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太陽光発電で電気代は安くなる?節約のポイントやシミュレーション方法を解説

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太陽光発電の導入を検討する際に「電気代は本当に安くなるの?」と疑問に思う人はいるでしょう。

太陽光発電は初期費用が高額なので、電気代を節約して元を取りたいと思うかもしれません。

太陽光発電の仕組みを理解し、節約するポイントを知ることで効率よく節約ができます。

今回の記事では、太陽光発電の電気代の実状や節約するポイントをご紹介。

太陽光発電の導入時に電気代を安く抑えたい場合は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 太陽光発電で電気代は安くできるのか
  • 太陽光発電は元は取れるのか?
  • 太陽光発電で電気代を節約するポイント

太陽光発電で電気代は安くできるのか

太陽光発電は屋根などに設置したソーラーパネルで集めた「太陽光エネルギー」を、電力に変えるシステムです。

太陽光発電で集められた電力はパワーコンディショナーにより直流電流から交流電流に変換し、家庭で利用できます。

電力会社で購入していた電力を太陽光発電の電力で賄えるため、電気代を安くできるのがメリット。

ただし、太陽光発電が利用できるのは昼間のみです。

太陽光発電は蓄電池を組み合わせることで、夜間でも電力を使えより電気代を抑えられます。

太陽光発電は元は取れるのか?【結論:元は取れる】

太陽光発電は初期費用が高額であるため「元は取れるの?」と心配になる人もいるでしょう。

太陽光発電の初期費用は、設置してから7~9年で元が取れる場合が多いと言われています。

太陽光発電は発電した電気を自宅で使えるため、電力会社の電気料金を抑えることが可能です。

太陽光で発電した電力はFIX制度により売電もでき、収入を作れます。

最近のソーラーパネルは技術進化が進み、以前のモデルに比べて多くの電力を効率的に発電できるようになりました。

ソーラーパネルの製造過程の効率化により太陽光発電の初期費用も大幅に低くなっているため、7~9年で元が取れるようになります。

太陽光発電で電気代が安くなる3つの理由

太陽光発電を住宅に導入すると、どうして電気代が安くなるのでしょうか。

ここからは、太陽光発電で電気代が安くなる理由を詳しくご紹介します。

1.発電した電気は無料で使える

通常は電力会社で使用量に応じた料金を支払わなければなりませんが、太陽光発電で集めた電力は無料で使用できます。

太陽光発電で電力を使える分、電力会社から電気を買う必要がないため電気代の節約に。

さらに太陽光発電を蓄電池と組み合わせれば、電気を蓄えておけるので夜間に電気が使えて光熱費の削減ができます。

2.電気代の単価が安くなる

電力会社の電気使用プランは、電気の使用量に応じて単価が決まることがほとんどです。

太陽光発電の電力で電気を賄うことで、電気使用量が減るため電気代の単価が下がります。

電気代の単価が安くなると、月々電気料金も安くなります。

3.再エネ賦課金の負担を軽減できる

再エネ賦課金とは再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱)の買取りに必要な費用を、電気を使用する人で賄う賦課金です。

再エネ賦課金の金額は、電力会社から電気を購入する電気量によって決まります。

太陽光発電による電力を家庭で利用すると、購入する電気量は減り再エネ賦課金の負担を減らせます。

太陽光発電で電気代をどれだけ減らせる?

太陽光発電は、どのくらいの電気料金を減らせるのでしょうか?

ここからは実際に太陽光発電によって電気代をどの程度減らせるのか、年間発電量の平均や自家消費量を元に解説します。

1.太陽光発電の年間発電量の平均

太陽光発電の年間発電量は、年間を通じて太陽から受け取るエネルギーの総量を指します。

太陽光発電協会(JPEA)によると一般的に、太陽光発電の1kWあたりの年間推定発電量は1,000kWhが目安です。

ただし、発電量は日照時間と密接な関係があり、降雪地帯や気温の違いによって変化があります。

太陽光発電の発電量は季節や気候状況によっても、変動します。

2.自家消費量は約3割

太陽光発電で発電した電気の自家消費量は、電気量全体の約3割と言われます。

年間発電量を5,000kWhとすると、自家消費量は1,500kWhです。

発電量の残り7割は電力会社に売電することになります。

自家消費量の目安が分かると、売電収入の目安も把握できます。

3.電気料金の単価目安

全国家庭電気製品公正取引協議会の公示より、電気料金の単価の目安は31円/kWhとされています。

ただし、電気料金の単価は地域によって違いがあります。

自宅のあるエリアの電気料金は、電力会社のホームページなどで確認が可能です。

太陽光発電のある家を建てる場合は、該当するエリアの電力会社のホームページなどで事前確認しておきましょう。

太陽光発電の売電収入はどのくらい?

太陽光発電で発電した電力で自家消費できなかった余剰電力は、電線を通じて各地域の電力会社に買い取られます。

太陽光発電の売電収入は、どのくらいになるのでしょうか。

FIT制度の売電価格

太陽光発電の売電価格は、「FIT制度」が適用されます。

「FIT制度」は、再生エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取る制度です。

「FIT制度」は太陽光発電を設置した場合、一定期間は安定した売電収入を得られると国に約束されています。

経済産業省資源エネルギー庁のホームページによると、2024年度の売電価格(FIT単価)は、1 kWhあたり16円です。

売電価格は10年前に比べると半分以下に下がっていますが、太陽光発電システムの設置価格も下がっています。

参照:経済産業省資源エネルギー庁「FIT制度・FIP制度」

各家庭の売電量

FIT制度で売電量は定められていますが、どれくらいの電力を売電できるかは各家庭によって異なります。

太陽光発電の発電量と自宅で消費する電気量を把握すると、ある程度の売電量を予想できます。

太陽光発電の年間発電量を5,000kWhとすると、自家消費量は3割の1,500 kWhと考えて売電量を計算してみましょう。

年間発電量の残り7割の3,500 kWhが売電できることになります。

【売電収入推計】年間売電量3,500 kWh×売電価格16円=年間売電収入56,000円

上記の計算式により、各家庭の売電収入の予想が立てられます。

太陽光発電については以下の記事でもわかりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

太陽光発電の電気代節約シミュレーション

太陽光発電により、電気代はどのくらい節約できるのか、5kWの容量の太陽光発電を自宅に導入した例でシミュレーションしてみましょう。

太陽光発電の年間発電量が5,000 kWhとすると、自家消費量(3割)が1,500 kWhです。

計算式に当てはめると

【電気料金の節約推計】31円×1,500 kWh=46,500円

となり、年間で46,500円程の電気料金の節約が可能です。

年間発電量の残り7割の3,500 kWhが売電できることになります。

【売電収入推計】年間売電量3,500 kWh×売電価格16円=年間売電収入56,000円

電気料金の節約が年間で46,500円、年間売電収入は56,000円とすると合計で102,500円の経済的メリットが生まれる計算です。

ただし、年間の日射量や家族構成、ライフスタイルによって節約できる正確な金額は異なります。

あくまで目安として参考にし、実際の数値はハウスメーカーとも相談して確認しましょう。

太陽光発電で電気代を節約する5つのポイント

太陽光発電により効率的に電気代の節約ができ、初期費用の元が取れることが分かりました。

そこで「できるだけ早く元を取りたい」と考える人もいるのではないでしょうか。

ここからは、太陽光発電で電気代を節約するポイントをご紹介します。

ポイント1.蓄電池の設置

「昼間は外出が多い」「夜間の電気消費量が多い」といったご家庭は、蓄電池がおすすめです。

蓄電池は、昼間に太陽光発電で発電した電力を蓄えられます。

太陽光発電の発電量が少ない時や夜間にも、蓄電池から電気を供給できます。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、より効果的に電気料金を節約可能です。

ポイント2.スマートハウスにする

スマートハウスとはITにより消費エネルギーを最適に制御できる家のことです。

太陽光発電や蓄電池を組み合わせて、エネルギーを効率よく利用できるのもスマートハウスの特徴になります

スマートハウスの「HEMS」システムは、エネルギーの見える化が可能です。

期間別、部屋別、機器ごとのエネルギー使用量を詳細に把握できるようになるため、消費電力を抑えられます。

HEMSシステムのあるスマートハウスは太陽光発電を効率よく活用でき、電気代を節約することが可能です。

ポイント3.電気自動車を導入する

太陽光発電で電気代を節約するには、電気自動車の導入もおすすめ。

電気自動車のバッテリーは、太陽光発電の蓄電池として利用できるからです。

太陽光発電で発電した電気を電気自動車に蓄えることで、無駄なく電気を使用できます。

電気自動車は電気でガソリン代を賄えるので、ガソリン代の節約にもなります。

ポイント4.夜間の電力消費を抑える

一般的に電力消費が多い夜に、電力消費を抑えることも大切です。

夜は自宅に帰宅してエアコンを動かすことや夕食の支度、照明を必要とするため、電気の使用が増えます。

夜はエアコンの温度調整やこまめに照明を消すことで、節電可能です。

太陽光発電と家庭用蓄電池を併用すると、太陽光発電の電力を夜間でも使えるようになり、効率的に節電ができます。

ポイント5.余った電気を売る

太陽光発電で余った電気は、電力会社が買い取ります。

自宅で消費できない余剰電力は、売電することで収入を得られます。

特に発電量が大きかった日は、売電価格もアップしやすくなります。

【施工事例】太陽光発電する平屋の家

空間工房「LOHAS」の静岡県富士宮市に建つ、「太陽光発電」をする平屋の施工事例です。

再生可能エネルギーの太陽光発電を利用して、効率的に電力を使える快適な家が完成しました。

間仕切りをなるべく減らした室内は、開放的な空間に。

子供の成長に合わせて仕切りを設置できる柱を配置しています。

窓は結露を防ぐために、サーモスXトリプルガラスを採用しています。

太陽光発電を導入し電気代を節約しながら、家族が快適に暮らせる空間を実現しました。

まとめ|太陽光発電の家を安く建てたいならスマートハウスがおすすめ

自宅に太陽光発電を導入する場合は、スマートハウスがおすすめです。

スマートハウスの「HEMS」システムを活用すると、太陽光発電の発電量や売電量、現在の消費電力について確認ができます。

HEMSにより、太陽光発電システムはさらに効率よく使えます。

今回の記事を参考に、太陽光発電を活用できる「スマートハウス」をぜひ検討いただけると幸いです。

スマートハウスを検討している場合は、実績のあるLOHASにお気軽にご相談ください。

太陽光発電や蓄電池の詳細についても、丁寧に回答いたします。

著者情報

寺﨑幸治 

空間工房LOHAS代表。「富士山のエネルギーを紡いだ木を活かし、家族の思い出を畳みこんで、住めば住むほど心身共に 健康になり子の代まで価値ある資産として住み継いで行ける、自然素材の家づくり」を平成17年から続けている。2022年現在建てた住宅は200棟以上。 輸入には頼らず、静岡県富士市にあり、地産地消で森を守りながら次世代まで永く住みつなぐ家を造る。

 

空間工房LOHASでは静岡・富士山嶺の気候風土を生かし、富士ひのきや天然素材にこだわった高性能で自然環境や住まう人に優しい家創りをしている工務店です。

また、世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の賛助会員工務店として、静岡県東部で初のパッシブハウス認定住宅も建築しております。

パッシブハウス

施工事例はこちら→太陽光発電する平屋の家 in 富士市

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