木の家と自然災害 – 空間工房LOHAS

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13年前の今日未明に忘れがたい天災である阪神淡路大震災がおこりました。 忘れ得ない記憶と課題を我々に残した出来事です。 私は直接この現場に居合わせる機会は無かったですが、多くの研究者の方々の報告書を拝見する機会がありました。 この震災をどう解釈するか、どの点に着眼するかによって多岐に渡ります。 その中で木造住宅は地震に弱いという内容の言い方がされる事がありますが、これは必ずしも 正しくはありません。 昭和56年に建築基準法が改正され、必要なスジカイ等の耐力壁の量が増えました。 なので、これ以後に建てられた家は阪神大震災クラスの地震に対しても充分な耐力があります。 日本の家は、このような大震災を経るごとに見直され、基準が強化されています。 地震にしろ台風にしろ自然災害の多い日本ですので、こういった対策は不可欠ですね。 阪神大震災時にも倒壊した家の大半は、昭和56年以前に建てられた残念ながら今の耐震基準を満たしていない家でした。 我々の住む静岡にも同様に昭和56年以前に建てられた家は相当数あります。 これへの対策をどうするか、東海ゼロを中心に県のほうで耐震補強への補助等の策も打ち出されていますが、なかなか活用数は伸びていないようです。 建物の耐震性だけでなく、震災後に倒壊・破損した家をどうするかというのも大きな課題のようです。阪神大震災の時には、細かく対応する余裕が無かったので、まだ充分復旧可能な家も 含めて地域全体での一斉取り壊しをせざるを得ない状況でした。 又、取り壊した後の復興住宅が今までの地域区分と全く違う区分になってしまい、隣近所との つながりが無くなって、お年寄りが孤立化してしまうという弊害もあったようです。 1867年の明日は明暦の大火があり、江戸の町の大半が焼失したそうです。 ここで、着目したいのが、その後の復興の早さです。 思うに、家の造りが皆同じだということと、隣近所が一致団結してとりかかった等の点が大きな理由だったのではないでしょうか。 このように、震災には様々なことが起こり、関係してくるんだと思います。 我々にできることは、13年前のこの事実や問題点を忘れずに、教訓としていくことですかね。

富士で木の家は長持ち木造

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