには、窓の寒さ対策は必須です。
複層ガラスや内窓など窓のリフォームをすると、効果的に暖房効率が上がります。
冬場の窓の寒さ対策を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
空間工房LOHASは、断熱リフォームの施工実績が豊富です。
断熱リフォームについて相談したい方は、空間工房LOHASにお気軽にご相談ください。
著者情報
望月広巳
営業部部長。実際に家を建てる方が「暮らしを愉しむ」ために理想の暮らしをヒアリングしながら、個性やライフスタイルに合わせた設計の提案が得意です。自身でも普段の生活で日本酒やお料理、子育てを愉しむことを通してお客様に合ったプランをご提案できるように努めています。
空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。
また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。
施工事例はこちら→静岡県富士市│断熱リフォームして二世帯住宅に増築
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