秋から冬へのうつろい

2008年11月7日

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寺崎幸治

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寺崎幸治

春の「春愁」に対して、秋は「秋思（しゅうし）」。
春・秋ともに、はっきりとした季節の夏・冬をつなぐ、移り変わりの役割があります。
日本人は古来より、春と秋の季節に名残を感じるそうです。
うつろい。
少しづつ、雨や風の夜の後は速度を増して、うつろいが進んでいきます。
木々のうつろいを見ると、誰に何を言われるのでもなく、ただ淡々とおのれの役割を果たしているようです。

毎朝の散歩コースの公園のうつろい。
もう葉を落として冬したくを終えた木もあれば、まだもう少し葉による色彩のグラデーションを楽しませてくれる木もあります。
この公園のように、落葉樹で、違った種類の木が共存している様子は変化に富んでいます。
人も同じですよね。
同じような見た目でそろっていても、どこか元気がない人。
対して、この木々のようにひたむきな個性があったほうが素敵だと思います。
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