諏訪大社　上社

2009年8月16日

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寺崎幸治

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寺崎幸治

昨日紹介した藤森照信の神長官守屋記念館のすぐそばに、諏訪大社の上社があります。
伝統的な変わらぬ姿で地に根付いている建物も是非見てみたいねということで、立ち寄ることに。
諏訪大社は、天下の奇祭としても有名な、御柱祭り（おんはしら）でも有名。
７年に一度、上社・下社あわせて８本の樹齢２００年からなる樫の巨木を、山からひいて来ます。
それが、車等は一切使わず、ただ人力で数キロもの道のりを引いてくるという、大変荒々しく原始的なお祭り。
それだけに、凄い迫力に満ちたお祭りだと思います。

その、おんはしらの一本。
上社の前宮に、それこそ、おったてられています。

後ろに回ると、引きづられて来た後がくっきりと。けずられて平らになっています。
ここまで引っ張ってきた労力の大きさが垣間見れます。

軒を連ねて、本宮まで延びる回廊。
一本一本の柱は丸柱。丸なので他の木との接合部が手がかかります。
それをこれだけの柱の数をやるのですから、気の遠くなる仕事です。

回廊の途中にある。神楽のような。
中には何かが置かれています。

巨大な和太鼓です。
何気に、こんなものがあけっぴろげで置かれているのですね。

回廊の先にある本宮。
近くで見ると、とても細かい彫刻がそこかしこに施されています。
決して華美ではないですが、とても原始的な力強さのある勇壮な造りだと思います。
これを見ると、藤森さんの建築も突然出てきたのではなく、この地にルーツがあるんだなと納得しました。
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